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和モダンリビングの間取りや内装、インテリアのポイントを解説

家づくりの基本

2024/09/04

2024/09/04

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

和モダンリビングの間取りや内装、インテリアのポイントを解説

和の落ち着きと洋の機能性を融合させた和モダンリビングは、日本人の生活様式に合った心地よい空間を実現します。しかし、単に和風の要素を取り入れるだけでは本当の和モダンにはなりません。この記事では、和モダンリビングの特徴や魅力、そして間取りや内装、インテリアのポイントについて詳しく解説します。おしゃれで快適な和モダンリビングを実現するためのヒントをお伝えしていきましょう。

目次

和モダンリビングとは

和モダンリビングとは、日本の伝統的な和の要素と現代的なデザインを融合させた空間のことを指します。シンプルでありながら落ち着きのある雰囲気を醸し出し、機能性と美しさを兼ね備えたリビングスタイルです。和のエッセンスを取り入れつつ、現代的な生活様式に合わせた快適さを追求しているのが特徴です。

和モダンとジャパンディの違い

和モダンとジャパンディ(ジャパニーズモダン)は似ているようで異なる概念です。和モダンが日本の伝統的な要素を現代的にアレンジしたスタイルであるのに対し、ジャパンディは日本の美意識を西洋のデザインに取り入れたスタイルです。ジャパンディは海外で生まれた概念であり、より洋風なイメージがあります。一方、和モダンは日本人の感性に根ざしたデザインで、より和の要素が強調されています。

おしゃれな和モダンリビングのポイント

和モダンリビングを実現するには、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、おしゃれで洗練された和モダンリビングを作るための具体的なアプローチについて詳しく解説します。

外観は高さを意識してデザインする

和モダンな外観を実現するためには、建物の高さを意識することが重要です。低層で横長のシルエットを意識することで、和の趣を感じさせつつモダンな印象を与えることができます。軒の出を深くしたり、庇を設けたりすることで、日本家屋らしい落ち着いた雰囲気を演出できます。また、外壁には自然素材を用いることで、より和の要素を強調することができます。例えば、杉板や漆喰、石材などを使用することで、モダンでありながら日本的な風合いを出すことができます。

家の中は極力『線』を減らす

和モダンリビングの内部では、極力『線』を減らすことがポイントです。壁や天井の間の境界線を目立たなくしたり、建具や家具の形状をシンプルにしたりすることで、すっきりとした印象を作り出します。これにより、空間に広がりと落ち着きを感じさせることができます。具体的には、以下のような工夫が効果的です。

1. 壁と天井の境目にモールディングを使用せず、シームレスな仕上げにする

2. 建具のフレームを細くし、存在感を抑える

3. 家具は直線的でシンプルなデザインのものを選ぶ

4. 収納は扉のないオープンタイプや、壁面に埋め込むタイプを採用する

和モダンが得意な建築会社に依頼する

和モダンリビングを実現するためには、このスタイルに精通した建築会社に依頼することが重要です。和の要素と現代的なデザインのバランスを取るには高度な技術と豊富な経験が必要です。和モダンの実績が豊富な建築会社を選ぶことで、理想的な空間づくりが可能になります。建築会社を選ぶ際は、以下の点に注目しましょう。

1. 過去の和モダン住宅の施工実績

2. 和モダンデザインに関する知識や理解度

3. 自然素材の扱いに関する専門性

4. 顧客の要望を丁寧にヒアリングし、提案に反映する能力

5. アフターフォローの充実度

素材選びにこだわる

和モダンリビングでは、素材選びが非常に重要です。自然素材を中心に、質感や色合いにこだわることで、洗練された空間を作り出すことができます。以下のような素材の組み合わせが効果的です。

1. 木材:無垢材やウッドパネルを使用し、温かみのある空間を演出

2. 石材:和風の庭石や、モダンな石タイルを取り入れる

3. 竹:パーティションや照明器具に竹素材を使用し、和の要素を取り入れる

4. 紙:障子や和紙を現代的にアレンジして使用する

光と影を意識したデザイン

和モダンリビングでは、光と影のコントラストを意識したデザインが重要です。自然光を効果的に取り入れつつ、影の美しさも楽しめる空間づくりを心がけましょう。具体的には以下のような工夫が効果的です。

1. 大きな窓を設置し、自然光を十分に取り入れる

2. 障子や格子を用いて、柔らかな光の演出を行う

3. 間接照明を効果的に配置し、落ち着いた雰囲気を作る

4. 庭や中庭を設け、外部の緑や光を室内に取り込む

これらのポイントを押さえることで、おしゃれで洗練された和モダンリビングを実現することができます。和の要素とモダンデザインのバランスを取りながら、自分らしい空間づくりを楽しんでください。

和モダンリビングをおしゃれに仕上げる「間取り」の工夫

和モダンリビングの魅力を最大限に引き出すためには、適切な間取りの工夫が欠かせません。ここでは、おしゃれで機能的な和モダンリビングを実現するための間取りの工夫について、詳しく解説していきます。

広い空間を確保する

和モダンリビングでは、広々とした空間を確保することが重要です。壁や間仕切りを最小限に抑え、リビング、ダイニング、キッチンを一体的に配置するLDKスタイルを採用することで、開放感のある空間を演出できます。これにより、家族の交流を促進し、くつろぎの場としての機能も高められます。具体的には以下のような工夫が効果的です。

1. 天井高を確保し、視覚的な広がりを演出する

2. 壁や柱を極力減らし、視線を遮るものを少なくする

3. 大きな窓を設置し、外部との繋がりを感じられるようにする

4. 家具の配置にゆとりを持たせ、動線を確保する

畳の小上がりを設ける

リビングの一角に畳の小上がりを設けることで、和の要素を効果的に取り入れることができます。この空間は、くつろぎの場としてはもちろん、来客時の座敷としても活用できます。普段はソファのようにも使え、フレキシブルな空間として重宝します。畳の小上がりを設ける際は、以下の点に注意しましょう。

1. 小上がりの高さは15〜30cm程度に抑え、違和感のない高さにする

2. 畳は琉球畳や縁なし畳を使用し、モダンな印象に仕上げる

3. 収納機能を兼ね備えたデザインにし、実用性を高める

4. 小上がりの周囲に間接照明を設置し、雰囲気を演出する

土間や中庭を設ける

玄関から続く土間や、リビングに面した中庭を設けることで、和の趣をより強く感じさせることができます。土間は靴の脱ぎ履きだけでなく、観葉植物を置いたりインテリアとして活用したりすることもできます。中庭は自然光を取り入れ、季節の移ろいを感じられる空間として機能します。これらの空間を効果的に配置するためのポイントは以下の通りです。

1. 土間は玄関からリビングへの動線上に配置し、スムーズな導線を確保する

2. 中庭は可能な限りリビングの中心近くに配置し、自然を感じられるようにする

3. 土間や中庭の素材は自然石や木材を使用し、和の雰囲気を強調する

4. ガラス面を多用し、内と外の境界を曖昧にすることで空間の広がりを演出する

和室を隣接させる

リビングに隣接して和室を配置することで、より多様な使い方ができる空間を実現できます。和室は来客時の寝室としても使えるほか、子どもの遊び場や家事スペースとしても活用できます。和室とリビングの間は引き戸で仕切り、必要に応じて一体的に使用できるようにするのがポイントです。和室を設ける際は以下の点に注意しましょう。

1. リビングと和室の床の高さを揃え、バリアフリーな空間にする

2. 引き戸は軽量で開閉しやすいものを選び、使い勝手を良くする

3. 和室の天井高をリビングと合わせ、開放感を演出する

4. 和室の壁は漆喰や珪藻土など自然素材を使用し、和の趣を強調する

収納スペースを効果的に配置する

和モダンリビングでは、すっきりとした空間を保つために十分な収納スペースが必要です。しかし、収納家具を多く置くとかえって圧迫感が出てしまいます。そこで、壁面収納や床下収納など、空間を有効活用した収納計画が重要になります。以下のような工夫が効果的です。

1. リビング壁面に造り付けの収納を設け、すっきりとした印象を作る

2. 小上がりの下部に引き出し式の収納を設ける

3. 廊下や階段下のデッドスペースを活用した収納を計画する

4. 収納扉は無垢材や和紙調の素材を使用し、和モダンの雰囲気に合わせる

これらの間取りの工夫を取り入れることで、おしゃれで機能的な和モダンリビングを実現することができます。自分のライフスタイルに合わせて、最適な間取りを検討してみてください。

和モダンリビングをスタイリッシュに仕上げる「内装」の工夫

和モダンリビングの魅力を最大限に引き出すためには、内装の工夫が非常に重要です。ここでは、和の要素を取り入れつつ、スタイリッシュでモダンな空間を作り出すための内装の工夫について、詳しく解説していきます。

壁にできる工夫

壁は真壁ではなく大壁にする

和モダンリビングでは、壁は真壁ではなく大壁にすることをおすすめします。大壁にすることで、すっきりとした印象を与え、モダンな雰囲気を演出できます。柱や梁を隠すことで、空間に統一感が生まれ、より洗練された印象になります。大壁を採用する際のポイントは以下の通りです。

1. 壁面全体を均一な質感に仕上げ、シンプルな印象を作る

2. 必要に応じて一部の柱や梁を意匠的に見せる設計も検討する

3. 壁面収納を計画する際は、扉をフラットに仕上げ、壁面と一体化させる

4. コンセントやスイッチなどの設備機器は目立たないようにデザインする

壁は漆喰(しっくい)で仕上げる

壁の仕上げには漆喰を使用することをおすすめします。漆喰は日本の伝統的な素材であり、自然な風合いと高い調湿性能を持っています。白やベージュなどの淡い色を選ぶことで、明るく清潔感のある空間を演出できます。また、漆喰の持つ独特の質感が、和モダンの雰囲気を引き立てます。漆喰を使用する際のポイントは以下の通りです。

1. 色味は白系を基調とし、必要に応じて和風の落ち着いた色を部分的に取り入れる

2. 塗り方によって様々な表情を作り出せるため、空間の雰囲気に合わせて選択する

3. 漆喰の持つ調湿効果を活かし、快適な室内環境を実現する

4. メンテナンス性が高いため、長期的な美観の維持が可能

天井にできる工夫

天井は和モダンの雰囲気を演出する重要な要素です。勾配天井を採用することで、開放感と奥行きを感じさせることができます。また、天井に木材を使用することで、温かみのある空間を作り出せます。間接照明を組み込むことで、さらに落ち着いた雰囲気を演出することができます。天井の工夫のポイントは以下の通りです。

1. 勾配天井を採用し、空間に変化をつける

2. 天井に無垢材や木目調の素材を使用し、和の雰囲気を演出する

3. 梁を見せる設計にし、和風の趣を取り入れる

4. 天井に間接照明を仕込み、柔らかな光で空間を演出する

床にできる工夫

床材の選択も和モダンリビングの雰囲気づくりに重要です。無垢材やヘリンボーン柄のフローリングを採用することで、高級感と温かみを演出できます。畳コーナーを設ける場合は、琉球畳を使用することで、モダンな印象を与えることができます。床暖房を採用すれば、冬場も快適に過ごせる空間になります。床の工夫のポイントは以下の通りです。

1. 無垢材やヘリンボーン柄のフローリングを使用し、上質な雰囲気を演出する

2. 畳コーナーには琉球畳や縁なし畳を採用し、モダンな印象に仕上げる

3. 床暖房を設置し、快適性を高める

4. 玄関や水回りには和風のタイルを使用し、和の要素を取り入れる

建具にできる工夫

建具は和モダンリビングの雰囲気を大きく左右します。障子や襖を現代的にアレンジしたデザインを採用することで、和の要素を取り入れつつモダンな印象を与えることができます。また、ガラスと木枠を組み合わせた建具を使用することで、光を取り入れつつ和の雰囲気も演出できます。引き戸を採用すれば、空間を広く使えるだけでなく、和の趣も感じられます。建具の工夫のポイントは以下の通りです。

1. 障子や襖を現代的にアレンジしたデザインを採用する

2. ガラスと木枠を組み合わせた建具を使用し、光を取り入れる

3. 引き戸を採用し、空間を有効活用する

4. 建具の素材や色味を統一し、空間に統一感を持たせる

これらの内装の工夫を取り入れることで、スタイリッシュで快適な和モダンリビングを実現することができます。素材や色味、デザインのバランスを考慮しながら、自分好みの空間を作り上げていくことが大切です。

かっこいい和モダンリビングに仕上げる「インテリア」の工夫

和モダンリビングを本当にかっこよく仕上げるためには、インテリアの選び方や配置が重要です。ここでは、和の要素を取り入れつつ、現代的でスタイリッシュな空間を作り出すためのインテリアの工夫について詳しく解説していきます。

カーテンではなく障子やウッドブラインドを選ぶ

和モダンリビングでは、カーテンの代わりに障子やウッドブラインドを選ぶことをおすすめします。障子は光を柔らかく取り入れ、和の雰囲気を演出します。ウッドブラインドは木の温かみを感じさせつつ、モダンな印象も与えることができます。これらを使用することで、空間全体の統一感が生まれ、よりスタイリッシュな印象になります。

障子やウッドブラインドを選ぶ際のポイント:

1. 障子は現代的なデザインのものを選び、モダンさを演出する

2. ウッドブラインドは部屋の色調に合わせた色味を選択する

3. 電動タイプを採用し、操作性を向上させる

4. 遮光性と通気性のバランスを考慮して選ぶ

間接照明を採用する

和モダンリビングでは、間接照明を効果的に使用することが重要です。天井や壁に仕込んだ間接照明は、柔らかな光で空間を包み込み、落ち着いた雰囲気を作り出します。また、和風のフロアランプや行燈風の照明を取り入れることで、和の要素をさりげなく演出することができます。照明の色温度は、暖かみのある電球色を選ぶことをおすすめします。

間接照明を採用する際のポイント:

1. 天井と壁の境目や床近くに間接照明を設置し、空間に奥行きを持たせる

2. 和紙を使用した照明器具を取り入れ、和の雰囲気を演出する

3. 調光機能付きの照明を採用し、シーンに合わせて明るさを調整できるようにする

4. スポットライトを使用して、アートや植物などを効果的に照らす

背が低い家具を選ぶ

和モダンリビングでは、背の低い家具を選ぶことで、空間に広がりを感じさせることができます。ローテーブルやローソファを採用することで、和の座文化を意識しつつ、モダンな雰囲気を演出できます。また、収納家具も低めのものを選ぶことで、すっきりとした印象を与えることができます。家具の素材は、木材を中心に選ぶことで、和の雰囲気を強調できます。

背の低い家具を選ぶ際のポイント:

1. ローテーブルは和風の意匠を取り入れつつ、シンプルなデザインのものを選ぶ

2. ローソファやフロアクッションを活用し、くつろぎの空間を作る

3. テレビボードなどの収納家具は壁面に沿って配置し、空間を広く見せる

4. 畳コーナーがある場合は、座卓や座椅子を取り入れる

和のアクセントを効果的に取り入れる

和モダンリビングでは、和のアクセントを効果的に取り入れることで、空間に個性と深みを与えることができます。ただし、和風の要素を使いすぎると古臭い印象になってしまうため、バランスが重要です。

和のアクセントを取り入れる際のポイント:

1. 掛け軸や書などの和風アートを飾る

2. 和風の花器に生け花やドライフラワーを飾る

3. 和柄のクッションカバーを使用する

4. 和紙を使用したテーブルランプを配置する

植物を効果的に配置する

和モダンリビングに植物を取り入れることで、自然の要素を加え、より落ち着いた空間を演出することができます。和風の観葉植物や盆栽を選ぶことで、和の雰囲気をさらに強調できます。

植物を配置する際のポイント:

1. 和風の鉢や竹かごを使用し、植物を飾る

2. 窓際や棚の上など、空間のアクセントとなる場所に配置する

3. 季節に応じて植物を変えることで、四季の移ろいを楽しむ

4. 植物の大きさや形状を考慮し、空間のバランスを整える

色使いにこだわる

和モダンリビングでは、色使いも重要なポイントです。基本的には落ち着いた色調を基調としつつ、アクセントカラーを効果的に使用することで、洗練された空間を作り出すことができます。

色使いのポイント:

1. 壁や床は白やベージュなどの淡い色を基調とする

2. 木材の自然な色味を活かし、温かみのある空間を演出する

3. 藍色や朱色などの和の色をアクセントとして使用する

4. グレーや黒などのモノトーンを取り入れ、モダンさを演出する

これらのインテリアの工夫を取り入れることで、かっこよく洗練された和モダンリビングを実現することができます。自分の好みやライフスタイルに合わせて、バランスよく和とモダンの要素を取り入れることが大切です。

和モダンリビングのデザイン例を紹介

和モダンリビングは、和の要素とモダンデザインを融合させた独特の魅力を持つ空間です。ここでは、具体的なデザイン例を紹介し、それぞれの特徴や工夫について詳しく解説していきます。

レトロな障子戸がおしゃれな勾配天井の和モダンリビング

勾配天井を採用し、開放感のある空間に仕上げた和モダンリビングです。天井には木材を使用し、温かみのある雰囲気を演出しています。レトロな雰囲気の障子戸を取り入れることで、和の要素を効果的に取り入れています。床には無垢材のフローリングを使用し、シンプルながら高級感のある空間に仕上げています。

このデザインの特徴:

1. 勾配天井による開放感と木材の温かみの融合

2. レトロな障子戸によるモダンな和の演出

3. 無垢材フローリングによる高級感の創出

4. シンプルな色使いによる洗練された空間デザイン

このデザインでは、天井の勾配と木材の使用が空間に奥行きと温かみを与えています。レトロな雰囲気の障子戸は、現代的な空間に和の要素を効果的に取り入れる役割を果たしています。全体的にシンプルな色使いを心がけることで、洗練された印象を与えています。

空間の広がりを感じさせる格子戸がある和モダンリビング

リビングと隣接する和室を仕切る格子戸が特徴的な和モダンリビングです。格子戸は開け放つことで、空間に広がりを感じさせます。リビングには低めのソファを配置し、和室には琉球畳を使用することで、モダンな印象を与えています。壁は漆喰仕上げで、自然な風合いを楽しめる空間となっています。

このデザインの特徴:

1. 格子戸による空間の仕切りと連続性の演出

2. 低めのソファによるモダンな雰囲気の創出

3. 琉球畳を使用した現代的な和室

4. 漆喰仕上げの壁による自然な風合いの表現

このデザインでは、格子戸が空間を仕切りながらも、開放感を損なわない役割を果たしています。低めのソファや琉球畳の使用により、和とモダンの要素がバランスよく融合しています。漆喰仕上げの壁は、空間全体に柔らかな印象を与えています。

茶室のような和室が配された和モダンリビング

リビングの一角に茶室のような和室を配置した和モダンリビングです。和室は畳敷きで、床の間や障子を設けることで、本格的な和の空間を演出しています。リビング部分は大きな窓から自然光を取り入れ、明るく開放的な空間に仕上げています。木材を多用することで、温かみのある雰囲気を作り出しています。

このデザインの特徴:

1. 茶室のような本格的な和室の設置

2. 大きな窓による自然光の取り入れ

3. 木材の多用による温かみのある空間演出

4. リビングと和室の調和のとれた配置

このデザインでは、本格的な和室を設けることで、日本の伝統文化を身近に感じられる空間を創出しています。一方で、リビング部分は大きな窓と現代的な家具配置により、モダンな雰囲気を維持しています。木材を多用することで、和とモダンの要素を自然に融合させています。

モノトーンを基調とした洗練された和モダンリビング

白と黒を基調としたモノトーンのカラーリングが特徴的な和モダンリビングです。壁面には墨絵風のアートを飾り、和の要素を取り入れています。フローリングには濃い色味の木材を使用し、空間に落ち着きを与えています。照明は和紙を用いたペンダントライトを採用し、柔らかな光で空間を包み込んでいます。

このデザインの特徴:

1. モノトーンを基調とした洗練された空間デザイン

2. 墨絵風アートによる和の演出

3. 濃い色味の木材フローリングによる落ち着きの創出

4. 和紙のペンダントライトによる柔らかな光の演出

このデザインでは、モノトーンのカラーリングにより洗練された印象を与えつつ、墨絵風のアートや和紙の照明で和の要素を効果的に取り入れています。濃い色味の木材フローリングが空間に重厚感を与え、全体のバランスを整えています。

これらのデザイン例は、それぞれ異なるアプローチで和モダンの魅力を引き出しています。自分の好みやライフスタイルに合わせて、これらの要素を取り入れることで、独自の和モダンリビングを作り上げることができるでしょう。

よくある質問(Q&A)

和モダンリビングに関して、多くの方が疑問に思う点について、Q&A形式で詳しく解説します。これらの質問と回答を参考にすることで、和モダンリビングへの理解を深め、より良い空間づくりに役立てることができるでしょう。

Q1: 和モダンリビングは洋風の家具と合いますか?

A1: はい、和モダンリビングは洋風の家具とも相性が良いです。ただし、シンプルでスタイリッシュなデザインの家具を選ぶことをおすすめします。木材を使用した家具や、直線的なデザインの家具が特に和モダンの雰囲気と調和します。例えば、北欧デザインの家具は和モダンの空間と相性が良いことが多いです。ポイントは、家具の色や素材が空間全体の雰囲気と調和することです。過度に装飾的な洋風家具は避け、シンプルで機能的なものを選ぶようにしましょう。

Q2: 和モダンリビングで色使いを工夫するコツはありますか?

A2: 和モダンリビングでは、ベージュや白などの淡い色を基調とし、木材の自然な色味を活かすことをおすすめします。アクセントカラーとしては、藍色や朱色などの和の色を取り入れると効果的です。全体的に落ち着いた色調を保ちつつ、ポイントで和の色を使うことで、バランスの取れた空間になります。また、グレーや黒などのモノトーンを取り入れることで、よりモダンな印象を与えることができます。色使いの際は、3色程度に抑えることで、統一感のある空間を作り出すことができます。

Q3: 和モダンリビングで注意すべき点はありますか?

A3: 和のエッセンスを取り入れすぎないことが重要です。和風の要素を全面に押し出しすぎると、かえって落ち着かない空間になってしまう可能性があります。和とモダンのバランスを意識し、シンプルさを保つことが大切です。また、収納をしっかりと計画し、すっきりとした空間を維持することも重要なポイントです。和モダンの魅力は、洗練されたシンプルさにあるため、装飾過多にならないよう注意しましょう。さらに、照明計画にも気を配り、間接照明を効果的に使用することで、落ち着いた雰囲気を演出できます。

Q4: 和モダンリビングに畳は必要ですか?

A4: 畳は和モダンリビングの必須要素ではありませんが、取り入れることでより和の雰囲気を感じられる空間になります。ただし、従来の畳ではなく、琉球畳や縁なし畳を使用することで、よりモダンな印象を与えることができます。畳を取り入れる場合は、リビングの一角に小上がりとして設置したり、和室を隣接させたりするのが効果的です。畳を使用しない場合でも、無垢材のフローリングや和風のラグを使用することで、和の要素を取り入れることができます。

Q5: 和モダンリビングでおすすめの照明は何ですか?

A5: 和モダンリビングでは、間接照明を中心とした照明計画がおすすめです。天井や壁に埋め込んだLED照明や、スタンド型の間接照明を使用することで、柔らかな光で空間を包み込むことができます。また、和紙を使用したペンダントライトや行燈風の照明を取り入れることで、和の雰囲気を演出できます。照明の色温度は、暖かみのある電球色(2700K〜3000K)を選ぶことをおすすめします。さらに、調光機能付きの照明を採用することで、時間帯や用途に応じて光の強さを調整できるため、より快適な空間を作り出すことができます。

Q6: 和モダンリビングに合う窓の種類や装飾はありますか?

A6: 和モダンリビングには、大きな窓を設置し、自然光をたっぷりと取り入れることをおすすめします。窓枠には木製や黒いフレームを使用することで、モダンな印象を与えることができます。窓の装飾としては、カーテンよりも障子や格子戸、ウッドブラインドを使用することで、より和モダンらしい雰囲気を演出できます。現代的なデザインの障子や、薄い生地のロールスクリーンを使用することで、和とモダンのバランスを取ることができます。また、窓際に観葉植物や盆栽を配置することで、自然の要素を取り入れ、より落ち着いた空間を作り出すことができます。

これらの質問と回答を参考にしながら、自分好みの和モダンリビングをデザインしていくことができるでしょう。和とモダンのバランスを意識しつつ、自分のライフスタイルに合った空間づくりを心がけることが大切です。

まとめ

和モダンリビングは、日本の伝統的な要素と現代的なデザインを融合させた、心地よい空間を実現します。間取りでは広い空間を確保し、内装では壁や天井、床に工夫を凝らすことが重要です。インテリアでは、障子やウッドブラインド、間接照明、背の低い家具などを選ぶことで、よりスタイリッシュな空間に仕上げることができます。和モダンリビングを作る際は、和とモダンのバランスを意識し、シンプル

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

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    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

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    :渡辺知光

  • 本社
    所在地

    :〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002

  • アクセス

    :地下鉄日比谷線築地駅より徒歩3分

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