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土間リビングの魅力や注意点、インテリア、使い方・間取り例を紹介

家づくりの基本

2024/08/26

2024/08/26

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

土間リビングの魅力や注意点、インテリア、使い方・間取り例を紹介

土間リビングは、和モダンな雰囲気を演出できる人気の空間です。しかし、その特殊な構造ゆえに、失敗してしまうケースも少なくありません。この記事では、土間リビングで失敗しない工夫と後悔しない間取りのポイントを詳しく解説します。メリットやデメリット、注意点、インテリアの選び方など、土間リビングを検討している方必見の情報をお届けします。

土間リビングとは

土間リビングとは、リビングの一部に土間空間を設けた間取りのことを指します。従来の和室にあった土間の概念を現代的にアレンジし、リビングに取り入れたものです。床部分がコンクリートやタイルなどの素材で仕上げられており、靴を履いたまま利用できる空間となっています。

土間リビングのメリット・デメリット

土間リビングは、和モダンな雰囲気を演出できる魅力的な空間ですが、その特徴ゆえに様々なメリットとデメリットがあります。ここでは、土間リビングの長所と短所を詳しく解説します。

土間リビングのメリット

1. 内と外の中間として多目的に使える

土間リビングは、室内と屋外の中間的な空間として機能します。靴を履いたまま利用できるため、ガーデニングの作業スペースやアウトドア用品の手入れなど、多目的に活用できます。また、外部からの土や砂の持ち込みを気にせず利用できるため、子どもの遊び場としても重宝します。

2. 人が集まるスペースになる

土間リビングは、その開放的な雰囲気から、自然と人が集まるスペースになります。ホームパーティーや家族団らんの場として、コミュニケーションを促進する役割を果たします。また、靴を脱がずに気軽に出入りできるため、来客時にもリラックスした雰囲気で迎えることができます。

3. 汚れが気にならない

床材が耐久性の高いコンクリートやタイルであるため、多少の汚れや水滴を気にせず使用できます。子どもやペットのいる家庭でも安心して利用できる空間です。また、掃除も簡単で、日常的なメンテナンスが比較的楽に行えます。

4. 外で使うものの収納場所になる

土間リビングは、アウトドア用品や園芸道具など、外で使用するものの収納スペースとしても活用できます。玄関からすぐの位置に設けることで、出し入れもスムーズになります。これにより、他の部屋の収納スペースを有効活用することができます。

5. 夏場は足元がひんやりして気持ちいい

コンクリートやタイルは熱伝導率が低いため、夏場は足元がひんやりとして快適に過ごせます。エアコンの効きも良くなり、省エネ効果も期待できます。特に蒸し暑い日本の夏には、涼しげな空間として重宝します。

土間リビングのデメリット

1. 冬場は足元が冷たい

夏場のひんやり感が魅力的な反面、冬場は足元が冷たく感じられることがあります。適切な断熱対策や床暖房の設置など、寒さ対策が必要になる場合があります。これらの対策は追加コストになる可能性があるため、計画段階での検討が重要です。

2. 土間リビングを利用するときに靴の脱ぎ履きが面倒

リビングと土間の行き来が多い場合、靴の脱ぎ履きが煩わしく感じることがあります。スリッパやサンダルの利用など、工夫が必要になる場合もあります。特に、頻繁に行き来する必要がある間取りの場合は、この点を十分に考慮する必要があります。

3. 段差ができる

一般的なリビングと土間部分には段差ができるため、小さな子どもやお年寄りにとっては転倒のリスクとなる可能性があります。段差の高さや配置には十分な注意が必要です。また、バリアフリー設計を目指す場合は、土間リビングの導入に慎重になる必要があるかもしれません。

4. 工事費が高くなる可能性がある

土間リビングの設置には、通常のリビング以上の工事が必要となる場合があります。特に断熱対策や床暖房の設置など、追加工事が発生すると工事費が高くなる可能性があります。また、土間部分の面積が大きくなると、それに比例して工事費も増加する傾向にあります。

5. 湿気対策が必要

土間は湿気がこもりやすい空間です。適切な湿気対策を行わないと、カビやダニの発生、木材の腐食などのリスクが高まります。除湿機の設置や定期的な換気、調湿素材の使用など、継続的な対策が必要になる可能性があります。

土間リビングの導入を検討する際は、これらのメリットとデメリットを十分に理解し、自身の生活スタイルや家族構成、気候条件などを考慮して判断することが重要です。適切な計画と対策を行えば、土間リビングは快適で魅力的な空間となり、家全体の価値を高める要素となるでしょう。

土間リビングの注意点、寒さ対策や湿気対策について

土間リビングは魅力的な空間ですが、その特性上、いくつかの注意点があります。特に寒さと湿気の問題は重要です。ここでは、これらの問題に対する具体的な対策と注意点を詳しく解説します。

寒くない土間リビングにするには

土間リビングの最大の課題の一つが寒さ対策です。コンクリートやタイルは熱伝導率が高いため、冬場は特に冷たく感じられます。以下に、効果的な寒さ対策をいくつか紹介します。

基礎部分をしっかりと断熱する

土間リビングを快適に使用するためには、基礎部分の断熱が重要です。断熱材を十分に施工することで、冬場の冷え込みを軽減できます。具体的には、以下の方法があります。

1. 基礎断熱工法の採用:基礎の外周部に断熱材を施工し、床下空間全体を室内と同等の温度環境にする方法です。

2. 二重床構造の採用:土間の上に空間を設け、その上に床を作る方法です。この空間に断熱材を充填することで、効果的に寒さを防ぐことができます。

3. 高性能断熱材の使用:グラスウールやポリスチレンフォームなど、断熱性能の高い素材を使用することで、より効果的な断熱が可能になります。

薪ストーブを設置する

土間リビングに薪ストーブを設置することで、暖かさと趣のある空間を演出できます。薪ストーブは放射熱で空間を暖めるため、土間の冷たさを効果的に緩和します。ただし、設置には以下の点に注意が必要です。

1. 専門的な知識と許可が必要:設置には消防法に基づく届出が必要です。

2. 煙突の設置場所の検討:適切な排煙のために、煙突の位置や高さを慎重に計画する必要があります。

3. 薪の調達と保管:定期的な薪の調達と適切な保管場所の確保が必要です。

床暖房を設置する

電気式やガス式の床暖房を設置することで、冬場でも快適に過ごせます。特に足元の冷たさが気になる方には、おすすめの対策です。床暖房の設置に関しては、以下の点を考慮しましょう。

1. 熱効率:土間の素材によって熱の伝わり方が異なるため、適切な方式を選択する必要があります。

2. ランニングコスト:電気式とガス式では運転コストが異なるため、長期的な視点で選択することが大切です。

3. 部分施工:土間全体ではなく、よく使う場所のみに床暖房を施工することでコストを抑えられます。

湿気対策をするには

土間は湿気がこもりやすい空間です。適切な湿気対策を行わないと、カビやダニの発生、木材の腐食などのリスクが高まります。以下に、効果的な湿気対策をいくつか紹介します。

1. 除湿機の設置:特に梅雨時期や夏場は、除湿機を使用して室内の湿度をコントロールしましょう。

2. 定期的な換気:窓を開けるなどして、こまめに換気を行うことが大切です。換気扇の設置も効果的です。

3. 調湿素材の使用:珪藻土や漆喰などの調湿機能のある素材を壁に使用することで、室内の湿度を適切に保つことができます。

4. 床下換気の確保:床下の湿気を逃がすために、適切な床下換気口を設けることが重要です。

5. 防湿シートの施工:土間コンクリートの下に防湿シートを敷くことで、地面からの湿気の上昇を防ぐことができます。

6. 排水対策:雨水や結露水が適切に排水されるよう、勾配や排水溝の設計に注意を払いましょう。

その他の注意点

1. 段差への配慮:土間とリビングの段差は転倒のリスクとなるため、段差を最小限に抑えるか、明確に視認できるようにすることが大切です。

2. 素材の選択:土間の素材は耐久性、耐水性、お手入れのしやすさを考慮して選びましょう。

3. 照明計画:土間は一般的に天井が高くなるため、適切な照明計画が必要です。間接照明を活用するのも一案です。

4. 家具の選択:湿気に強い素材の家具を選ぶことで、長持ちさせることができます。

土間リビングは、適切な対策を講じることで快適な空間となります。寒さ対策や湿気対策をしっかりと行い、その他の注意点にも配慮することで、魅力的で機能的な土間リビングを実現することができるでしょう。計画段階から専門家に相談し、自分の生活スタイルに合った最適な設計を心がけることが大切です。

土間リビングのインテリアや使い方のポイント

土間リビングは、その独特な雰囲気と機能性から、インテリアや使い方に工夫を凝らすことで、より魅力的な空間になります。ここでは、土間リビングを最大限に活かすためのインテリアや使い方のポイントを詳しく解説します。

インテリア選びのポイント

土間リビングのインテリアは、和モダンやナチュラルテイストが人気です。耐久性のある素材を選び、土間の素材感を活かしたコーディネートがおすすめです。

1. 素材感を重視:土間の素材感を活かすため、木や石、金属などの自然素材を取り入れましょう。これらの素材は土間の雰囲気と調和し、温かみのある空間を演出します。

2. 色使いに注意:土間は比較的暗い印象になりがちなので、明るい色調の家具や小物を取り入れることで、空間を明るく見せることができます。

3. 観葉植物の活用:グリーンを取り入れることで、より開放的で自然な雰囲気を演出できます。耐陰性の高い植物を選ぶと良いでしょう。

4. 照明の工夫:間接照明や足元灯を使用することで、土間の質感を際立たせ、落ち着いた雰囲気を作り出すことができます。

5. テキスタイルの活用:ラグやクッションなどのテキスタイルを使用することで、冷たい印象を和らげ、くつろぎの空間を演出できます。

間取りのポイント

土間リビングの配置は、家全体の動線や使い勝手に大きく影響します。以下のポイントを考慮しましょう。

1. 玄関からのアクセス:玄関からのアクセスが良い位置に土間リビングを配置することで、外出時の利便性が高まります。

2. キッチンとの連携:キッチンと隣接させることで、アウトドアダイニングのような雰囲気を演出できます。

3. 庭との連続性:庭や縁側と連続させることで、内と外の境界を曖昧にし、開放的な空間を作り出せます。

4. 収納スペースの確保:土間リビング内や隣接する場所に収納スペースを設けることで、アウトドア用品などを効率的に収納できます。

段差の高さ

一般的な土間リビングの段差は、10〜15cm程度が多いです。段差の高さは以下の点を考慮して決定しましょう。

1. 安全性:高すぎると転倒のリスクが高まります。特に小さな子どもやお年寄りがいる家庭では注意が必要です。

2. 機能性:低すぎると土間の特徴が活かせません。靴を履いたまま使用することを考慮し、適切な高さを選びましょう。

3. デザイン性:段差の高さによって空間の印象が変わります。全体のデザインとのバランスを考えて決定しましょう。

日常の掃除方法

土間リビングの掃除は、その素材や使用頻度によって適切な方法が異なります。

1. 日常的な清掃:ほうきやモップでの清掃が基本です。土や砂などはこまめに取り除きましょう。

2. 水拭き:定期的に水拭きをすることで、埃や汚れを効果的に除去できます。ただし、素材によっては水拭きが適さない場合もあるので注意が必要です。

3. 専用クリーナーの使用:必要に応じて、床材に適した専用のクリーナーを使用しましょう。

4. 玄関マットの活用:土間リビングの入り口に玄関マットを敷くことで、外からの汚れの持ち込みを最小限に抑えられます。

メンテナンス方法

コンクリートやタイルの土間は、定期的なメンテナンスが必要です。

1. シーリング:コンクリートの場合、定期的にシーリングを行うことで耐久性を高めることができます。

2. 目地のメンテナンス:タイルの場合、目地の汚れや劣化に注意が必要です。定期的に清掃し、必要に応じて補修しましょう。

3. ひび割れの補修:コンクリートにひび割れが生じた場合は、早めに補修することが大切です。放置すると大きな問題に発展する可能性があります。

4. 専門業者によるメンテナンス:年に1回程度、専門業者による点検やメンテナンスを行うことをおすすめします。

使い方のポイント

土間リビングの特性を活かした使い方をすることで、より快適な空間になります。

1. 多目的スペースとして活用:アウトドア用品の手入れ、ガーデニング作業、子どもの遊び場など、様々な用途に活用しましょう。

2. パーティースペースとして利用:土間リビングは人が集まりやすい空間です。ホームパーティーの際のメインスペースとして活用できます。

3. 季節に合わせた使い方:夏は涼しげな空間として、冬は薪ストーブを囲む暖かな空間として活用するなど、季節に合わせた使い方を工夫しましょう。

4. アート展示スペースとして:高い天井や広い壁面を活かして、アート作品を展示するギャラリーのような空間としても使えます。

土間リビングは、その特性を理解し適切なインテリアや使い方を工夫することで、より魅力的で機能的な空間となります。家族の生活スタイルや好みに合わせて、理想の土間リビングを作り上げていきましょう。

土間リビングの家の間取り例

土間リビングを取り入れた家の間取りは、家族構成やライフスタイル、敷地の条件などによって様々なバリエーションがあります。ここでは、いくつかの代表的な間取り例を紹介し、それぞれの特徴や利点について詳しく解説します。

L字型リビングの一角に土間を設ける形

この間取りは、L字型のリビングの一部を土間にする形です。主な特徴は以下の通りです。

・リビングと土間が自然に繋がり、開放的な空間を演出できます。

・土間部分を玄関に近い位置に配置することで、外出時の利便性が高まります。

・L字の角を利用して、土間とリビングの境界線を自然に作ることができます。

・リビングの一部が土間になることで、季節や用途に応じて柔軟に空間を使い分けられます。

この間取りは、中規模〜大規模の家屋に適しており、家族が集まるメインの空間として機能します。

リビングと土間を並列に配置する形

リビングと土間を並べて配置する間取りです。特徴は以下の通りです。

・リビングと土間を明確に分けることができ、それぞれの用途に応じた空間づくりが可能です。

・土間側に大きな開口部を設けることで、庭やテラスとの一体感を生み出せます。

・リビング側を床暖房にするなど、快適性を高める工夜が施しやすくなります。

・土間側をアウトドア用品の収納や作業スペースとして活用しやすくなります。

この間取りは、indoor-outdoor livingを重視する家族や、趣味の空間を広く確保したい場合に適しています。

中庭を中心に各部屋を配置する形

中庭を囲むように各部屋を配置し、その中庭部分を土間にする間取りです。特徴は以下の通りです。

・中庭を中心とした開放的で明るい空間を作り出すことができます。

・各部屋からアクセスしやすい位置に土間があるため、多目的に活用できます。

・プライバシーを確保しつつ、屋外の要素を取り入れることができます。

・光や風を家の中心に取り込むことで、自然と調和した暮らしが可能になります。

この間取りは、都市部の狭い敷地でも開放感のある住まいを実現したい場合や、自然との繋がりを重視する家族に適しています。

土間を玄関からリビングまで一直線に配置する形

玄関から土間を通ってリビングにアクセスする間取りです。特徴は以下の通りです。

・明確な動線が生まれ、スムーズな家の出入りが可能になります。

・土間を通り抜けることで、外部と内部の緩衝空間として機能します。

・土間の両サイドに収納や洗面所などを配置することで、機能性を高められます。

・土間の幅や長さを調整することで、様々な規模の住宅に適用できます。

この間取りは、細長い敷地や、玄関からリビングまでの動線を重視する家族に適しています。

2階建ての吹き抜け土間リビング

1階と2階をつなぐ吹き抜けの空間を土間にする間取りです。特徴は以下の通りです。

・開放感のある大空間を演出でき、家全体に豊かな表情を与えます。

・自然光を1階まで取り込むことができ、明るく快適な空間となります。

・2階からも土間を見下ろせるため、家族の気配を感じやすい設計になります。

・階段を土間に面して設置することで、アクセントとしても機能します。

この間取りは、広い敷地に建つ大型の住宅や、開放感を重視する家族に適しています。

間取り選びのポイント

土間リビングの間取りを選ぶ際は、以下のポイントを考慮することが大切です。

1. 家族の生活スタイル:家族の趣味や日常的な活動に合わせた間取りを選びましょう。

2. 敷地の条件:敷地の形状や向き、周辺環境に適した間取りを検討しましょう。

3. 将来の変化:家族構成の変化や、ライフステージの移り変わりを考慮に入れましょう。

4. 気候条件:地域の気候特性に合わせた間取りを選ぶことで、快適性が向上します。

5. 予算:土間の広さや仕上げ材によってコストが変わるため、予算と相談しながら決定しましょう。

土間リビングの間取りは、家族の暮らしに大きな影響を与えます。専門家のアドバイスを受けながら、理想の住まいづくりを進めていくことをおすすめします。それぞれの家族にとって最適な土間リビングの間取りを見つけ、快適で魅力的な住まいを実現しましょう。

よくある質問(Q&A)

土間リビングに関して、多くの方が疑問に思う点について、Q&A形式で詳しく解説します。

Q1: 土間リビングは掃除が大変ではないですか?

A1: 土間リビングの掃除は、一般的なリビングと比べてそれほど手間はかかりません。日常的にはほうきやモップでの清掃で十分です。むしろ、汚れが目立ちにくいため、気軽に使用できる点がメリットと言えるでしょう。ただし、素材によっては定期的なメンテナンスが必要な場合もあります。例えば、コンクリートの場合は年に1〜2回のワックスがけ、タイルの場合は目地のクリーニングなどが推奨されます。これらの作業は専門業者に依頼することも可能です。

Q2: 土間リビングは結露が心配です。対策はありますか?

A2: 結露対策としては、適切な断熱施工と換気が重要です。基礎部分の断熱を十分に行い、定期的に換気を行うことで結露のリスクを軽減できます。具体的には以下の対策が効果的です。

1. 基礎断熱工法の採用:地面からの冷気を遮断し、室内温度を安定させます。

2. 床下換気システムの設置:床下の湿気を効果的に排出します。

3. 調湿素材の使用:珪藻土や漆喰などの調湿機能のある素材を壁に使用することで、室内の湿度を適切に保つことができます。

4. 除湿機の使用:特に梅雨時期や夏場は、除湿機を使用して室内の湿度をコントロールしましょう。

これらの対策を組み合わせることで、結露の問題を大幅に軽減できます。

Q3: 土間リビングの広さはどれくらいが適切ですか?

A3: 土間リビングの適切な広さは、家全体の広さや使用目的によって異なります。一般的には、4〜6畳程度のスペースがあれば十分な機能性を確保できます。ただし、大きな家具を置く予定がある場合は、それに応じてより広いスペースが必要になるでしょう。具体的な目安としては、

・小規模(2〜3人家族):4畳程度

・中規模(3〜4人家族):4〜6畳程度

・大規模(4人以上の家族、または頻繁にパーティーを開く場合):6畳以上

ただし、これはあくまで目安であり、実際の広さは家族の生活スタイルや好みに合わせて決定することが大切です。設計の段階で、家族で話し合いながら理想の広さを決めていくことをおすすめします。

Q4: 土間リビングは冬場寒くないですか?

A4: 適切な対策を施せば、冬場でも快適に過ごすことができます。主な対策としては以下が挙げられます。

1. 床暖房の設置:土間部分に床暖房を設置することで、足元から暖かい空間を作り出せます。

2. 断熱性能の向上:基礎や壁の断熱性能を高めることで、室内の温度を保ちやすくなります。

3. 薪ストーブの設置:土間リビングに薪ストーブを設置すれば、暖かさと趣のある空間を演出できます。

4. カーペットやラグの使用:冬場は土間の上にカーペットやラグを敷くことで、足元の冷たさを和らげることができます。

これらの対策を組み合わせることで、冬場でも快適な土間リビングを実現できます。

Q5: 土間リビングは子育て中の家庭でも問題ないですか?

A5: 土間リビングは、適切な配慮があれば子育て中の家庭でも十分に活用できます。むしろ、以下のような利点があります。

1. 汚れを気にせず遊べる:土や砂で遊んでも、掃除が比較的簡単です。

2. 多目的スペースとして活用:室内遊びや工作など、様々な活動に利用できます。

3. 外遊びの延長として:外遊びの後、そのまま土間で遊べるため便利です。

ただし、以下の点に注意が必要です。

1. 段差への配慮:転倒防止のため、段差を最小限に抑えるか、明確に視認できるようにしましょう。

2. 素材の選択:滑りにくい素材を選ぶことで、安全性を高められます。

3. コーナーガードの設置:鋭角な角にはコーナーガードを設置し、安全性を確保しましょう。

これらの点に気を付けることで、子育て中の家庭でも安全で快適な土間リビングを実現できます。

土間リビングは、適切な計画と対策を行うことで、多くの家庭にとって魅力的な空間となります。これらの質問と回答を参考に、自分の家族に最適な土間リビングを検討してみてください。

まとめ

土間リビングは、適切な計画と対策を行えば、快適で魅力的な空間となります。メリットとデメリットをよく理解し、自分の生活スタイルに合った設計を心がけることが大切です。寒さ対策や湿気対策、インテリアの選び方など、細かな点にも注意を払いながら、理想の土間リビングを実現しましょう。失敗しない工夫と後悔しない間取りのポイントを押さえることで、長く愛着を持って使える素敵な空間になるはずです。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

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    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

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    :渡辺知光

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    所在地

    :〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002

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    :地下鉄日比谷線築地駅より徒歩3分

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