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おしゃれで機能的!今どきの雨戸・シャッター選び完全ガイド

家づくりの基本

2024/08/16

2024/08/16

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

おしゃれで機能的!今どきの雨戸・シャッター選び完全ガイド

雨戸やシャッターは、家を守る重要な役割を果たしています。しかし、その機能や効果について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。この記事では、雨戸とシャッターの基本的な役割から最新のトレンドまで、幅広く解説します。防犯や防災、さらにはデザイン性まで、意外な効果を持つ雨戸とシャッターについて、詳しく見ていきましょう。

雨戸の役割やメリット

雨戸は古くから日本の家屋に使われてきた伝統的な建築要素です。その主な役割は建物を外部の影響から守ることですが、実際には多岐にわたる機能を持っています。雨戸の基本的な役割とメリットについて、詳しく見ていきましょう。

雨や風から建物を守る

雨戸の最も基本的な役割は、その名の通り、雨や強風から家を守ることです。台風や豪雨の際に雨戸を閉めることで、窓ガラスの破損を防いだり、雨の吹き込みを軽減したりすることができます。特に沿岸部や高層階の住宅では、強風対策として重要な役割を果たします。

また、雨戸は飛来物からも窓を守ります。台風時には小石や枝などが風に乗って飛んでくることがありますが、雨戸があればこれらから窓ガラスを保護することができます。結果として、家の中の安全性が高まり、修理費用の削減にもつながります。

防犯効果を高める

雨戸には防犯効果もあります。窓は侵入者にとって格好の侵入経路となりやすいですが、雨戸を閉めることで、窓からの侵入を物理的に防ぐことができます。特に1階の窓や、ベランダなど外部から侵入されやすい場所の窓に雨戸をつけることで、防犯性が大幅に向上します。

プライバシーを守る

雨戸は外部からの視線を遮る役割も果たします。夜間や留守時に雨戸を閉めることで、室内の様子を外から見られることを防ぎ、プライバシーを守ることができます。これは特に1階の窓や道路に面した窓で重要です。

断熱効果で省エネに貢献

雨戸には断熱効果もあります。夏は強い日差しを遮り室内の温度上昇を抑え、冬は外気の冷たさを和らげる役割を果たします。これにより、エアコンの使用を抑えることができ、省エネにつながります。特に、断熱性能の高い素材を使用した最新の雨戸では、この効果がより顕著に表れます。

日射しをコントロール

雨戸は日射しのコントロールにも役立ちます。強い日差しが差し込む時間帯だけ雨戸を閉めることで、室内の明るさを調整できます。これは、家具や床材の日焼けを防ぐだけでなく、夏場の室温上昇を抑える効果もあります。

防音効果で快適な室内環境を維持

雨戸には防音効果もあります。特に木製の雨戸は音を吸収する性質があり、外部の騒音を軽減する効果があります。交通量の多い道路に面した部屋や、騒音の気になる環境では、雨戸を閉めることで静かな室内環境を作り出すことができます。

このように、雨戸は単なる雨風対策だけでなく、防犯、プライバシー保護、省エネ、防音など、多岐にわたる効果を持っています。最近では、これらの基本的な機能に加え、デザイン性や操作性を向上させた製品も多く登場しています。自身の生活スタイルや住環境に合わせて、最適な雨戸を選ぶことで、より安全で快適な住まいづくりにつながるでしょう。

雨戸のトレンドと代表例

近年、雨戸やシャッターは単なる機能性だけでなく、デザイン性や多機能性を重視した製品が増えています。従来のイメージを覆す、おしゃれで高機能な雨戸やシャッターが注目を集めています。ここでは、最新の雨戸・シャッター事情について、具体的な例を挙げながら詳しく見ていきましょう。

外観に合わせて色やデザインが選べる

最近の雨戸やシャッターは、家の外観に合わせて色やデザインを選べるものが多くなっています。例えば、以下のような選択肢があります。

1. 木目調シャッター: アルミ製でありながら、木目調の仕上げを施したシャッターが人気です。耐久性と美観を両立し、和風モダンな外観にマッチします。

2. カラーバリエーション豊富な雨戸: 従来の白や茶色だけでなく、グレー、ネイビー、グリーンなど、様々な色が選べるようになりました。外壁の色に合わせたり、あえてアクセントカラーにしたりと、デザインの幅が広がっています。

3. 格子デザインの雨戸: 和風住宅に合わせた格子デザインの雨戸も人気です。現代的な素材を使いながら、伝統的な和の雰囲気を演出できます。

閉めたままでも光と風が入る? 最新の雨戸シャッター事情

従来の雨戸やシャッターは、閉めると室内が暗くなるというデメリットがありました。しかし、最新の製品では、閉めたままでも光や風を取り入れられる構造のものが登場しています。例えば、

1. ルーバータイプのシャッター: 羽根板(ルーバー)が斜めに並んだ構造で、閉めた状態でも適度に光と風を通します。プライバシーを守りながら、室内の明るさと通気性を確保できます。

2. スリット入りの雨戸: 雨戸本体に細かいスリットを入れることで、閉めた状態でも光を取り入れられるようにした製品もあります。完全に閉め切る必要がない時に便利です。

高機能な電動シャッター

電動シャッターの進化も目覚ましいものがあります。最新の電動シャッターには以下のような機能が搭載されています。

1. スマートフォン連動: 外出先からでもスマートフォンで開閉操作ができるシャッターが登場しています。急な天候の変化にも対応できます。

2. センサー連動: 風速センサーや雨センサーと連動し、強風や急な雨を感知すると自動的に閉まるシャッターもあります。留守中でも安心です。

3. 停電時手動切替機能: 電動シャッターの弱点である停電時の対応として、手動で開閉できる切替機能を備えた製品も増えています。

省エネ・防災機能を強化したシャッター

環境への配慮や災害対策として、以下のような機能を持つシャッターも登場しています。

1. 断熱シャッター: 高い断熱性能を持つ素材を使用し、夏の暑さや冬の寒さを軽減。エアコンの使用を抑え、省エネに貢献します。

2. 耐震シャッター: 地震の揺れを感知すると自動的に開くシャッターもあります。避難経路の確保に役立ちます。

3. 耐火シャッター: 火災時に熱を感知して自動的に閉まり、延焼を防ぐ機能を持つシャッターも開発されています。

このように、最近の雨戸やシャッターは、デザイン性と機能性を両立させた製品が主流となっています。単なる雨風対策だけでなく、家全体の外観や生活スタイル、さらには防災や省エネまで考慮した選択が可能になっています。新築やリフォームの際は、これらの最新トレンドを参考に、自身のニーズに合った雨戸やシャッターを選ぶことをおすすめします。

よくある質問(Q&A)

雨戸やシャッターに関して、多くの方が疑問に思う点について、Q&A形式で詳しく解説します。

Q1:雨戸とシャッター、どちらを選べばいいの?

A1:雨戸とシャッターにはそれぞれ特徴があります。選択の際は以下の点を考慮しましょう。

・防犯性能:シャッターの方が一般的に高い

・操作性:電動シャッターが最も便利だが、停電時の対応に注意

・コスト:初期費用は雨戸の方が安い場合が多い

・デザイン:最近は両者ともデザイン性の高い製品がある

・メンテナンス:雨戸の方がメンテナンスは比較的簡単

住む地域や家の構造、予算、重視する機能に応じて選びましょう。

Q2:雨戸やシャッターの耐用年数はどれくらい?

A2:一般的に、適切なメンテナンスを行えば15〜20年程度は使用できます。ただし、以下の要因により変わってきます。

・素材:アルミ製は耐久性が高く、木製は経年劣化しやすい

・使用頻度:頻繁に開閉すると摩耗が早くなる

・設置環境:海沿いなど塩害の影響を受ける地域では劣化が早い

定期的な点検とメンテナンスを行うことで、寿命を延ばすことができます。

Q3:後付けでシャッターを取り付けることはできる?

A3:可能です。ただし、以下の点に注意が必要です。

・窓の構造:既存の窓枠に取り付けられるか確認が必要

・壁の強度:シャッターの重量に耐えられるか確認が必要

・設置スペース:シャッターボックスを設置するスペースが必要

・コスト:新築時の設置より割高になる場合がある

専門家に相談し、現地調査をしてもらうことをおすすめします。

Q4:雨戸やシャッターのメンテナンス方法は?

A4:基本的なメンテナンス方法は以下の通りです。

・定期的な清掃:ほこりや汚れを落とす

・レールの清掃:スムーズな動きのために重要

・潤滑油の塗布:可動部分にエレキガードなどを塗布

・ネジの緩みチェック:がたつきがあれば締め直す

・塗装のタッチアップ:傷や剥がれがあれば補修

電動シャッターの場合は、専門業者による定期点検もおすすめです。

Q5:台風時の雨戸・シャッターの使い方は?

A5:台風接近時は以下の点に注意しましょう。

・早めの準備:台風が近づく前に閉めておく

・完全に閉める:隙間があると風圧で破損する可能性がある

・途中で開けない:強風時の開閉は危険

・台風一過後の確認:損傷がないか確認してから開ける

センサー連動型のシャッターなら、留守中でも自動で対応してくれます。

Q6:防音効果はどれくらいあるの?

A6:雨戸やシャッターには一定の防音効果がありますが、完全に音を遮断するわけではありません。

・通常の雨戸:約5〜10デシベルの遮音効果

・高性能シャッター:最大で20デシベル程度の遮音効果

ただし、効果は製品や設置状況によって異なります。より高い防音効果を求める場合は、防音専用の二重サッシなどの導入を検討するとよいでしょう。

これらの質問は、雨戸やシャッターを検討する際によく出てくるものです。自身の生活環境や優先順位を考慮しながら、最適な選択をすることが大切です。不明点がある場合は、専門家や施工業者に相談することをおすすめします。

まとめ

雨戸やシャッターは、単なる雨風対策だけでなく、防犯、防災、省エネなど多様な効果を持つ重要な設備です。最新の製品では、デザイン性も向上し、家の外観を損なうことなく機能性を高めることができます。新築やリフォームの際は、自身のライフスタイルや住環境に合わせて、最適な雨戸やシャッターを選びましょう。適切に選択し活用することで、より安全で快適な住まいづくりにつながります。

なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の資金計画の相談・作成や、相性良く親身になってくれる「営業担当者」をご紹介します。家づくりに関して少しでも不安を感じるようであれば、お問い合わせください。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

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    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

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    :渡辺知光

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