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マンションと戸建てはどちらがよいのか特徴を徹底比較!住みやすさから費用の違いまでプロが解説

家づくりの基本

2022/09/16

2023/09/26

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

マンションと戸建てはどちらがよいのか特徴を徹底比較!住みやすさから費用の違いまでプロが解説

いざマイホームを購入しようと考えた際、マンションか戸建てかで悩む方も多いですよね。

とはいえ、マンションと戸建てのどちらがいいのかという問いに対して絶対的な答えは存在しません。
マイホームに対して何を望み、何を優先するのかによって判断は異なってくるでしょう。

そこで、今回の記事では両者の特徴をさまざまな観点から徹底比較してみました。

マンションと戸建ての特徴を比較しよう

ここではまず、マンションと戸建ての特徴を見ていきましょう。項目ごとに一般的な違いをまとめてみました。

【立地】
◇マンション
駅近で利便性の良い物件が多く、商業施設も充実している
◇戸建
駅から離れていることが多いが、ロードサイド店が近隣にあるケースも増えた

【間取り・デザイン】
◇マンション
設計自由度は低い
◇戸建
注文住宅であれば間取りやデザインを好きに設計できる

【快適性】
◇マンション
気密性や断熱性は高く、冷暖房効率は良い
◇戸建
広さが確保出来、騒音に対する悩みは少ない

【セキュリティ】
◇マンション
オートロックや防犯カメラ等充実している
◇戸建
道路から家が見えている

【災害対策】
◇マンション
耐火性・耐震性に優れている
◇戸建
特に木造住宅の場合は不安が大きい

【バリアフリー】
◇マンション
室内に段差が少なく、バリアフリー設計が基本
◇戸建
上下階への移動が負担、バリアフリー対策は必要

【管理・修繕】
◇マンション
管理費や修繕積立金がかかる
◇戸建
自己責任の為、貯蓄して修繕対策を行う必要あり

【資産価値】
◇マンション
耐用年数が長く、資産価値は緩やかに減少する
◇戸建
耐用年数は短いが、土地の資産価値は一定

 

マンションと戸建てでは「お金」に関しても違いがあります。
ここからは税金・販売価格・資産価値の3つの観点から違いを詳しく比較しましょう。

マンションと戸建ての”税金”の違い

マイホームを購入すると毎年「固定資産税」と「都市計画税」が課税されます。
それらは毎年1月1日時点で不動産「土地と建物」の所有者に課される地方税であり、税率は以下の通りです。

●固定資産税:課税対象額に対し1.4%
●都市計画税:課税対象額に対し0.3%
※課税対象額は固定費の評価額(各自治体が3年に1度、見直しを行う)を基に計算される

このうち固定資産税は軽減措置の対象です。
具体的には、一戸建て・マンション問わず200㎡以下の住宅用地は課税標準額が1/6に軽減されます。

また、建物についても新築であれば1/2の軽減措置がありますが、一戸建てかマンションかで適用期間が異なるので注意しましょう。
● 一戸建て:3年間
● マンション:5年間
固定資産税や都市計画税といった税額の観点で言えば、一般的にマンションのほうが割高になると言われています。

その理由として、主に以下の2点が挙げられるでしょう。

●戸建てよりもマンションの方が駅近で土地の評価が高い
●戸建てよりもマンションの方が減価償却期間が長く評価が下がりにくい
●戸建ての方が床面積が広く、軽減措置の恩恵を受けやすい

減価償却期間が長いと、固定資産税を算出する際の評価額が高くなるため、結果として税額が上がります。

また、戸建ての方が床面積が広いため先に述べた軽減措置の恩恵を受けやすいといえるでしょう。

マンションと戸建ての”販売価格”の違い

マンションと戸建てを検討するにあたって、どれぐらいの費用が必要になるのか気になる方も多いですよね。「2020年度フラット35利用調査」によると、物件の種類別の購入価格平均は以下のようになっています。

注文住宅    平均購入価格:3,534万円
建売住宅    平均購入価格:3,495万円
土地付注文住宅 平均購入価格:4,397万円
新築マンション 平均購入価格:4,545万円
中古戸建    平均購入価格:2,480万円
中古マンション 平均購入価格:2,971万円

平均値ですから、物件の広さや築年数によっても大きく価格は変動します。
住宅購入を検討する際は不動産会社に相談したうえで、複数の物件を比較検討するようにしましょう。

マンションと戸建ての”資産価値”の違い

マンションと戸建てでは資産価値の仕組みが大きく異なります。

マンションの資産価値は土地と建物の区分所有で成り立ち、一棟の価値が下がればそれに合わせて専有部分の価値も下がります。

しかし、戸建てに比べればマンションの方が作りが頑丈であるため、資産価値の下がり方としては穏やかでしょう。

それに対し、戸建ての資産価値は建物部分が下落しやすいといった特徴があります。

一方で土地については一定以上の面積を確保できることから、建物部分の価値が下がったとしても土地はそのまま活用可能です。
資産価値の観点において、戸建ては土地がメインで建物はあくまでもサブといった見方ができるかもしれません。

ただ最近では、将来売却する際に建物の評価をきちんと行い一定の価値を獲得する「スムストック住宅」も登場してきました。

マンションのメリット

ここまで環境や費用などの項目ごとに違いを見てきましたが、
ここではマンション、戸建てのメリットとデメリットをまとめて見ていきましょう。

マンションのメリットとして、主に以下の4点が挙げられます。

●利便性が高い
●セキュリティが充実している
●共用施設・設備が整っている
●室内がフラットで暮らしやすい

さっそく一つずつ見ていきましょう。

利便性が高い

マンションのメリットとして、利便性が高い点がまず挙げられるでしょう。

戸建てほど土地面積を必要としないことから、駅の近くや商業施設の近くに建っているケースが多く、生活の利便性がよいといえます。

条件が良くなるほど価格が上がるというデメリットはあるものの、とにかく利便性を重視したいという方にとってマンションは魅力的でしょう。

セキュリティが充実している

一般的に、多くのマンションではセキュリティが充実しています。

共用部の防犯カメラやオートロックをはじめ、女性の一人ぐらいであっても安心して住めるでしょう。

中には管理者が常駐していて共用玄関から入ってくる人を監視しているケースもあるほか、夜間の見回りや24時間の警備体制を敷いている物件も見受けられます。

もちろん、戸建てであっても防犯カメラや監視システムなどのセキュリティ対策を充実させることはできます。
しかし、それらはすべて費用が自己負担となるため、人によっては導入を躊躇してしまうかもしれません。

共用施設・設備が整っている

近年普及しているモニター付きのインターフォンをはじめ、宅配ボックスなどの設備はセキュリティ面でも住みやすさの面でも嬉しい設備のひとつです。

また、戸建てと異なりマンションではゴミ捨て場も共用の施設として備わっています。

最近ではゴミ出し時間を制限しているマンションもあるものの、多くは24時間いつでもゴミを出すことが可能です。
そのため収集日まで部屋や玄関付近にゴミ袋を置いておく必要がなく、不衛生で困るといったこともないでしょう。

そしてマンションの中には共用設備としてゲストルームを備えていたり、グレードが上がればスポーツジムやフィットネスクラブを備えていたりするケースも。

また管理人と別にコンシェルジュを置いているマンションも見受けられます。

コンシェルジュとは住民の生活をサポートする人のことで、タクシーの手配やクリーニング等のちょっとした取次などを住民に代わって行ってくれます。
こうしたサービスを享受できるのはマンションならではといえるでしょう。

室内がフラットで暮らしやすい

標準的なマンションの住戸はワンフロアであり、室内に階段がありません。

そのため一戸建てに比べて小さい床面積であっても狭さを感じにくい、といった特徴があります。

また、室内に段差がないことから小さい子や高齢者であっても安心して暮らせるでしょう。
若いときは階段の上り下りを苦痛に感じることは少ないかも知れませんが、歳を重ねると階段がしんどく感じてしまうケースは少なくありません。

室内の段差がないフルフラットフロアが主流になっている近年のマンションは、老若男女問わず人気を集めています。

そして住戸内の導線といった意味でもマンションはわずらわしさが少ないことが特徴です。家事のために上下を行き来する必要がないため、家事に育児に忙しい方にとって嬉しいポイントでしょう。

マンションのデメリット

マンションのメリットの次は、デメリットについても見ていきましょう。
●騒音問題が生じやすい
●管理費・修繕積立金、駐車場代が必要
●リフォームやリノベーションに制限がある

騒音問題が生じやすい

戸建てと異なり、マンションは複数の住戸が隣り合っています。

そのため、時には隣や上下階に自分たちの生活音が響いてしまうほか、逆に隣や上階からの騒音に悩まされるケースもあるでしょう。

人が生活している以上、まったくの無音で過ごすことはまず不可能です。

寝室がマンション共有の廊下に接していますと、他人の足音で目を覚ますこともあるようです。

しかし実際に音を原因として住民間にトラブルが生じることは多く、夜間や休日の朝など時間帯によっては普段以上に気を遣う必要があるでしょう。

音以外でも臭いの問題もたまに聞きます。バルコニーからタバコの臭いがどこからともなく漂ってくることも。

小さい子どもがいる家庭はもちろん、仕事の帰りが遅くなりがちな人にとってマンションはストレスを感じやすい住環境といえるかもしれません。

管理費・修繕積立金、駐車場代が必要

マンションでは毎月のローン以外に「管理費」や「修繕積立金」、「駐車場代」がかかります。

そのため、戸建てに比べると月々の支払いが割高に感じてしまう方もいるかも知れません。

マンションによって違いはあるものの、新築時で管理費と修繕積立金をあわせて月2~3万円となります。

築年数が経過してきますと、修繕費が増額となり合わせて月4~5万円のケースもあります。また駐車場の利用も必要となれば、その分さらにお金を用意しておかなければならないでしょう。

管理費や修繕積立金を支払うことによってある程度整った快適な環境で暮らせるため、それらの支払いに意味がないわけではありません。

しかし、経済的に負担を感じてしまうケースが多いのもまた事実です。居住年数を考えた計画が必要になってきます。

リフォームやリノベーションに制約がある

マンションでリフォームやリノベーションが認められているのは、専有部つまり室内に限られます。

また、窓やベランダ・バルコニーといった設備は共用部として扱われることに注意が必要です。入居者が勝手にサッシや窓ガラスを交換することはできません。

マンションによってリフォームやリノベーションのルールは異なるため、入居前に管理規約を確認しておくように心がけましょう。

戸建てのメリット

次に、戸建てのメリットを見ていきましょう。
●プライバシーに配慮した生活ができる
●都会の喧噪から離れられる
●管理費や修繕積立金、駐車場代の支払いがない
●土地が資産として残る

プライバシーに配慮した生活ができる

隣人とのトラブルが生じやすいマンションに対し、独立している戸建はトラブルが起こりにくいといったメリットがあります。

特に子育て中の家庭では子どもによる騒音が避けられず、近所に迷惑をかけていないかとハラハラしたことがある方も多いのではないでしょうか。

戸建てであれば上階から聞こえる足音や隣人のおしゃべりが気にならないことはもちろん、自分たちの生活音が周囲に響いていないかと気を遣う必要もありません。

大声を出したり、楽器を演奏したい時には戸建ての良さを感じるでしょう。またプライバシーの確保といった点においても、戸建てに軍配が上がります。周囲との距離があることから、家族構成や不在になりがちな日、時間帯を推測されにくいでしょう。

都会の喧噪から離れられる

戸建ては都市部に限らず、郊外に立地しているケースも多く見受けられます。

郊外であればあるほど敷地面積も広く自然が豊かなエリアとなりやすく、のびのびとした環境で暮らしたいと思っている方にとってはこの上ない環境といえるでしょう。

管理費や修繕積立金、駐車場代の支払いがない

マンションに比べ、土地の購入費用や設計・建築費用など初期費用は高額になる傾向があります。

しかし、戸建てであれば管理費や修繕積立金、駐車場代といった支出が必要ありません。

その分自分で管理やメンテナンスをしなければならないものの、それらを実行する時期や内容、金額は自由に決められます。
毎月固定で一定の追加費用が生じるマンションに対し、金銭的な負担を感じにくいといえるかもしれません。

土地が資産として残る

一戸建てを購入した場合、建物に加えて土地も自身の所有物となります。

どんな建物であれ時間経過とともに経年劣化は避けられず、また資産価値も低下します。一方、土地については時間経過と共に価値が低下するようなことはありません。

周辺環境の変化や市場の変化によっては購入時よりも価値が上がる可能性もあることから、将来の資産価値は安定しているといえるでしょう。

戸建てのデメリット

戸建てにはいくつかのメリットがある一方で、デメリットも存在します。

自分の責任で建物を維持管理する必要がある

マンションでは管理費・修繕積立金を支払う代わりに、管理会社が定期的に必要なメンテナンスを手配してくれます。

それに対し、一戸建てはそのすべてが所有者の責任です。お金をかければ建物をよい状態でキープできますが、お金をかけなければ傷みが進んでしまいます。

また、お金がないからと長期間にわたって放置したことで傷みが深刻化し、予想もしない金額が生じてしまったというケースも少なくありません。

セキュリティ面のリスクが高い

戸建ては公道に面しており、窓が多いことから不審者が侵入しやすく空き巣などに狙われやすいといったデメリットがあります。

外出時にはすべての窓に施錠したかどうか必ず確認するのはもちろんのこと、万が一に備えて貴重品等の管理にも気を配る必要があるでしょう。

自動車の盗難も増加してますが、ほとんどが戸建て住宅の駐車場からの盗難です。

自動車の出し入れのしやすさが狙われています。

最近ではホームセキュリティを導入する戸建ても見受けられるものの、費用は全額自己負担となるほか、それ相応の金額になるケースがほとんとです。

家事動線が複雑になりやすい

戸建ては一般的には2階以上のフロアから構成されており、家事動線が複雑になりやすいといえます。

また、生活に欠かせないスペース(寝室や浴室など)が2階にある間取りは注意が必要です。

若いうちは特段不便を感じませんが、歳を取ったときに負担を感じてしまう可能性が高いでしょう。

車いす生活を考慮した時に不便を感じる動線なのか検討しておくと良いです。

戸建てかマンションか決められない場合のアドバイス

ここまで戸建てとマンションの違いについて見てきましたが、実際に決めるとなると決断が下せない人も多いですよね。

どちらにもそれぞれメリット・デメリットがあり、個々の描くライフスタイルや希望条件によっても選択肢が異なります。

人生でそう何度もない大きな決断を自身で下すことはそう簡単ではなく、できれば一度物件探しのプロに相談してみるとよいかもしれません。
きっと自分では気づけなかった視点に出会えるはずです。

また、相談する場合は一社だけに絞らず複数の不動産会社に相談した上で、比較検討することをおすすめします。

まとめ

今回の記事ではマンションと戸建て、それぞれの特徴についてお伝えしました。

両者では住まいの特徴が大きく異なるほか、入居時や入居後にかかる費用にも差があります。その為にもライフプランをきちんと立てることを推奨しています。

なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の予算計画からもご相談を承っております。サービス詳細は以下をご参照ください。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

運営会社情報

  • 会社名

    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

  • 代表者

    :渡辺知光

  • 本社
    所在地

    :〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002

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