注文住宅を建てる9つのステップと所要期間を徹底解説
家づくりの基本
2024/08/13
2024/08/13
注文住宅を建てることは、人生の中でも大きな決断の一つです。土地探しから完成まで、多くのステップを踏む必要があります。この記事では、注文住宅を建てる流れと期間について、土地探しや会社選びのポイントも含めて詳しく解説します。家づくりの全体像を把握し、スムーズに進めるための参考にしてください。
エリアや予算など、条件の優先順位を決める
注文住宅を建てる際、最初に考えるべき重要なポイントは、エリアや予算などの条件です。これらの条件の優先順位を決めることで、その後の家づくりがスムーズに進みます。ここでは、条件の優先順位を決める際の具体的なアプローチについて詳しく見ていきましょう。
「住みたい場所」「いくら出せるか」がスタート
注文住宅を建てる際の出発点となるのが、「住みたい場所」と「予算」です。これらは家づくりの根幹となる要素であり、最優先で検討すべき事項です。
「住みたい場所」を決める際は、以下のような点を考慮しましょう。
通勤・通学の利便性:毎日の生活に大きく影響するため、重要な要素です。
周辺環境:買い物や医療施設へのアクセス、治安、自然環境などを確認します。
将来性:地域の発展計画や人口動態なども考慮に入れると良いでしょう。
子育て環境:子どもがいる、または将来子どもを持つ予定がある場合は、学校や公園の有無なども重要です。
「予算」に関しては、以下の点を押さえておきましょう。
総予算:土地代と建築費用の合計額を設定します。
住宅ローンの返済可能額:月々の返済額を試算し、無理のない金額を設定します。
諸経費:登記費用、仲介手数料、外構工事費用なども忘れずに計上しましょう。
予備費:想定外の出費に備え、総予算の5~10%程度を見込んでおくと安心です。
暮らしの希望を整理することで、建てる会社選びの基準になる
エリアと予算が決まったら、次は具体的な暮らしの希望を整理しましょう。これは、建築会社を選ぶ際の重要な基準となります。
暮らしの希望を整理する際のポイント
家族構成と生活スタイル:現在の家族構成だけでなく、将来的な変化も考慮します。
間取りの希望:LDKの広さ、部屋数、収納スペースなどの希望を具体的にイメージします。
デザインの好み:和風、洋風、モダンなど、好みのスタイルを明確にします。
こだわりのポイント:例えば、大きな吹き抜け、広いテラス、書斎スペースなど、特にこだわりたい点を挙げます。
省エネ性能:光熱費の削減や環境への配慮を重視する場合は、高断熱・高気密住宅などを検討します。
耐震性能:地震に強い家を希望する場合は、耐震等級や制震装置の有無などをチェックします。
メンテナンス性:将来のメンテナンスの手間や費用を考慮し、外壁材や設備の選択を行います。
これらの希望を整理することで、自分たちに合った建築会社を選ぶ際の明確な基準ができあがります。例えば、デザイン性を重視するなら、デザイン住宅に強い会社を、高性能住宅を希望するなら、省エネ技術に優れた会社を選ぶといった具合です。
また、これらの希望を優先順位付けすることも重要です。すべての希望を叶えようとすると予算オーバーになる可能性があるため、「絶対に譲れない」ポイントと「あれば嬉しい」ポイントを区別しておくと、後々の調整がスムーズになります。
エリアや予算、暮らしの希望など、条件の優先順位を丁寧に決めていくことで、理想の家づくりへの道筋が見えてきます。この段階でしっかりと検討を重ねることが、満足度の高い注文住宅を実現する鍵となるのです。
注文住宅を建てる流れと期間
注文住宅を建てる過程は、多くのステップを含む長期的なプロジェクトです。ここでは、その流れと期間について詳しく解説していきます。全体像を把握することで、スムーズな家づくりの参考にしてください。
大きく分けて9つのステップ。検討から入居まで約1年~1年半はみておこう
注文住宅を建てる流れは、大きく分けて以下の9つのステップで構成されます。
1. 情報収集と計画立案
2. 土地探し
3. 建築会社選び
4. 土地購入
5. 住宅ローン選び
6. 設計・プラン作成
7. 見積もりと契約
8. 着工から完成まで
9. 引き渡しと入居
これらの全工程を経て、検討開始から入居までおよそ1年から1年半程度かかるのが一般的です。ただし、土地探しに時間がかかったり、プランの検討に時間をかけたりする場合は、さらに長期化することもあります。余裕を持ったスケジュール管理が大切です。
土地と建築会社探し
土地と建築会社探しは、注文住宅を建てる上で最初の重要なステップです。この段階でしっかりと時間をかけて検討することで、その後の家づくりがスムーズに進みます。以下、土地と建築会社探しについて詳しく解説していきます。
土地探し
土地探しでは、以下のポイントに注意しながら進めていきましょう。
情報収集:不動産会社や不動産ポータルサイトを活用し、希望エリアの物件情報を集めます。
現地調査:気になる土地があれば、必ず現地を訪れて確認します。周辺環境や日当たり、騒音などをチェックしましょう。
法的制限の確認:建ぺい率や容積率、用途地域などの法的制限を確認し、希望の家が建てられるかを調べます。
地盤調査:土地の安全性を確認するため、過去の災害履歴や地盤の状況を調べます。必要に応じて地盤調査を依頼することも検討しましょう。
インフラの確認:上下水道、ガス、電気などのインフラが整っているか確認します。
将来性の検討:周辺の開発計画や人口動態などを調べ、将来的な資産価値も考慮します。
土地探しには通常1~2ヶ月程度かかりますが、希望通りの土地が見つからない場合はさらに時間がかかることもあります。焦らず、じっくりと良い物件を探しましょう。
建築会社探し
建築会社選びも慎重に行う必要があります。以下のポイントを参考に、自分たちに合った会社を探しましょう。
情報収集:住宅展示場の見学や、ハウスメーカー・工務店のホームページを確認し、幅広く情報を集めます。
実績の確認:過去の施工例や顧客の評判を調べ、信頼性を確認します。
得意分野の把握:デザイン、性能、コストパフォーマンスなど、各社の強みを把握し、自分たちの希望と照らし合わせます。
資金計画のサポート:住宅ローンの相談や資金計画のアドバイスが受けられるかも確認しましょう。
アフターフォロー:完成後のメンテナンスや保証内容についても確認が必要です。
担当者との相性:実際に話をして、コミュニケーションがスムーズに取れるか確認します。
建築会社探しにも1~2ヶ月程度かかるのが一般的です。複数の会社を比較検討し、納得のいく選択をしましょう。
土地と建築会社の同時進行
土地と建築会社の探しは、同時並行で進めることも可能です。建築会社によっては、土地探しのサポートを行っているところもあります。また、建築会社が決まっている状態で土地を探すと、その土地に建てられる家のイメージがしやすくなるというメリットもあります。
ただし、建築条件付きの土地の場合は、特定の建築会社でしか家を建てられないことがあるので注意が必要です。自由度を保ちたい場合は、更地を探すのがよいでしょう。
土地と建築会社探しは、注文住宅を建てる上で最も重要な段階の一つです。ここでしっかりと時間をかけて検討することで、その後の家づくりがスムーズに進みます。焦らず、じっくりと自分たちに合った選択をすることが、理想の家づくりにつながります。
土地購入、住宅ローン選び
土地が決まり、建築会社の目処が立ったら、次は土地の購入と住宅ローンの選択に進みます。この段階は家づくりの中でも特に重要で、慎重に進める必要があります。以下、土地購入と住宅ローン選びについて詳しく解説します。
土地購入
土地購入の流れは以下のようになります。
1. 売買交渉:条件交渉を行い、売主と合意を得ます。
2. 重要事項説明:宅地建物取引士から重要事項の説明を受けます。この段階で土地の詳細な情報を確認できます。
3. 売買契約の締結:契約内容を十分に確認し、問題がなければ契約を締結します。
4. 手付金の支払い:契約時に手付金を支払います。通常、売買価格の10%程度です。
5. 残金決済と所有権移転:約束の期日に残金を支払い、所有権の移転を行います。
6. 登記手続き:所有権移転登記を行います。これにより、法的にも土地の所有者となります。
土地購入時には、以下の点に特に注意が必要です。
・ 土地の履歴や権利関係をしっかり確認すること
・ 境界線が明確になっているか確認すること
・ 地盤の状況を専門家に調査してもらうこと
・ 建築条件や法的制限を再度確認すること
住宅ローン選び
住宅ローンの選択は、長期にわたって家計に影響を与える重要な決断です。以下のポイントに注意して選びましょう。
借入可能額の確認:年収や他の借入れ状況などから、借入れ可能な金額を確認します。
金利タイプの選択:変動金利型、固定金利型、固定金利期間選択型などから選びます。それぞれメリット・デメリットがあるので、よく検討しましょう。
返済期間の設定:一般的には25年~35年が多いですが、自身の年齢や収入状況を考慮して決めます。
団体信用生命保険の確認:万が一の際の返済負担を軽減する保険です。付帯条件や保障内容を確認しましょう。
繰り上げ返済の条件:将来的に繰り上げ返済を考えている場合、その条件や手数料を確認します。
金融機関の比較:複数の金融機関の商品を比較し、総合的に判断します。
住宅ローンの審査には通常1~2週間程度かかります。事前に必要書類を準備し、スムーズに進められるようにしましょう。
注意点とアドバイス
予算管理:土地購入費と建築費の総額が、当初の予算内に収まるよう注意しましょう。
諸経費の確認:土地購入時の諸費用(不動産取得税、登録免許税など)も忘れずに計上しましょう。
将来を見据えた計画:返済計画は、将来の収入変動や家族構成の変化も考慮して立てましょう。
専門家の活用:不動産や金融の専門家にアドバイスを求めるのも良い方法です。
焦らない決断:土地購入も住宅ローンも、長期的に影響する重要な決断です。十分に検討し、納得してから決めましょう。
土地購入から住宅ローンの契約まで、通常1~2ヶ月程度かかります。この期間、慎重に進めることで、将来の家計の安定につながります。土地と資金が確保できれば、いよいよ具体的な家づくりのステップに進むことができます。
建築会社の見積もり依頼と費用や契約関係の手続き
建築会社が決まり、土地も確保できたら、いよいよ具体的な家づくりの段階に入ります。ここでは、建築会社への見積もり依頼から契約までの流れを詳しく解説します。
プランニングと見積もり依頼
1. 要望のヒアリング:建築会社に具体的な要望を伝えます。間取り、デザイン、設備など、できるだけ詳しく伝えましょう。
2. 概略プランの作成:建築会社が要望に基づいて概略プランを作成します。
3. プランの調整:概略プランを基に、細かい部分の調整を行います。この段階で何度か打ち合わせを重ねることになります。
4. 仕様の決定:外装材、内装材、設備機器などの仕様を決めていきます。
5. 見積もり依頼:プランと仕様が固まったら、正式に見積もりを依頼します。
この過程で1~2ヶ月程度かかるのが一般的です。焦らず、納得いくまで検討を重ねることが大切です。
見積書の精査
見積書が届いたら、以下の点に注意して内容を精査します。
項目の詳細:各項目が具体的に記載されているか確認します。
単価と数量:材料や設備の単価と数量が明確に記載されているか確認します。
諸経費の内訳:諸経費の内訳が明確になっているか確認します。
オプション工事:標準仕様以外のオプション工事がある場合、その内容と金額を確認します。
予備費:想定外の費用に備えた予備費が計上されているか確認します。
不明な点や疑問点があれば、遠慮なく建築会社に質問しましょう。必要に応じて見積もりの再提出を依頼することも考えられます。
契約の締結
見積もり内容に納得できたら、いよいよ契約締結です。以下の流れで進みます。
契約書の確認:契約書の内容を詳細に確認します。特に以下の点に注意しましょう。
– 工事の範囲と仕様
– 請負金額と支払い条件
– 工期
– 瑕疵担保責任
– 解約条件
重要事項説明:建築会社から重要事項の説明を受けます。不明点があればこの段階で確認しましょう。
契約締結:内容に問題がなければ、契約を締結します。
契約金の支払い:契約時に一定額の契約金(請負金額の10%程度が一般的)を支払います。
建築確認申請
契約締結後、建築会社が建築確認申請の手続きを行います。
1. 申請書類の作成:建築会社が必要書類を作成します。
2. 申請:特定行政庁または指定確認検査機関に申請を行います。
3. 審査:申請内容が建築基準法に適合しているか審査されます。
4. 確認済証の交付:審査に合格すると確認済証が交付され、工事開始が可能になります。
建築確認申請から確認済証の交付まで、通常2~3週間程度かかります。
注意点とアドバイス
細部まで確認:プランや仕様の細部まで確認し、後々のトラブルを防ぎましょう。
予算管理:見積金額が当初の予算内に収まっているか、しっかり確認しましょう。
変更への対応:契約後の変更は追加費用が発生する可能性が高いので、契約前にできるだけ詳細を詰めておきましょう。
専門家の活用:契約内容の確認など、必要に応じて弁護士などの専門家にアドバイスを求めるのも良いでしょう。
スケジュール管理:着工から完成までのスケジュールを確認し、自身の引っ越しなどの予定と調整しましょう。
見積もり依頼から契約、建築確認申請まで、通常2~3ヶ月程度かかります。この段階でしっかりと内容を詰めておくことで、その後のスムーズな工事進行につながります。焦らず、納得のいく家づくりを進めていきましょう。
工事開始前~完成まで
いよいよ工事が始まります。この段階は、夢の家が現実となっていく最も exciting な時期です。ここでは、工事開始前から完成までの流れを詳しく解説します。
工事開始前の準備
1. 近隣挨拶:工事による騒音や車両の出入りなどについて、近隣住民に説明し、理解を求めます。
2. 地鎮祭(任意):工事の安全を祈願する儀式です。希望する場合は建築会社と相談しましょう。
3. 工程表の確認:全体の工程と重要なマイルストーンを確認します。
4. 現場監督との顔合わせ:現場を直接管理する監督と顔を合わせ、連絡方法などを確認します。
工事の主な流れ
1. 基礎工事(1~2週間)
– 地盤調査と地盤改良(必要な場合)
– 基礎の配筋
– コンクリート打設
2. 上棟(1日)
– 柱や梁などの建物の骨組みを組み立てる
– 上棟式を行うこともあります
3. 外装工事(2~3週間)
– 屋根工事
– 外壁工事
4. 内装工事(1~2ヶ月)
– 壁・天井の下地工事
– 断熱材の施工
– 給排水・電気工事
– 壁・天井の仕上げ
– フローリングなどの床仕上げ
5. 設備工事(2~3週間)
– キッチン、浴室、トイレなどの水回り設備の取り付け
– 照明器具の取り付け
– エアコンなどの設置
6. 外構工事
– 駐車場、アプローチ、庭などの工事
施主の関わり方
定期的な現場確認:週1回程度、工事の進捗を確認しましょう。
施工状況の写真撮影:壁の中の配線や配管の位置など、後々役立つ情報を記録しておきます。
現場監督とのコミュニケーション:疑問点や気になる点があれば、すぐに確認しましょう。
追加・変更の最終確認:内装や設備の細かい仕様について、最終確認を行います。
中間検査と完了検査
中間検査
– 建物の構造躯体の工事が完了した時点で行われます
– 特定行政庁または指定確認検査機関が実施
完了検査
– すべての工事が完了した時点で行われます
– 建築基準法に適合しているか確認されます
– 検査に合格すると「検査済証」が交付されます
竣工・引き渡し
竣工検査:建築会社による最終チェックが行われます。
竣工立会い:施主も立ち会って、完成した建物を隅々まで確認します。
取扱説明:各種設備の使用方法について説明を受けます。
引き渡し:鍵の受け渡しが行われ、正式に家の所有者となります。
残代金の支払い:最終的な精算を行います。
注意点とアドバイス
工程の遅れに注意:天候などの影響で工程が遅れることもあります。余裕を持ったスケジュール管理を心がけましょう。
追加・変更は早めに:工事が進むにつれ、追加・変更が難しくなります。気づいたことはすぐに相談しましょう。
疑問点はその場で確認:小さな疑問でも、後回しにせずその場で確認することが大切です。
記録を残す:工事の進捗状況や打ち合わせ内容は、こまめに記録を残しておきましょう。
保証内容の確認:引き渡し時に、保証内容や今後のメンテナンス方法についてしっかり確認しましょう。
工事開始から完成まで、通常4~6ヶ月程度かかります。この期間、積極的に工事に関わることで、より愛着のある家を作り上げることができます。完成後は、新しい暮らしを心ゆくまで楽しんでください。
よくある質問(Q&A)
注文住宅の建築過程では、さまざまな疑問が生じることがあります。ここでは、よくある質問とその回答をQ&A形式で詳しく解説します。
Q1: 土地を先に決めるべきか、それとも建築会社を先に決めるべきか?
A1: 一概にどちらが先というわけではありませんが、多くの場合、土地を先に決めることをおすすめします。理由は以下の通りです。
・土地の形状や条件によって、建てられる家の設計が大きく左右されるため。
・予算配分を明確にしやすいため(土地代が決まれば、建築費用の上限が明確になる)。
・建築会社を選ぶ際の具体的な条件(地域性、土地の特性に合わせた建築技術など)が明確になるため。
ただし、特定の建築会社にこだわりがある場合は、その会社と相談しながら土地探しを進めるのも一つの方法です。建築会社によっては土地探しのサポートを行っているところもあります。
Q2: 注文住宅の完成までの期間を短縮することは可能ですか?
A2: ある程度の短縮は可能ですが、品質を維持するためにも無理な短縮は避けるべきです。以下のような方法で期間短縮を図ることができます。
・土地探しと並行して建築会社選びを進める。
・プラン決定のプロセスを効率化する(事前に希望をしっかりまとめておく)。
・建材や設備の決定を早めに行う。
・工法によっては工期が短縮できる場合がある(例:プレハブ工法)。
ただし、工事期間自体の大幅な短縮は難しいので、注意が必要です。また、急ぐあまり十分な検討時間を取れないと、後々後悔する可能性もあります。
Q3: 予算オーバーを避けるためのポイントは?
A3: 予算管理は家づくりにおいて非常に重要です。以下のポイントを押さえることで、予算オーバーを避けやすくなります。
初期段階で綿密な予算計画を立てる:土地代、建築費用だけでなく、諸経費や外構工事費用なども含めた総額を把握しましょう。
予備費を設定する:想定外の出費に備え、総予算の5~10%程度を予備費として確保しておくと安心です。
優先順位をつける:こだわりたいポイントと妥協できるポイントを明確にし、メリハリをつけた予算配分を行います。
見積もりを詳細にチェックする:見積もり内容を細かくチェックし、不明点は必ず確認しましょう。
追加・変更にはコストがかかることを理解する:工事開始後の変更は追加費用が発生しやすいので、計画段階でしっかり検討しておきましょう。
複数の建築会社から見積もりを取る:比較検討することで、適正な価格を把握できます。
建材や設備のグレードを考慮する:高級仕様にこだわりすぎると予算オーバーの原因になります。費用対効果を考えて選択しましょう。
Q4: 建築会社の選び方で注意すべき点は?
A4: 建築会社選びは家づくりの成否を左右する重要な決断です。以下の点に注意して選びましょう。
実績と評判:過去の施工例や顧客の評判をチェックします。
財務状況:会社の安定性を確認し、倒産リスクを避けます。
アフターフォロー:保証内容や定期点検の有無を確認します。
コミュニケーション:担当者との相性や、要望をしっかり聞いてくれるかを確認します。
デザインや性能:自分たちの希望する家づくりが可能かどうかを確認します。
見積もりの透明性:見積もりの内訳が明確で、説明が丁寧かどうかをチェックします。
工法や建材:使用する工法や建材の品質、特徴を確認します。
Q5: 住宅ローンの審査に通りやすくするコツは?
A5: 住宅ローンの審査をスムーズに通過するためのポイントは以下の通りです。
安定した収入を維持する:転職を控える、副業の収入を増やすなど。
他の借入れを減らす:クレジットカードの利用を控える、カードローンを返済するなど。
頭金を用意する:借入額を抑えることで審査が通りやすくなります。
収入証明書類を整える:直近の源泉徴収票や確定申告書を用意します。
勤続年数を考慮する:同じ会社での勤続年数が長いほど有利です。
共働きの場合は夫婦での申し込みを検討する:世帯年収が増えることで借入可能額が増えます。
保証人や担保を検討する:審査が厳しい場合の対策として考えられます。
これらの質問と回答を参考に、注文住宅建築のプロセスをより深く理解し、スムーズな家づくりにつなげていただければと思います。不明点があれば、建築会社や不動産会社、金融機関など、各専門家に相談することをおすすめします。
まとめ
注文住宅を建てるプロセスは、長期間にわたる大きなプロジェクトです。土地探しから完成まで、約1年から1年半の期間を要しますが、各段階で慎重に検討し、決断することが重要です。特に初期段階での条件整理や、建築会社選び、予算管理には十分な時間をかけましょう。また、専門家のアドバイスを積極的に取り入れ、自分たちの理想の家づくりを実現させてください。良質な住まいは、その後の人生を豊かにする大切な基盤となります。時間をかけて丁寧に進めることで、きっと満足のいく家づくりができるはずです。
なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の資金計画の相談・作成や、相性良く親身になってくれる「営業担当者」をご紹介します。家づくりに関して少しでも不安を感じるようであれば、お問い合わせください。
この記事のタグ
運営会社情報
会社名
:有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所
代表者
:渡辺知光
本社
所在地:〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002
アクセス
:地下鉄日比谷線築地駅より徒歩3分
:地下鉄日比谷線都営浅草線東銀座駅より徒歩3分