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ログハウスの全貌を解説!メリット・デメリットや、魅力を活かした間取り例

家づくりの基本

2024/08/16

2024/08/19

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

ログハウスの全貌を解説!メリット・デメリットや、魅力を活かした間取り例

ログハウスは、自然の温もりと独特の魅力を持つ住宅として人気を集めています。丸太を積み上げて作られるその独特の構造は、温かみのある空間を生み出し、多くの人々を魅了しています。しかし、ログハウスについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。この記事では、ログハウスの魅力や種類、価格相場など、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。自然と調和した暮らしに憧れる方、独特の雰囲気を持つ家に住みたい方、ぜひ参考にしてみてください。

ログハウスと他の木造住宅との違いは?

ログハウスと一般的な木造住宅には、構造や特性において大きな違いがあります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

構造の違い

ログハウスの最大の特徴は、その独特な構造にあります。丸太を横に積み重ねて壁を作るログハウスに対し、一般的な木造住宅は柱と梁で骨組みを作り、その上に壁や屋根を取り付けます。この構造の違いが、両者の性能や外観、内装に大きな影響を与えています。

外観の違い

ログハウスは丸太がそのまま外壁となるため、木の素材感が強く出た素朴で自然な外観になります。一方、一般的な木造住宅は外壁材の選択肢が豊富で、サイディングやタイル、漆喰など様々な仕上げが可能です。そのため、デザインの自由度はログハウスよりも高いと言えるでしょう。

内装の違い

ログハウスの内装は、通常、丸太がそのまま見える形になります。これにより、木の温もりを直接感じられる独特の空間が生まれます。一般的な木造住宅の場合、内装材の選択肢が広く、クロスや壁紙、塗り壁など、好みに合わせて様々な仕上げが可能です。

断熱性能の違い

ログハウスは丸太自体が断熱材の役割を果たすため、追加の断熱材が不要な場合も多いです。一方、一般的な木造住宅は壁内に断熱材を入れることで断熱性能を確保します。ログハウスは丸太の厚さによって断熱性能が変わりますが、適切な厚さを選べば、一般的な木造住宅と同等以上の断熱性能を得られます。

気密性の違い

ログハウスは丸太同士の接合部の処理が気密性に大きく影響します。適切な設計と施工が行われれば十分な気密性を確保できますが、経年変化による隙間の発生に注意が必要です。一般的な木造住宅は、気密シートの使用などにより比較的容易に高い気密性を実現できます。

メンテナンス性の違い

ログハウスは定期的な外壁の塗装や防腐・防虫処理、丸太の隙間のコーキングなど、継続的なメンテナンスが必要です。一般的な木造住宅も定期的なメンテナンスは必要ですが、外壁材の種類によってはログハウスほど頻繁なケアが不要な場合もあります。

コストの違い

一般的に、ログハウスの方が一般的な木造住宅よりも建築コストが高くなる傾向があります。これは、ログハウス用の特殊な丸太の調達や加工、施工に専門的な技術が必要なためです。また、メンテナンスコストもログハウスの方が高くなる可能性があります。

法規制の違い

ログハウスは、その構造上、建築基準法における防火地域での建築に制限がある場合があります。一般的な木造住宅は、適切な防火処理を施すことで、より広範囲の地域で建築が可能です。

このように、ログハウスと一般的な木造住宅には多くの違いがあります。どちらを選ぶかは、好みや予算、建築地の条件、メンテナンスにかけられる時間や労力など、様々な要素を考慮して決める必要があるでしょう。自然素材の魅力を最大限に活かしたい方にはログハウスが、より自由なデザインや低メンテナンスを求める方には一般的な木造住宅が適しているかもしれません。

ログハウスのメリット・デメリット

ログハウスは独特の魅力を持つ住宅ですが、他の住宅タイプと同様に、メリットとデメリットがあります。ここでは、それぞれを詳しく見ていきましょう。

ログハウスのメリット

1. 自然な雰囲気と高いリラックス効果

木の香りや温もりに囲まれた空間は、心身をリラックスさせる効果があります。フィトンチッドと呼ばれる木の香り成分には、ストレス軽減や免疫力向上の効果があるとされています。

2. 優れた断熱性

適切な厚さの丸太を使用すれば、高い断熱性能を得られます。夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境を維持しやすくなります。

3. 湿度調節機能

木材には湿度を吸収・放出する性質があるため、室内の湿度を自然に調整します。これにより、快適な室内環境を保ちやすくなります。

4. 耐震性

丸太を積み上げる構造は、地震の揺れを分散させる効果があります。適切な設計・施工がなされていれば、高い耐震性を発揮します。

5. エコフレンドリー

主に再生可能な資源である木材を使用するため、環境への負荷が比較的小さいと言えます。また、解体時も環境への影響が少ないのが特徴です。

6. 独特の外観

丸太を積み上げた外観は、独特の魅力があり、周囲の自然環境とも調和しやすいです。

7. 長寿命

適切なメンテナンスを行えば、100年以上の寿命を持つ可能性があります。欧米には古いログハウスが現存する例も多くあります。

ログハウスのデメリット

1. 定期的なメンテナンスが必要

外壁の塗装や防腐・防虫処理、丸太の隙間のコーキングなど、継続的なケアが欠かせません。これらのメンテナンスには時間とコストがかかります。

2. 初期コストが高い

一般的な木造住宅と比べて、建築コストが高くなる傾向があります。特殊な技術や材料が必要なためです。

3. 間取りの変更が難しい

壁が構造体を兼ねているため、後から大規模な間取り変更を行うのは困難です。将来の生活スタイルの変化も考慮した計画が必要です。

4. 設備の変更・増設が難しい

配管や配線の設置に制限があるため、後から大規模な設備の変更や増設を行うのは容易ではありません。

5. 湿気対策が必要

木材は湿気に弱いため、適切な換気や防湿対策が必要です。特に、水回りや地下室などには注意が必要です。

6. 虫害のリスク

木材を主な建材とするため、シロアリなどの虫害のリスクがあります。定期的な点検と対策が必要です。

7. 建築場所の制限

防火地域など、建築基準法による制限がある地域では、ログハウスの建築が難しい場合があります。

8. 気密性の維持が難しい

丸太の収縮や経年変化により、気密性が低下する可能性があります。定期的なメンテナンスで対応する必要があります。

9. 内装の制限

内壁も丸太がむき出しになるため、一般的な住宅のように自由に内装を変更することが難しい場合があります。

10. 重量が大きい

丸太の重量が大きいため、基礎工事に追加コストがかかる場合があります。また、地盤の状況によっては建築が難しい場所もあります。

ログハウスを選ぶ際は、これらのメリットとデメリットを十分に理解し、自分のライフスタイルや価値観に合うかどうかを慎重に検討することが大切です。メンテナンスの手間や費用を厭わず、自然素材に囲まれた暮らしを楽しみたい方にとっては、ログハウスは魅力的な選択肢となるでしょう。一方で、将来の変更や維持管理の手間を最小限に抑えたい方には、他の住宅タイプの方が適している可能性があります。最終的な判断は、専門家のアドバイスも参考にしながら、慎重に行うことをおすすめします。

ログハウスの独特な間取りと丸太(ログ)の種類

ログハウスの魅力は、その独特の構造と自然素材の温もりにあります。ここでは、ログハウスの間取りの特徴と、使用される丸太(ログ)の種類について詳しく解説していきます。

ログハウスの間取り

ログハウスの間取りは、一般的な住宅と同様に自由度が高いですが、その構造上のユニークな特徴があります。

1. 直線的な壁:丸太を積み上げる構造上、曲線的な壁を作るのは困難です。そのため、基本的に直線的な壁で構成された間取りになります。

2. 開放的な空間:ログハウスは構造上の強度が高いため、大きな吹き抜けやロフトを設けやすいのが特徴です。これにより、開放感のある空間を作りやすくなっています。

3. 天井高:丸太の積み上げ方によっては、通常の住宅よりも天井が高くなる傾向があります。これにより、より広々とした印象の空間を作り出せます。

4. 窓の配置:丸太と丸太の間に窓を設置するため、窓の大きさや位置に一定の制約があります。ただし、大きな窓を設けることで、自然光を十分に取り入れることができます。

5. 設備の配置:配管や配線の設置には工夫が必要です。特に、キッチンやバスルームなどの水回りの配置には注意が必要です。

丸太(ログ)の種類

ログハウスに使用される丸太(ログ)には、様々な種類があります。それぞれに特徴があり、外観や性能に影響を与えます。

1. ハンドヒューンログ

手作業で加工された丸太です。表面に手斧の跡が残り、最も自然な風合いを持ちます。職人の技術が光る高級感のある仕上がりになりますが、コストは高めです。

2. マシンログ

機械で加工された丸太です。均一な仕上がりが特徴で、施工性に優れています。コストパフォーマンスが良く、現代のログハウスでよく使用されます。

3. スクエアログ

断面が四角形の丸太です。現代的な外観を好む方に人気があります。内装材の取り付けが容易で、一般的な住宅に近い仕上がりが可能です。

4. D型ログ

外側は丸く、内側が平らな丸太です。外観は丸太の風合いを保ちつつ、内装の自由度が高くなります。家具の配置がしやすいのも特徴です。

5. ラミネートログ

複数の木材を接着して作られた丸太です。反りや割れが少なく、高い寸法安定性を持ちます。大型のログハウスに適しています。

6. ハーフログ

丸太を半分に切った形状のログです。内側に断熱材を入れることができ、高い断熱性能を実現できます。外観は丸太の風合いを保ちつつ、現代的な性能を得られます。

丸太の種類選びは、外観や性能だけでなく、予算や建築地の気候条件なども考慮して決定します。また、使用する木の種類(杉、ヒノキ、カラマツなど)によっても特性が変わってきます。

ログハウスの間取りと丸太の種類は、その家の個性を大きく左右する要素です。自然素材の魅力を最大限に活かしつつ、快適な暮らしを実現するためには、専門家とよく相談しながら、自分に合った選択をすることが大切です。ログハウスならではの温かみのある空間で、自然と調和した暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ログハウスの性能は?

ログハウスは、その独特な構造と自然素材の使用により、一般的な住宅とは異なる性能特性を持っています。ここでは、ログハウスの主要な性能について詳しく解説していきます。

耐震性は?

ログハウスは、一般的に高い耐震性を持っています。その理由は以下の通りです。

1. 丸太の重量:重い丸太が積み重なることで、建物全体の重心が低くなり、地震時の揺れに対する抵抗力が増します。

2. 柔軟性:木材自体が持つ柔軟性により、地震のエネルギーを吸収しやすい特性があります。

3. 一体構造:丸太同士が噛み合って壁を形成しているため、地震の揺れを建物全体で分散させる効果があります。

4. 接合部の強度:適切な接合方法を用いることで、丸太同士の結びつきが強くなり、耐震性が向上します。

ただし、耐震性能は設計や施工の質に大きく依存するため、信頼できる業者の選定が重要です。

耐火性は?

ログハウスの耐火性については、一般的な認識とは異なる面があります。

1. 炭化層の形成:太い丸太は、火災時に表面が炭化することで内部への熱の侵入を遅らせる効果があります。

2. 燃え抜けにくさ:丸太の太さによっては、一般的な木造住宅よりも燃え抜けるまでの時間が長くなります。

3. 法規制上の制限:ただし、建築基準法上は耐火建築物としては認められないため、防火地域での建築には制限がある場合があります。

4. 防火処理:表面に防火塗料を塗布するなどの処理により、さらに耐火性を高めることができます。

耐久性は?

適切なメンテナンスを行えば、ログハウスは非常に長持ちします。

1. 木材の特性:適切に乾燥させた良質な木材を使用すれば、腐朽や虫害に強くなります。

2. 構造上の利点:丸太の重なりが雨水の侵入を防ぎ、建物の寿命を延ばします。

3. メンテナンスの重要性:定期的な防腐・防虫処理や塗装のメンテナンスが不可欠です。特に外壁は紫外線や雨風にさらされるため、こまめなケアが必要です。

4. 長寿命の実例:欧米には100年以上の歴史を持つログハウスも存在し、適切な管理により長期使用が可能であることが実証されています。

断熱性は?

ログハウスの断熱性能は、使用する丸太の厚さに大きく依存します。

1. 木材の断熱効果:木材自体が断熱材の役割を果たすため、丸太が厚ければ高い断熱性能を発揮します。

2. 適切な厚さ:一般的に、20cm以上の厚さがあれば十分な断熱性能を発揮します。

3. 追加断熱の可能性:近年の厳しい省エネ基準に適合させるには、場合によっては追加の断熱対策が必要になることもあります。

4. 蓄熱性:木材の持つ蓄熱性により、室内温度の変化を緩やかにする効果もあります。

気密性は?

ログハウスの気密性については、以下の点に注意が必要です。

1. 接合部の処理:丸太同士の接合部の処理が気密性に大きく影響します。適切な設計と施工が行われれば、十分な気密性を確保できます。

2. 経年変化への対応:木材の収縮や経年変化により、隙間が生じる可能性があるため、定期的なメンテナンスが重要です。

3. 換気の重要性:高気密住宅の場合、適切な換気設備の設置が不可欠です。

4. 結露対策:気密性と換気のバランスを取ることで、結露の防止にもつながります。

設備や将来の間取りの可変性は?

ログハウスは、その構造上、設備や間取りの変更に一定の制限があります。

1. 壁の構造体性:壁が構造体を兼ねているため、大規模な間取り変更が難しい場合があります。

2. 設備配置の制限:配管や配線の設置に工夫が必要で、後から大規模な設備の変更を行うのは容易ではありません。

3. 計画性の重要性:初期の段階で、将来の生活スタイルの変化も考慮した計画を立てることが重要です。

4. 拡張の可能性:ただし、増築や別棟の追加などによる拡張は比較的容易に行えます。

価格は?

ログハウスの価格は、使用する材料や仕様によって大きく変動します。

1. 一般的な価格帯:坪単価で40万円~80万円程度と言われていますが、条件によっては更に高額になることもあります。

2. 影響要因:使用する丸太の種類や原産国、内装の仕様、設備の質などが価格に影響します。

3. メンテナンス費用:建築費用だけでなく、定期的なメンテナンス費用も考慮に入れる必要があります。

4. 土地条件:建築地の条件によっては、基礎工事などに追加コストがかかる場合があります。

ログハウスは、その独特の性能特性ゆえに、一般的な住宅とは異なる魅力と課題を持っています。これらの特性を十分に理解し、自分のライフスタイルに合うかどうかを慎重に検討することが、ログハウスでの快適な暮らしを実現する鍵となるでしょう。

魅力を活かしたログハウスの例をご紹介

ログハウスの魅力を最大限に活かした住宅の例をいくつか紹介します。これらの事例は、ログハウスならではの特徴を巧みに取り入れ、自然との調和や快適な暮らしを実現しています。

大自然に溶け込む山小屋風ログハウス

山間部に建てられたこのログハウスは、周囲の森林景観と見事に調和しています。

特徴

・外観は自然な風合いのハンドヒューンログを使用

・大きな窓から森の景色を楽しめる開放的なリビング

・薪ストーブを中心とした暖房計画

・屋根付きのウッドデッキで自然を身近に感じられる空間設計

この住宅は、ログハウスの素朴な魅力と現代的な快適性を両立させ、自然との一体感を味わえる空間を実現しています。

明るく開放的な北欧風ログハウス

北欧のデザインを取り入れた、明るく清潔感のあるログハウスです。

特徴

・白色に塗装されたログ壁で明るい空間を演出

・天井まで届く大きな三角窓で自然光を存分に取り入れる

・オープンキッチンと一体となった広々としたLDK

・ロフトを活用した空間の有効利用

この住宅は、ログハウスの温かみを保ちつつ、現代的で洗練された北欧スタイルを取り入れることで、明るく居心地の良い空間を作り出しています。

和の要素を取り入れた和風ログハウス

日本の伝統的な要素とログハウスの特徴を融合させた独特の住宅です。

特徴

・和風の屋根デザインを採用

・障子や襖を用いた間仕切り

・畳の和室とログ壁のコントラストが美しいリビング

・縁側のような役割を果たす広々としたウッドデッキ

この住宅は、ログハウスの西洋的なイメージと日本の伝統的な住宅様式を巧みに融合させ、独特の落ち着いた空間を生み出しています。

エコロジカルで自給自足型のログハウス

環境に配慮し、できる限り自然と共生する暮らしを目指したログハウスです。

特徴

・太陽光パネルと蓄電システムを導入

・雨水利用システムの採用

・パッシブデザインを取り入れた省エネ設計

・家庭菜園や果樹を植えられる広い庭

この住宅は、ログハウスの自然素材の良さを活かしつつ、最新のエコ技術を組み合わせることで、環境負荷の少ない持続可能な暮らしを実現しています。

モダンデザインを取り入れたコンテンポラリーログハウス

従来のログハウスのイメージを覆す、現代的でスタイリッシュな住宅です。

特徴

・スクエアログを使用したシャープな外観

・大きなガラス面と木の質感のコントラストが美しい外観デザイン

・ミニマルな内装で木の質感を際立たせる

・最新のスマートホーム技術を導入

この住宅は、ログハウスの伝統的な良さを保ちながら、現代的なデザインと技術を融合させることで、新しい時代のログハウスの可能性を示しています。

これらの例が示すように、ログハウスは単に「丸太を積み上げた素朴な家」という枠を超えて、多様なデザインや生活スタイルに対応できる柔軟性を持っています。自然素材の温かみや、木の香りに包まれた暮らしという基本的な魅力を保ちつつ、住む人の個性や価値観を反映させた独自の空間を作り出すことが可能なのです。ログハウスの魅力を最大限に引き出すためには、専門家と綿密に相談しながら、自分らしい暮らしのビジョンを形にしていくことが大切です。

よくある質問(Q&A)

ログハウスに関して、多くの方が抱く疑問や懸念について、Q&A形式で詳しく解説します。

Q1: ログハウスは火災に弱いのですか?

A1: 一般的な認識とは異なり、ログハウスは予想以上の耐火性を持っています。

・太い丸太の特性:表面が炭化しても内部まで燃え抜けにくく、一定の耐火性能を発揮します。

・燃焼速度:一般的な木造住宅よりも燃焼速度が遅いケースが多いです。

・法規制上の注意点:ただし、建築基準法上は耐火建築物としては認められないため、防火地域での建築には制限がある場合があります。

・追加対策:防火塗料の使用や適切な設備の設置により、さらに安全性を高めることができます。

Q2: ログハウスのメンテナンス頻度はどのくらいですか?

A2: ログハウスは定期的なメンテナンスが必要です。主な項目と頻度は以下の通りです。

・外壁の塗装:3〜5年ごと

・防腐・防虫処理:5〜7年ごと

・丸太の隙間のコーキング:1〜2年ごとに点検し、必要に応じて補修

・全体的な点検:年1回程度

ただし、立地条件や使用する木材の種類、気候条件によって異なるため、専門家に相談して適切なメンテナンス計画を立てることをおすすめします。

Q3: ログハウスは結露しやすいのでしょうか?

A3: 適切に設計・施工されたログハウスであれば、結露のリスクは低いと言えます。

・木材の特性:木材には湿度を調整する性質があり、室内環境を快適に保ちやすいです。

・適切な換気の重要性:ただし、気密性が高すぎると換気が不十分になり、結露の原因となる可能性があるため、適切な換気設備の設置が重要です。

・断熱性能:十分な断熱性能があれば、壁の内部での結露リスクも低減できます。

・注意が必要な箇所:特に、浴室やキッチンなどの水回りは結露が発生しやすいため、適切な防湿対策が必要です。

Q4: ログハウスは冬寒く、夏暑いのではないですか?

A4: 適切に設計されたログハウスであれば、年間を通じて快適な室内環境を維持できます。

・断熱性能:十分な厚さの丸太を使用すれば、高い断熱性能を発揮します。

・蓄熱効果:木材の持つ蓄熱性により、急激な温度変化を緩和する効果があります。

・日射制御:オーバーハングや庇の設計により、夏の直射日光を遮りつつ、冬の日射を取り入れることができます。

・補助的な設備:必要に応じて、高効率の冷暖房設備を導入することで、さらに快適性を高められます。

Q5: ログハウスは虫が湧きやすいのでしょうか?

A5: 適切な対策を行えば、虫の問題は最小限に抑えられます。

・防虫処理:建築時に適切な防虫処理を施すことで、虫の侵入を防ぎます。

・定期的な点検:年1回程度の点検で、早期に問題を発見し対処できます。

・適切な木材選択:耐虫性の高い樹種を選ぶことも効果的です。

・環境管理:建物周辺の環境を整備し、虫が寄りつきにくい状況を作ることも重要です。

Q6: ログハウスは地震に弱いのでしょうか?

A6: むしろ、ログハウスは高い耐震性を持っています。

・柔軟性:木材の持つ柔軟性により、地震の揺れを吸収しやすいです。

・一体構造:丸太同士が噛み合った構造が、地震の力を分散させます。

・重量バランス:適切に設計されれば、重心が低く安定した構造となります。

・実績:過去の大地震でも、適切に建築されたログハウスの被害は比較的少ないことが報告されています。

Q7: ログハウスの寿命はどのくらいですか?

A7: 適切なメンテナンスを行えば、ログハウスは非常に長寿命です。

・一般的な寿命:適切に管理されれば、50年以上の寿命が期待できます。

・長寿命の実例:欧米には100年以上の歴史を持つログハウスも存在します。

・メンテナンスの重要性:定期的な点検とメンテナンスが長寿命の鍵となります。

・部分的な交換:必要に応じて部分的に丸太を交換することで、さらに寿命を延ばすことができます。

Q8: ログハウスは一般的な住宅ローンが利用できますか?

A8: 多くの場合、一般的な住宅ローンを利用することができます。

・金融機関の対応:多くの金融機関がログハウスにも住宅ローンを提供しています。

・注意点:ただし、一部の金融機関では審査基準が厳しくなる場合があります。

・専門のローン:ログハウス専門のローン商品を提供している金融機関もあります。

・事前相談の重要性:計画段階で金融機関に相談し、必要な条件を確認することをおすすめします。

これらの質問と回答は、ログハウスに関する一般的な疑問に答えるものですが、具体的な状況によっては異なる場合もあります。ログハウスの建築を検討する際は、信頼できる専門家や業者に相談し、詳細な情報を得ることが重要です。また、自治体の建築規制や地域の気候条件なども考慮に入れて、慎重に判断することをおすすめします。

まとめ

ログハウスは、自然の温もりと独特の魅力を持つ住宅です。高い断熱性や耐震性、リラックス効果など、多くのメリットがある一方で、定期的なメンテナンスが必要というデメリットもあります。ログハウスでの暮らしを検討する際は、これらの特徴をよく理解し、自分のライフスタイルに合うかどうかを十分に検討することが大切です。自然と調和した暮らしに憧れる方にとって、ログハウスは魅力的な選択肢の一つとなるでしょう。ただし、建築規制や予算、将来的なメンテナンス費用なども考慮に入れて、慎重に判断することをおすすめします。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

運営会社情報

  • 会社名

    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

  • 代表者

    :渡辺知光

  • 本社
    所在地

    :〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002

  • アクセス

    :地下鉄日比谷線築地駅より徒歩3分

    :地下鉄日比谷線都営浅草線東銀座駅より徒歩3分

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