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神棚を祀る正しい方角や祀る場所について詳しく解説

家づくりの基本

2024/08/21

2024/08/21

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

神棚を祀る正しい方角や祀る場所について詳しく解説

神棚とは?

神棚とは、家庭内に設置する小さな神社のようなものです。日本の伝統的な信仰において、家庭や家族の守護神を祀る場所として大切にされてきました。神棚には、その家の氏神様やお守りとしての神様を祀り、日々の感謝や祈りを捧げる場所として機能しています。

神棚を置く方角や位置について

神棚を置く方角や位置は、家の中でも重要な要素です。正しい配置をすることで、家族の平安や繁栄を願う思いがより効果的に伝わるとされています。以下、神棚の適切な方角や位置について詳しく解説していきます。

理想的な方角

一般的に、神棚は以下の方角に向けて設置することが好ましいとされています。

1. 南向き:最も理想的とされる方角です。太陽の光を受ける方向であり、明るさや活力を象徴します。

2. 東向き:朝日が昇る方向であり、新たな始まりや成長を表します。

3. 西向き:特に問題はありませんが、夕日が沈む方向のため、南や東ほど好まれません。

4. 北向き:寒さや暗さを連想させるため、できれば避けるべきです。

避けるべき方角

北東の方角(艮:うしとら)は「鬼門」と呼ばれ、邪気が入りやすいとされているため、神棚の設置は避けるべきです。同様に、南西の方角(坤:ひつじさる)も「裏鬼門」と呼ばれ、避けた方が良いでしょう。

神棚を祀る場所

神棚を祀る場所は、家の中でも特に重要です。以下のポイントを考慮して選びましょう。

1. 清浄な場所:水回りや寝室から離れた、清潔で落ち着いた場所を選びます。

2. 人の往来が少ない場所:頻繁に人が行き来する場所は避けましょう。

3. 適切な高さ:目線よりも少し上が理想的です。ただし、天井すれすれの高さは避けてください。

4. 安定した場所:揺れや振動の少ない、安定した場所を選びます。

5. 玄関から見て奥の方:家の中心に近い場所が理想的です。

6. リビングなど家族が集まる場所の近く:家族全員が日常的にお参りしやすい場所がよいでしょう。

マンションやアパートでの対応

マンションやアパートなど、理想的な方角や位置に設置できない場合もあるでしょう。そのような場合は、できる範囲で最適な場所を選びましょう。方角よりも、清浄で落ち着いた雰囲気の場所を優先するのがよいでしょう。

神棚の方角や位置は重要ですが、それ以上に大切なのは、毎日真心を込めてお参りすることです。家の構造上、理想的な配置ができない場合でも、日々の感謝の気持ちを忘れずにお参りすることで、神様はきっとその思いを受け止めてくださるでしょう。神棚を通じて、家族の絆を深め、心の拠り所となる場所を作ることが最も大切なのです。

神棚の「雲」とは?

神棚の「雲」とは、神棚の下に取り付ける装飾的な板のことです。雲形に彫刻されていることが多く、神様の座る雲をイメージしています。雲は神棚と現世を区切る役割を持ち、神聖な場所であることを示す重要な要素です。

神棚のサイズやデザイン

神棚のサイズやデザインは、家の大きさや好みに合わせて選びましょう。一般的な家庭用の神棚は、幅30cm~60cm程度のものが多いです。デザインは和風の伝統的なものから、モダンなものまで様々です。大切なのは、自分の家や生活スタイルに合ったものを選ぶことです。

お神札の配置について

お神札の配置は、一般的に中央に氏神様のお札を置き、その左右に他のお札を配置します。複数のお札がある場合は、格の高い順に中央から左右に配置していきます。ただし、神社によって配置の指示がある場合は、それに従うのが良いでしょう。

神具の種類と配置について

神具には、榊(さかき)、神鏡、神酒徳利、お供え台などがあります。これらは神棚の前に配置します。一般的な配置は、手前から神鏡、榊、神酒徳利の順です。お供え台は、これらの神具の手前に置きます。神具の配置も神社によって指示がある場合があるので、確認しておくとよいでしょう。

神棚にお供えする物と取り換える頻度

神棚にお供えする物としては、お米、塩、水、お神酒などが一般的です。これらは毎日新しいものに取り換えるのが理想的ですが、忙しい現代の生活では難しいこともあります。最低でも週に1回は取り換えるようにしましょう。季節の果物や野菜をお供えするのも良いですが、傷みやすいものは早めに下げるようにしてください。

神棚の注意するポイントとメンテナンス方法

神棚はどこに設置するべき?適していない場所は?

神棚の設置に適さない場所としては、先述のトイレや風呂場、寝室の他に、キッチンや収納スペースなども避けるべきです。また、直射日光が当たる場所や湿気の多い場所も適していません。清浄で落ち着いた雰囲気の場所を選びましょう。

神棚のお手入れ方法について

神棚のお手入れは定期的に行うことが大切です。埃を払う、拭き掃除をするなどの基本的なお手入れは週に1回程度行いましょう。年に1回は神具も含めて全体的な大掃除をするのがよいでしょう。お手入れの際は、清浄な心で丁寧に行うことが大切です。

神棚にお参りするときの作法

神棚にお参りする際の基本的な作法は以下の通りです。まず、手を清めます。次に、神前に立ち、軽く礼をします。その後、拍手を2回打ち、黙祷や祈願をします。最後に、もう一度軽く礼をして終わります。日々の感謝や祈りを込めて、心を込めてお参りしましょう。

まとめ

神棚は日本の伝統的な信仰の象徴であり、家庭の守護神を祀る大切な場所です。正しい方角や位置、適切なお供えや神具の配置、そして定期的なお手入れを心がけることで、神棚は家族の心の拠り所となります。ただし、神棚の設置や祀り方に決まりはありますが、それぞれの家庭の事情や考え方に合わせて柔軟に対応することも大切です。神棚を通じて、日々の感謝の気持ちを忘れず、家族の絆を深める機会としても活用してみてはいかがでしょうか。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

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