おしゃれなトイレの壁紙の選び方とトイレ空間デザイン例10選
家づくりの基本
2024/08/20
2024/08/20
トイレは家の中で最もプライベートな空間です。毎日使う場所だからこそ、居心地の良さとオシャレさを兼ね備えた空間にしたいものですね。今回は、トイレの壁紙選びのコツと、インスピレーションを得られるオシャレな施工例をご紹介します。狭い空間だからこそ、壁紙選びひとつで大きく印象が変わるトイレ。あなたらしい空間づくりのヒントを見つけてください。
トイレの壁紙を上手に選ぶ5つのポイント
トイレの壁紙選びは、限られた空間を最大限に活かすチャンスです。ここでは、トイレの壁紙を上手に選ぶための5つのポイントについて詳しく解説します。
POINT1・基本的には「狭い空間」であることを意識しておく
トイレは一般的に狭い空間です。この特性を踏まえて壁紙を選ぶことが重要です。明るい色や淡い色を選ぶと、空間を広く感じさせる効果があります。例えば、ベージュやライトグレー、パステルカラーなどがおすすめです。
また、縦のストライプ柄を使うと、視線が上に向かうため天井が高く感じられ、空間を広く見せることができます。一方で、大きな柄や濃い色は避けた方が無難です。これらは空間を狭く感じさせてしまう可能性があるためです。
POINT2・究極のプライベート空間だから、好みに振り切る
トイレは家の中で最もプライベートな空間です。普段のリビングやキッチンでは採用しづらいデザインでも、トイレなら思い切って取り入れることができます。例えば、大胆な花柄や個性的なアート柄、好きなキャラクターをあしらった壁紙など、自分の趣味や個性を存分に表現できます。
ただし、あまりに刺激の強い柄や色は長期的に見ると飽きる可能性もあるので、慎重に選ぶことをおすすめします。自分の好みを反映させつつも、長く使えるデザインを選ぶのがポイントです。
POINT3・狭いからこその「おこもり感」を楽しむ
トイレの狭さを逆手にとって、居心地の良い「おこもり空間」を作り出すのも一案です。落ち着いた色合いの壁紙を選ぶことで、ほっと一息つける空間に仕上げることができます。例えば、ダークブラウンやネイビーなどの深みのある色を使うと、落ち着いた雰囲気を演出できます。
また、木目調の壁紙を使えば、まるで小さな書斎のような雰囲気も楽しめます。本棚風の壁紙を使って、実際に小さな本棚を設置すれば、トイレタイムを読書タイムに変えることもできるでしょう。
POINT4・住まい全体のテーマに合わせる
トイレも家の一部です。住まい全体のインテリアテーマと調和させることで、統一感のある空間づくりができます。例えば、ナチュラルテイストの家であれば、トイレも木目調や草花柄の壁紙を選ぶといいでしょう。モダンな雰囲気の家なら、シンプルでスタイリッシュな無地や幾何学模様の壁紙が合います。
和風の家であれば、和紙調の壁紙や日本画風の壁紙を選ぶことで、和の雰囲気を演出できます。全体のテーマに合わせつつも、トイレならではの遊び心を加えるのも良いでしょう。
POINT5・機能性壁紙を選んで快適性を高める
最近では、見た目だけでなく機能性を兼ね備えた壁紙も多く登場しています。例えば、消臭効果のある壁紙は、トイレ特有の臭いを軽減してくれます。汚れが付きにくい壁紙は、お手入れが簡単で長く美しさを保つことができます。
また、調湿機能のある壁紙は、トイレの湿度を適切に保ってくれるので、カビの発生を抑える効果があります。抗菌性能を持つ壁紙もあり、衛生面でも安心です。これらの機能性壁紙を選ぶことで、トイレの快適性を大幅に向上させることができます。
以上の5つのコツを参考に、あなたの理想のトイレ空間を作り上げてください。壁紙選びを楽しみながら、毎日使う空間だからこそ、こだわりの詰まったトイレに仕上げることをおすすめします。
オシャレなトイレ空間デザイン例10選
トイレのインテリアスタイルは、住まい全体の雰囲気と合わせつつ、個性を表現できる絶好の機会です。ここでは、様々なインテリアスタイルに合わせたトイレの施工例を10つご紹介します。それぞれの特徴と魅力を解説していきましょう。
北欧スタイル
北欧スタイルは、シンプルでありながら温かみのある雰囲気が特徴です。白を基調とし、木目調の要素を取り入れるのがポイントです。壁紙は、マリメッコなどの北欧デザインの花柄や幾何学模様を採用すると、一気に北欧らしい空間に仕上がります。明るく爽やかな印象で、毎日の使用が楽しくなるでしょう。
モダンスタイル
モダンスタイルは、シンプルでスタイリッシュな空間を目指します。壁紙は無地のグレーや黒を基調とし、直線的なデザインの設備を組み合わせるのがおすすめです。鏡や照明にもこだわり、スクエア型のものを選ぶとより引き締まった印象になります。洗練された大人の空間を演出できます。
ナチュラルスタイル
ナチュラルスタイルは、自然素材を多く取り入れた温かみのある空間です。壁紙は木目調や草木をモチーフにしたものを選びましょう。アクセントとして、グリーンの観葉植物を置くのもおすすめです。床材に温かみのある色の木目調フローリングを使用すると、より一層ナチュラルな雰囲気が高まります。
和モダンスタイル
和モダンスタイルは、日本の伝統的な要素と現代的なデザインを融合させたスタイルです。壁紙は和紙調のものや、墨絵風のデザインを採用するとよいでしょう。黒や濃紺などの深い色を使い、照明は間接照明を活用すると、落ち着いた和の空間が演出できます。
アンティークスタイル
アンティークスタイルは、クラシカルで優雅な雰囲気が魅力です。壁紙はダマスク柄や花柄などの古典的なデザインを選びましょう。ゴールドやブロンズなどの金属パーツを取り入れると、より豪華な印象になります。照明は、シャンデリア風のものを選ぶとよりアンティーク感が増します。
インダストリアルスタイル
インダストリアルスタイルは、工場や倉庫をイメージした無骨でクールな雰囲気が特徴です。壁紙はコンクリート調や錆びた金属風のものを選びましょう。配管をあえて露出させたり、照明器具にエジソン電球を使用したりするのもポイントです。
カフェスタイル
カフェスタイルは、居心地の良さとおしゃれさを両立させたスタイルです。壁紙はレンガ調や木目調を使い、一部に黒板塗料を使用するのもおすすめです。小物使いでカフェらしさを出すのがポイントで、観葉植物やアンティーク調の小物を飾ると雰囲気が出ます。
ビーチスタイル
ビーチスタイルは、爽やかで開放的な雰囲気が特徴です。壁紙は白やライトブルーを基調とし、ボーダー柄や貝殻柄などを取り入れるとよいでしょう。木目調の床材と組み合わせると、よりビーチハウスらしい雰囲気になります。
エレガントスタイル
エレガントスタイルは、上品で洗練された空間を目指します。壁紙はシルバーやパールのような光沢のあるものを選びましょう。鏡は大きめのものを使用し、照明も豪華なものを選ぶとよいでしょう。タオルや小物類も高級感のあるものを選ぶことで、ラグジュアリーな空間が完成します。
エクレクティックスタイル
エクレクティックスタイルは、様々なテイストを組み合わせた個性的な空間です。壁紙は大胆な柄や色使いのものを選び、あえてミスマッチな家具や小物を組み合わせるのがポイントです。自分の好きなものを自由に組み合わせることで、唯一無二の空間を作り出すことができます。
これらの施工例を参考に、あなたの好みや住まい全体の雰囲気に合ったトイレのインテリアスタイルを見つけてください。壁紙だけでなく、床材や照明、小物使いなども含めた総合的なコーディネートを楽しんでみましょう。
よくある質問(Q&A)
トイレの壁紙選びに関して、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。これらの質問と回答を参考に、より良いトイレ空間づくりにお役立てください。
Q1: トイレの壁紙の耐用年数はどのくらいですか?
A1: 一般的に、トイレの壁紙の耐用年数は5〜10年程度と言われています。ただし、これは平均的な目安であり、実際の耐用年数は使用状況や環境によって大きく変わります。例えば、日当たりの良い場所や湿気の多い環境では、壁紙の劣化が早まる可能性があります。また、高品質な壁紙や機能性壁紙を使用すれば、より長持ちする傾向にあります。定期的なメンテナンスを行うことで、壁紙の寿命を延ばすこともできます。
Q2: トイレの壁紙は自分で貼り替えられますか?
A2: DIYで壁紙を貼り替えることは可能ですが、トイレは狭い空間で作業がしづらいため、初心者にはやや難しい場合があります。また、水回りなので防水処理など専門的な知識も必要です。自分で挑戦する場合は、以下の点に注意しましょう。
・事前に壁の下地処理をしっかり行う
・防水性能のある壁紙を選ぶ
・壁紙用の専用道具を揃える
・壁紙の柄合わせに注意する
・エアを抜きながら丁寧に貼る
初めての方や確実な仕上がりを求める場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。プロの技術で美しく仕上げてもらえるほか、保証もついて安心です。
Q3: トイレの壁紙選びで避けた方が良い色や柄はありますか?
A3: 絶対的な禁忌はありませんが、トイレの特性を考慮すると避けた方が良い色や柄があります。
・暗すぎる色:空間を狭く感じさせ、圧迫感を与える可能性があります。
・複雑すぎる柄:狭い空間で目が疲れやすくなります。
・真っ白な壁紙:汚れが目立ちやすく、メンテナンスが大変です。
・光沢の強すぎる壁紙:反射して目が疲れやすくなります。
ただし、これらも使い方次第では効果的に使える場合もあります。例えば、暗い色でも一部のアクセントウォールとして使用すれば、落ち着いた雰囲気を演出できます。空間の雰囲気と実用性のバランスを考えて選びましょう。
Q4: トイレの壁紙を選ぶ際、注意すべき点は何ですか?
A4: トイレの壁紙を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
・防水性:水はねや湿気に強い素材を選ぶ
・耐久性:擦れや衝撃に強い素材を選ぶ
・お手入れのしやすさ:汚れが落ちやすい素材を選ぶ
・光の具合:自然光や照明との相性を考える
・空間の広さ:狭さを強調しない色や柄を選ぶ
・臭気対策:消臭機能付きの壁紙も考慮する
これらの点を踏まえつつ、デザイン性も重視して選ぶことで、快適で美しいトイレ空間を作ることができます。
Q5: トイレの壁紙の価格帯はどのくらいですか?
A5: トイレの壁紙の価格帯は非常に幅広く、1㎡あたり1,000円程度の低価格帯から、10,000円を超える高級品まであります。一般的には、3,000円〜5,000円/㎡程度の中価格帯の壁紙が多く使用されています。
価格は素材や機能、デザインによって大きく変わります。例えば、汚れに強い撥水加工や消臭機能付きの壁紙は、通常のものより高価になります。また、有名デザイナーやブランドとのコラボレーション商品なども高価格帯に位置します。
予算に応じて選ぶことが大切ですが、長期的な使用を考えると、多少高くても品質の良いものを選ぶことをおすすめします。
これらの質問と回答を参考に、あなたの理想のトイレ空間づくりにお役立てください。壁紙選びは、機能性とデザイン性のバランスが重要です。慎重に選びつつも、自分らしさを表現する楽しさも忘れずに、理想のトイレ空間を作り上げてください。
まとめ
トイレの壁紙選びは、狭い空間を活かしながら自分らしさを表現できる、楽しいインテリアの一つです。空間の特性を理解し、自分の好みや家全体のテイストを考慮しながら、機能性も兼ね備えた壁紙を選ぶことが大切です。この記事で紹介したコツや施工例を参考に、あなただけの居心地の良いトイレ空間を作り上げてください。毎日使う空間だからこそ、こだわりの詰まったトイレは、きっと日々の生活に小さな喜びをもたらしてくれるはずです。
なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の資金計画の相談・作成や、相性良く親身になってくれる「営業担当者」をご紹介します。家づくりに関して少しでも不安を感じるようであれば、お問い合わせください。
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