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注文住宅の基礎知識-成功の秘訣をファイナンシャルプランナーが解説!-

家づくりの基本

2022/10/18

2023/08/25

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

注文住宅の基礎知識-成功の秘訣をファイナンシャルプランナーが解説!-

マイホームを検討し始めて、注文住宅に魅力を感じているものの購入になかなか踏み切れない人も多いのではないでしょうか。

注文住宅はこだわりたいポイントを反映させて理想の家づくりができる一方で、コストの高さや実際のイメージがしにくいなどの懸念点があります。

そこで、今回は注文住宅の基本的知識やメリット・デメリット、成功させるポイントについてまとめてみました。

注文住宅とは?

注文住宅とは、購入希望者が注文をしてから建てられる住宅のことを指します。

注文住宅に対しては、自分好みのデザインで全て自由に建てられることをイメージする人も多いかもしれません。

しかし、自分で全てを作り上げていくものだけが注文住宅というわけではありません。

注文住宅には、大きく分けて3つの種類があります。

●フルオーダー
●セミオーダー
●規格住宅

この3つのラインナップを持っているハウスメーカーや工務店は実は多いです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

注文住宅の種類:フルオーダー

フルオーダーは家をゼロから作り上げていく住宅のことです。

間取りやキッチン・風呂の設備といった大きな部分はもちろん、スイッチの高さやフローリングに用いる素材といった細かい部分まで、自分好みのデザインにできます。

それなりの時間とコストはかかるものの、理想の家が建てられるのはフルオーダーならではの魅力であり、家づくりに対して強くこだわりのある人に向いているでしょう。

注文住宅の種類:セミオーダー

セミオーダーはある程度の仕様が決められており、用意されたバリエーションから選択する住宅のことです。フルオーダーに比べて自由度は高くありませんが、それなりの要望は実現されられます。

また、細かな部分まで決めていく必要がないため、家づくりをスムーズに進めやすいのも利点です。

とはいえ、間取りや設備などの仕様を決められる範囲はハウスメーカーや工務店によって異なるため注意しましょう。

フルオーダーのように時間やコストを十分にかけられないものの、ある程度こだわりたいポイントがある人におすすめです。

注文住宅の種類:規格住宅

工務店やハウスメーカーが用意した規格に沿って家を建てるのが、「規格住宅」です。

ハウスメーカーによってはプラン集が用意されていて、その中から好みのプランを選んでいきます。

規格はプロの設計士が間取りやデザインしたものに基づいているため、住みやすさや耐震構造について十分に考えられています。そのため、家づくりに対してのトラブル回避に繋がるでしょう。

しかし、複雑な形をしている土地や狭小地などでは建設ができない可能性があるため、土地選びの際に気を付けなくてはなりません。

決められたマニュアルに沿って進んでいくので、短期間かつローコストで建てたい人に向いています。

建売住宅との違い

上記のように注文住宅には種類があることを理解したところで、建売住宅との違いについても見ていきましょう。

注文住宅は注文してから家を作り始めるのに対して、建売住宅は出来上がっている住宅を土地と一緒に販売しています。

一番の違いは土地と建物別々に購入する場合よりも割安に購入出来ることです。

一般的には土地価格が少し割安のケースが多いことと、土地購入時の諸経費(仲介手数料等)を安く抑えられます。

多くの建売住宅は建物の仕様変更は出来ないので、どこまで満足度の高い建物を見つけられるかによります。

家を購入する目的は人それぞれであるため、注文住宅と建売住宅のどちらが優れているといったことは一概にいえないでしょう。自分のニーズをきちんと見極めた上で適したほうを選ぶことが大切です。

注文住宅のメリット

注文住宅のメリットは、主に次の3つです。

① 自由度が高く自分好みにデザインできる
② 予算調整ができる
③家が出来上がる過程を確認できる

それぞれ見ていきましょう。

①自由度が高く自分好みにデザインできる

注文住宅の最大のメリットは自由度が高く、「こだわりの実現がしやすい」という点です。外観や間取り、細かい部分まで理想を反映できるのが魅力でしょう。

そのため、一般的には収納スペースを広く取る間取りをよく見かけますが、物を多く持たず今後も増やす予定がない人であれば収納スペースを削った間取りにもできます。

自分にとって不要と感じるポイントをなくすことで、住んだ時の快適さをより高められるでしょう。また、オリジナルのマイホームは愛着が湧きやすいことに加え、建売住宅に比べると満足度の高いものになるでしょう。

②予算調整がある程度できる

マンションや建売住宅の場合、すでに決められている金額で購入しなくてはなりません。

しかし注文住宅の場合であれば、こだわらないポイントはグレードを下げることでコストダウンも可能です。キッチングレード変更だけでも100万円変わったりします。

注文住宅においては、予算内でおさまるように調整しながら家を建てられるのが利点ともいえます。

③家が出来上がる過程を確認できる

注文住宅では注文してから着工となるため、家が建つまでの過程をリアルタイムで確認できます。

また、最初から完成している建売住宅と異なり、施工業者にとっても依頼主がいつ確認しに来るかわからないプレッシャーがあります。

そのため、常にどこかで緊張感を持ちながら仕事をしなくてはならず、結果として手抜き工事が減ることにも繋がるでしょう。

中には住宅完成後の最終的な点検を第三者機関に依頼している会社も少なくありません。

そうした点を踏まえても、注文住宅は建売住宅よりも欠陥住宅となる恐れが低いといえます。

注文住宅のデメリット

注文住宅のデメリットは、主に次の3つです。

① コストが高い
② 実物が見れないためイメージにしにくい
③入居するまでに時間がかかる

それぞれ見ていきましょう。

①コストが高い

注文住宅はゼロから家を作り上げるため、建売住宅と比べるとどうしてもコストが高くなってしまいます。

また土地に関していえば、建売住宅では業者が土地を一括購入したうえで住宅を建設するため一定の割引が利きますが、注文住宅の場合はそうもいきません。

そのため、土地を一般価格で購入しなくてはならず、必然的にコストが高くなります。

土地に関してはコストカットが難しい一方、昨今では品質が高くローコストな建築素材も登場してきました。

内装については、特段こだわるポイントがなければ価格を抑えることも可能です。

②実物が見れないためイメージしにくい

注文住宅は家が出来上がらない限り、実物を確認できません。間取り図だけではどうしてもイメージがつかみにくいのが難点です。

昨今ではCGやVRなどを使って出来上がりイメージ図を見ながら打ち合わせをするケースが増えつつあるものの、部屋への光の入り方などの詳細は反映されていないことに注意しなければなりません。

また、モデルハウスは広い部屋に高いグレードの内装を施しているケースが多く、予算によってはあまり参考にならない恐れがあります。

家が完成して入居したあと、「思っていたような住み心地ではなかった」という事態を避けるためにも、前もって施工業者と念入りな話し合いをするほか、認識のすりあわせをしておくことが大切です。

③入居するまでに時間がかかる

好きなタイミングで入居できる建売住宅と異なり、注文住宅は注文してから建築工事が始まるために入居までの時間が長くなります。

スムーズに注文まで進んだとしても、そこから実際に家が建つまでには多くの時間が必要です。また、たとえ着工したとしても天候や建築資材の入荷状況によって建築スケジュール通りにいかないことも少なくありません。

そうした可能性があることも踏まえ、建築スケジュールには余裕を持たせるようにしましょう。

注文住宅のスケジュール

注文住宅を購入する際の一般的なスケジュールは以下の通りです。

1. 計画を立てる
2. 着工の準備をする
3. 工事完了後、引き渡しをする

計画を立てる

スムーズに家づくりをスタートさせるためには、下記3つのポイントについて計画を立てることが大切です。

●予算
●土地探し
●家のイメージ

家のイメージが湧きにくいといった場合、SNSが役立ちます。注文住宅を建てた人の投稿もあれば、ハウスメーカーによる投稿も増えているため参考になるでしょう。

良いことや悪いこと、正しいことや間違ったこと等様々な投稿が多いので情報に振り回され過ぎないように気を付けてください。

また、土地探しにおいてはハウスメーカーに相談するほか、実際に購入したいエリアがあれば売地がないか出向き不動産屋に聞くのもひとつの手です。その際、周囲の環境や公共施設が近くにあるかどうかといったこともあわせて確認するようにしましょう。

着工の準備をする

土地が決まったら着工に向けて、以下の準備を進めていきましょう。

●施工業者に見積もりを依頼する
●住宅ローンを検討する
●土地の契約をする
●ハウスメーカーを決定する

特に、住宅購入時の資金計画では同時進行することが多く、手続きが複雑になりがちです。住宅ローンは金融機関、土地の情報は不動産会社、建物プランは施工会社と依頼先が異なるため、ひとつずつ焦らずに確認しましょう。また、不安や疑問に思うことがあればその都度解消していくことが大切です。

着工から引き渡し

間取りや仕様について決定したうえで費用を算出し、建設工事請負契約を交わします。施工が始まれば完成・引き渡しまで、特段依頼主がすることはないでしょう。

とはいえ、自然災害や資材の入荷遅延など予期せぬ事情で工事スケジュールの変更があることも少なくありません。施工業者とこまめに連絡を取り、進捗状況について適宜確認するように心がけましょう。

注文住宅の費用相場と金額内訳

ここでは、注文住宅を建てる際の費用相場と内訳についてまとめてみました。

費用相場はどのくらい?

土地を含んだ新築注文住宅の費用相場は、全国平均で4,606万円です。(国土交通省住宅局「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」より)

東京・名古屋・関西圏の三大都市は土地の費用が高騰していることもあって、割高の傾向にあります。

また、一般的な費用相場として、建築予算の約3〜4割を土地購入に充てるケースが多い気がしますが、都心部では5~6割が土地購入費になることも。

土地代を抑えることで建物に予算をあてられる金額が増えますが、利便性が高い土地にこだわるのであれば建物のコストを抑えなければなりません。

エリアにこだわるのか、居住性能にこだわるのか。自分がどこに重きを置くかを考えてから、土地を検討することが大切です。

土地と建物の金額内訳は?

注文住宅を建てる際にかかる費用は、大きく分けて次の3つです。

● 土地の購入費用
● 建築費用
● 諸費用

この中でも土地の購入費用と建築費用が多くの割合を占めています。また、諸費用として税金や住宅ローンの手続き、引っ越しに伴う費用が挙げられます。

諸費用はあまり負担が大きくないと考える人もいるかもしれませんが、ひとつひとつの金額が合わさるとそれなりの金額になる恐れがあるので注意しましょう。

注文住宅を成功させるためのポイント

メリットとデメリットを踏まえて、注文住宅を成功させるためのポイントは次の3つです。

● 予算オーバーにならないように調整する
● ライフスタイルに見合った設計にする
● 業者選びを慎重にする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

予算オーバーにならないように調整をする

注文住宅はある程度の予算調整は可能ではあるものの、予算オーバーになることも珍しくありません。

その理由のひとつとして、家づくりを進めていく途中でこだわりたいポイントが増えてしまうことが挙げられます。
そのため、あらかじめ優先順位を明確にしておくようにしましょう。

また、ハウスメーカーや工務店によって見積もり内容や予算は大きく異なります。

特に、ローコスト住宅を売りにしている業者の場合は気をつけましょう。
標準装備が十分ではなく結果的に当初の見積もりより割高になってしまうケースも少なくありません。

複数の業者に見積書を取るのはもちろん、余裕のある予算計画が必要です。

ライフスタイルに見合った設計にする

ライフスタイルは人によってさまざまなため、自分たち家族にとってどのような生活動線が暮らしやすいのかを考えた上で間取りを設計することが大切です。

生活動線がスムーズでないと暮らしにくくなることに加え、家に対しての満足度も下がってしまいます。

また、居住スぺ―スを多く取りすぎるあまり収納が足りなくなってしまうことも少なくありません。

たとえば子供部屋の面積を狭くするのであれば、ファミリークローゼットを作るなどして十分な収納スペースを確保するといった工夫をするとよいでしょう。

また、現在のライフスタイルに合わせた間取りを心がける一方で、将来暮らしやすい家であるかどうかも同時に考えることが大切です。

業者選びを慎重にする

人によってこだわりポイントが異なるように、建築業者によっても売りにしているポイントが異なります。
そのため、自分の意向と見合う業者を選ぶようにしましょう。

設計者と直接打ち合わせをする機会があるかどうか、またアフターフォローはしっかりしているかどうか、複数の項目で各業者を比較検討することが大切です。

成功させるためには成功ポイントだけでなく失敗例やトラブルの回避方法も知っておきましょう。下記記事で解説していますのでぜひご覧ください。

注文住宅によくある失敗例と対策をプロが解説-後悔しない家づくりのポイント

注文住宅でよくあるトラブル事例をプロが解説-予防法と相談先-

まとめ

今回の記事では注文住宅のメリットやデメリット、成功するためのポイントについて紹介しました。

家の購入は人生で一度あるかないかの大きなイベントです。理想の家を建てるためにも、業者との綿密な打ち合わせは欠かせません。

家の建設に充てられる費用を明確にした上で、予算内で希望に近いデザインや間取りとなるように話を進めていくことが大切です。

また、注文住宅は細部まで自分の好みを反映できる一方で、コストが上がりやすい・工期が読みにくいといったデメリットも存在します。

そうしたデメリットを踏まえても、こだわり抜いた住まい・愛着の持てる住まいを手に入れたいといった方は注文住宅という選択肢を前向きに検討するとよいでしょう。

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記事コンセプト

ハウスメーカーの垣根を超えて地域ごとに担当者をご紹介しておりますので、まずは希望地域を絞って頂き、その地域に登録している担当者の様々な趣味嗜好や家づくりに対する熱い思いを確認してください。
きっと皆さんの家づくりに対するこだわりをきちんと受け止めてくれて、どうすればその夢を解決できるのか一緒に悩みながらも満足のいく家づくりを導いてくれる担当者に出会えるはずです。
担当者との偶然の引き合わせも良いかもしれませんが、ご自身で家づくりのパートナーを指名してしてください。

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

運営会社情報

  • 会社名

    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

  • 代表者

    :渡辺知光

  • 本社
    所在地

    :〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002

  • アクセス

    :地下鉄日比谷線築地駅より徒歩3分

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