使いやすいパントリーの広さや設計のポイント、収納方法を解説
家づくりの基本
2024/09/24
2024/09/24
パントリーは、食品や調理器具を効率的に収納できる便利な空間です。しかし、ただ設けるだけでは使いにくい収納になってしまう可能性があります。今回は、使いやすいパントリーの広さや間取りの注意点、収納方法について詳しく解説していきます。パントリーの計画を立てる際の参考にしてください。
広さ(畳数)や奥行きなどの寸法の目安
使いやすいパントリーを作るためには、適切な広さと奥行きを確保することが重要です。ここでは、パントリーの寸法に関する目安を詳しく解説していきます。
広さは、1畳以上を目安に
パントリーの広さは、最低でも1畳(約1.65平方メートル)以上を確保することをおすすめします。1畳あれば、一般的な家庭で必要な食品や調理器具をある程度収納することができます。ただし、より快適に使用するためには、1.5畳から2畳程度(約2.5~3.3平方メートル)のスペースがあるとよいでしょう。 家族構成や生活スタイルによっても必要な広さは変わってきます。例えば、4人家族で料理をよくする家庭であれば、2畳以上のスペースがあると余裕を持って収納できます。一方、単身や2人暮らしで、外食が多い場合は、1畳程度でも十分な場合があります。自分の家庭に合った広さを検討しましょう。
棚の奥行きが2タイプあると、物がしまいやすくなる
パントリー内の棚は、奥行きが2タイプあると使いやすくなります。具体的には、以下のような組み合わせがおすすめです。
1. 浅い棚:奥行き25~30cm程度
2. 深い棚:奥行き40~45cm程度
浅い棚は、調味料や缶詰、小さな調理器具などの収納に適しています。奥行きが浅いため、奥に物が埋もれることなく、必要なものをすぐに取り出せます。 深い棚は、米袋や大きな鍋、電気調理器具などの収納に適しています。奥行きがあるため、かさばる物もしっかりと収納できます。 これらの棚を上手く組み合わせることで、収納する物の大きさや使用頻度に応じた効率的な収納が可能になります。例えば、上段に浅い棚、下段に深い棚を設置するなど、使いやすさを考慮したレイアウトを心がけましょう。
パントリーの奥行きの目安
パントリー全体の奥行きは、通路幅と棚の奥行きを合わせて考える必要があります。一般的な目安は以下の通りです。
1. 最小限の奥行き:90cm程度 – 棚の奥行き:40cm – 通路幅:50cm
2. 余裕のある奥行き:120cm程度 – 棚の奥行き:45cm – 通路幅:75cm
最小限の奥行きでも基本的な機能は満たせますが、余裕のある奥行きがあれば、より快適に使用できます。特に、冷蔵庫や電子レンジなどの大型家電を置く場合は、120cm以上の奥行きがあると便利です。 ただし、住宅の間取りや構造上の制約もあるため、必ずしもこの通りにする必要はありません。自宅の条件に合わせて、最適な奥行きを検討しましょう。
天井高さの考慮
パントリーの天井高さも重要な要素です。一般的な住宅の天井高(2.4m程度)を基準に考えると、以下のような高さ配分が効果的です。
1. 下段:床から高さ80cm程度(重い物や大きな物の収納に)
2. 中段:高さ80cm~160cm程度(最も使用頻度の高い物の収納に)
3. 上段:高さ160cm~220cm程度(あまり使わない物や軽い物の収納に)
天井近くまで収納スペースを確保することで、空間を最大限に活用できます。ただし、高い位置の収納は取り出しにくいため、使用頻度の低いものを置くようにしましょう。また、必要に応じて踏み台や昇降台を用意することも検討してください。
以上の寸法を参考に、自分の生活スタイルや収納したいものに合わせて、最適なパントリーの広さや奥行きを決めていきましょう。ただし、これらはあくまで目安であり、住宅の構造や個人の好みによって調整が必要です。設計の際は、専門家にも相談しながら、自分に合った最適な寸法を決定することをおすすめします。
ウォークイン/ウォークスルーのメリット・デメリット
パントリーには主にウォークインタイプとウォークスルータイプの2種類があります。それぞれに特徴があり、メリット・デメリットが存在します。ここでは、両タイプについて詳しく解説していきます。
ウォークインタイプのメリットは収納力が高いこと
ウォークインタイプのパントリーは、文字通り中に入ることができる収納スペースです。このタイプの主なメリットは以下の通りです。
1. 高い収納力: 四方の壁面を最大限に活用して棚を設置できるため、大量の食品や調理器具を収納することができます。天井近くまで棚を設置すれば、さらに収納力がアップします。
2. 大型家電の収納が可能: 奥行きのある収納スペースを確保できるので、冷蔵庫や電子レンジなどの大型家電も収納しやすくなります。
3. 整理整頓がしやすい: 広いスペースがあるため、物の出し入れや整理整頓がしやすくなります。また、床にも余裕があるので、収納ボックスを置くなど、フロアスペースも有効活用できます。
4. プライバシーの確保: 扉を閉めれば中が見えないので、多少散らかっていても気にせず使えます。来客時も安心です。
一方で、ウォークインタイプのデメリットとしては以下のようなものがあります。
1. スペースを取る: 部屋として独立したスペースを確保する必要があるため、全体的な間取りに影響を与える可能性があります。
2. コストがかかる: 広いスペースを確保し、多くの棚を設置するため、ウォークスルータイプに比べてコストが高くなる傾向があります。
3. 奥の物が取り出しにくい: 広いぶん、奥に置いた物が取り出しにくくなる可能性があります。効率的な収納計画が必要です。
ウォークスルーのメリットは、動線も兼ねた間取りがつくれること
ウォークスルータイプのパントリーは、通路としての機能も持つ収納スペースです。このタイプの主なメリットは以下の通りです。
1. 効率的な動線の確保: 例えば、キッチンと洗面所をつなぐ通路としてパントリーを設けることで、効率的な動線を確保しながら、収納スペースも確保できます。
2. スペースの有効活用: 通路として使用するスペースを収納にも活用できるため、特に狭い間取りの家では効果的です。
3. 出し入れのしやすさ: 通路幅があるため、物の出し入れがしやすく、日常的に使用する物の収納に適しています。
4. コストの抑制: ウォークインタイプに比べて必要なスペースが小さいため、設置コストを抑えられる可能性があります。
ウォークスルータイプのデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
1. 収納力の制限: ウォークインタイプに比べると壁面が少ないため、全体的な収納力は劣ります。
2. プライバシーの確保が難しい: 通路を兼ねているため、常に人の目に触れやすく、整理整頓が行き届いていないと散らかって見える可能性があります。
3. 大型家電の収納が難しい: 通路幅の確保が必要なため、大型の家電製品を置くスペースを確保しにくい場合があります。
4. 通路幅の確保が必要: 物を収納しつつ、人が通れる幅を確保する必要があるため、設計時に十分な配慮が必要です。
選び方のポイント
ウォークインとウォークスルー、どちらのタイプを選ぶかは以下のポイントを考慮して決めましょう。
1. 利用可能なスペース: 十分なスペースがある場合はウォークイン、限られたスペースしかない場合はウォークスルーが適しています。
2. 収納したい物の量と種類: 大量の食品や大型家電を収納したい場合はウォークイン、日用品や調理器具中心の場合はウォークスルーでも十分かもしれません。
3. 家の動線: キッチンと洗面所など、頻繁に行き来する場所をつなぐ位置にパントリーを設置したい場合は、ウォークスルータイプが適しています。
4. プライバシーの重要度: 収納物を見せたくない場合や、多少散らかっていても気にしたくない場合は、ウォークインタイプがおすすめです。
5. 予算: コストを抑えたい場合は、比較的設置費用の安いウォークスルータイプを検討しましょう。
どちらのタイプを選んでも、使い勝手の良いパントリーにするためには、自分の生活スタイルや収納ニーズに合わせた適切な設計が重要です。必要に応じて、住宅設計の専門家にも相談しながら、最適なパントリーのタイプと設計を決定していくことをおすすめします。
使いやすい収納にするためのポイント
パントリーを本当に使いやすい収納空間にするためには、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、それらのポイントについて詳しく解説していきます。
物をしまう位置は、使用頻度と重さを考慮して決める
効率的な収納を実現するためには、物の配置を慎重に考える必要があります。
1. 使用頻度による配置:
• 毎日使う物:手の届きやすい高さ(腰から目線の高さ)に配置
• 週に1-2回使う物:やや上や下の棚に配置
• 月に1回程度や季節物:最上段や最下段、奥の方に配置
2. 重さによる配置:
• 重い物(米袋、大型調理器具など):下段の棚に配置
• 中程度の重さの物:中段の棚に配置
• 軽い物(乾物、スパイスなど):上段の棚に配置
この配置方法により、日常的な使い勝手が良くなるだけでなく、安全面でも配慮された収納になります。重い物を高い位置に置くことで起こりうる事故を防ぐことができます。
収納グッズは、しまう物に応じた素材・形を選ぶ
適切な収納グッズを選ぶことで、パントリーの使いやすさが大きく向上します。
1. 食品の収納:
• 密閉性の高いプラスチック容器:湿気や虫を防ぎ、食品の鮮度を保つ
• クリアケース:中身が一目で分かり、管理しやすい
• 積み重ね可能な容器:スペースを有効活用できる
2. 調理器具の収納:
• 耐熱性・耐久性のある素材:長期使用に耐える
• 仕切り付きの引き出し:小物類を整理しやすい
• フック付きラック:フライパンや鍋を吊るして収納できる
3. 形状の選択:
• 四角い容器:隙間なく並べられ、スペースを有効活用できる
• 角度をつけた棚:奥の物が見やすく、取り出しやすい
また、収納グッズを選ぶ際は、パントリーの棚の寸法に合わせて選ぶことも重要です。事前に棚のサイズを測っておき、それに適したサイズの収納グッズを選びましょう。
コンセントは、コードが邪魔にならない場所に設けて
パントリー内でのコンセントの配置は、使い勝手に大きく影響します。
1. 配置場所の工夫:
• 棚の裏側:コードを隠しつつ、使いやすい位置に設置できる
• コーナー部分:他の収納スペースを邪魔しにくい
• カウンター下:作業スペースを確保しつつ、電気製品を使用できる
2. 複数のコンセント設置:
• 同時に複数の電気製品を使用できるよう、2口以上のコンセントを設置
• USB端子付きコンセント:スマートフォンやタブレットの充電にも対応
3. 配線の工夫:
• コードクリップの使用:余分なコードをまとめて整理できる
• 配線カバーの設置:床や壁面のコードを隠し、見た目もすっきり
コンセントの数や位置は、収納する電気製品の数や種類を考慮して決めましょう。また、将来的な使用も想定して、余裕を持った設計にすることをおすすめします。
照明は人感センサー付きが便利
適切な照明は、パントリーの使いやすさを大きく向上させます。
1. 人感センサー付き照明のメリット:
• 自動点灯・消灯:手が塞がっているときでも快適に使用できる
• 省エネ効果:必要なときだけ点灯するので、電力消費を抑えられる
• 寿命の延長:こまめな消灯により、照明器具の寿命が延びる
2. 照明の種類:
• LED照明:省エネで長寿命、熱も出にくい
• 間接照明:棚の裏側に設置し、柔らかな光で空間を照らす
• スポットライト:特定の場所を明るく照らしたい場合に有効
3. 照明の明るさ:
• 300〜500ルーメン程度:一般的なパントリーの明るさの目安
• 調光機能付き:状況に応じて明るさを調節できる
4. 照明の色温度:
• 4000〜5000K(昼白色):物の色を自然に見せ、作業がしやすい
• 3000K前後(電球色):温かみのある雰囲気を演出したい場合に適する
照明を設置する際は、棚や収納物に影ができにくいよう、配置を工夫することも大切です。また、自然光を取り入れられる場合は、窓と照明のバランスを考慮した設計にするとよいでしょう。
収納の見える化
パントリーの使いやすさを向上させるもう一つのポイントは、収納の「見える化」です。
1. ラベリング:
• 収納ボックスや棚にラベルを貼り、中身を明確に
• 耐水性のラベルを使用し、長期使用に対応
• 必要に応じて定期的に更新し、最新の状態を維持
2. クリア素材の活用:
• 透明な収納ボックスを使用し、中身が一目で分かるように
• ガラス扉付きの棚を設置し、全体の収納状況を把握しやすく
3. オープン棚の活用:
• 頻繁に使う物はオープン棚に配置し、取り出しやすく
• 見せる収納として、デザイン性の高い容器や調理器具を飾るように配置
4. 収納マップの作成:
• パントリー全体の収納配置図を作成し、壁に貼り付ける
• 家族全員で共有し、物の定位置を明確に
これらの「見える化」の工夫により、必要な物をすぐに見つけられ、収納・取り出しの効率が大幅に向上します。また、在庫管理もしやすくなり、食品のムダも減らせるでしょう。
以上のポイントを押さえることで、より使いやすく効率的なパントリーを実現できます。ただし、これらはあくまで一般的な指針であり、実際の設計では自分の生活スタイルや好みに合わせてカスタマイズすることが大切です。必要に応じて、収納の専門家やインテリアデザイナーにアドバイスを求めるのも良いでしょう。使いやすいパントリーは、日々の家事の効率を上げ、生活の質を向上させる大切な要素となります。
よくある質問(Q&A)
パントリーの計画や使用に関して、多くの方が疑問に思う点があります。ここでは、よくある質問とその回答を詳しく解説していきます。
Q1: パントリーの最小サイズはどれくらいですか?
A1: パントリーの最小サイズの目安は約0.5畳(約0.8平方メートル)程度です。ただし、この大きさでは本格的な収納スペースとしては狭いため、使いやすさを考えると1畳(約1.65平方メートル)以上が望ましいでしょう。
• 幅:90cm以上
• 奥行き:60cm以上
• 高さ:標準的な天井高(240cm程度)
これくらいのサイズがあれば、基本的な食品や調理器具の収納が可能です。ただし、家族構成や収納したい物の量によって必要なサイズは変わってきますので、自分の家庭に合ったサイズを検討することが大切です。
Q2: パントリーに窓は必要ですか?
A2: パントリーに窓は必須ではありませんが、換気や採光のために窓があると便利です。窓があることのメリットとデメリット、そして窓がない場合の対策を考えてみましょう。
メリット:
• 自然光での明るさ確保
• 換気がしやすい
• カビや虫の発生を抑制できる
デメリット:
• 直射日光による食品の劣化
• 外部からの熱や冷気の影響
• プライバシーの問題
窓を設ける場合の注意点:
• 遮光カーテンや断熱ブラインドを設置し、直射日光や外気温の影響を軽減する
• 網戸を付けて、虫の侵入を防ぐ
• 結露対策として、二重窓や断熱性の高い窓を選ぶ
窓がない場合の対策:
• 換気扇を設置して、空気の循環を確保する
• 除湿機や調湿剤を使用して、湿度管理を行う
• LED照明など、省エネで明るい照明を設置する
結論として、窓の有無は家全体の設計や個人の好みによって決めるべきですが、窓がある場合もない場合も、適切な対策を講じることが重要です。
Q3: パントリーの棚は可動式がいいですか?
A3: 可動式の棚があると、収納する物の大きさに合わせて調整できるので便利です。ただし、すべてを可動式にするのではなく、固定棚と組み合わせるのがおすすめです。
可動式棚のメリット:
• 収納物のサイズに合わせて棚の高さを調整できる
• 将来的な収納ニーズの変化に対応しやすい
• 大型の家電製品なども収納可能になる
固定棚のメリット:
• 安定性が高い
• 重い物を置いても棚が歪みにくい
• コストが比較的安い
理想的な組み合わせ方:
• 下段:固定棚(重い物や大型の物の収納に)
• 中段:可動棚(最も使用頻度の高い物の収納に)
• 上段:固定棚または可動棚(使用頻度の低い物の収納に)
可動式棚を選ぶ際の注意点:
• 耐荷重を確認し、収納予定の物の重さに耐えられるものを選ぶ
• 棚板の厚さは最低でも17mm以上、できれば20mm以上のものを選ぶ
• 棚受けの強度と使いやすさをチェックする
結論として、固定棚と可動棚をバランスよく組み合わせることで、安定性と柔軟性を兼ね備えたパントリーを実現できます。
Q4: パントリーの床材は何がいいですか?
A4: パントリーの床材を選ぶ際は、掃除のしやすさを最優先に考えるとよいでしょう。フローリングや塩ビシートがおすすめです。これらの床材は、水や食品をこぼしても拭き取りやすく、衛生的に保てます。
1. フローリング:
• メリット:見た目が良い、耐久性がある、掃除がしやすい
• デメリット:比較的高価、水に弱い場合がある
• 注意点:防水性の高いものを選ぶ、定期的なワックスがけが必要
2. 塩ビシート:
• メリット:安価、防水性が高い、傷つきにくい
• デメリット:見た目がやや安っぽい場合がある
• 注意点:耐荷重性を確認する、接着剤の選択に注意
3. クッションフロア:
• メリット:クッション性がある、防音効果がある、比較的安価
• デメリット:耐久性がやや劣る
• 注意点:重い物を置く場合は跡がつきやすい
4. タイル:
• メリット:耐久性が高い、水に強い、高級感がある
• デメリット:冷たい感触、比較的高価
• 注意点:滑りやすいので、滑り止め加工されたものを選ぶ
床材選びのポイント:
• 防水性:水や食品をこぼしても大丈夫な素材を選ぶ
• 耐久性:重い物を置いても傷つきにくい素材を選ぶ
• 掃除のしやすさ:汚れが落ちやすく、日常のメンテナンスが簡単な素材を選ぶ
• デザイン:家全体のインテリアとの調和を考える
結論として、フローリングや塩ビシートが総合的におすすめですが、予算や好みに応じて最適な床材を選びましょう。また、床材の選択と同時に、適切な防水・防湿対策を行うことも重要です。
Q5: パントリーの温度管理はどうすればいいですか?
A5: パントリーの温度管理は、食品の保存状態を良好に保つために重要です。理想的な温度は15〜20℃程度で、湿度は50〜60%が適切です。以下に温度管理の方法をいくつか紹介します。
1. 断熱材の使用:壁や天井に断熱材を入れ、外気温の影響を最小限に抑える。特に、外壁に面している場合は重要。
2. 換気システムの導入:換気扇や小型の空調設備を設置し、空気の循環を促す。結露やカビの発生を防ぐ効果もある。
3. 温度計・湿度計の設置:パントリー内の温度と湿度を常に把握できるようにする。デジタル式の温湿度計を設置すると便利。
4. 季節ごとの対策:
• 夏季:扇風機や小型クーラーの使用、遮熱カーテンの設置
• 冬季:結露防止のための除湿器の使用、ヒーターの設置(火災に注意)
5. 食品の適切な配置:熱に弱い食品は涼しい場所に配置。温度変化の影響を受けやすい食品は、安定した温度の場所に保管。
6. ドアの断熱性能: 断熱性の高いドアを選択し、外気との温度差を最小限に抑える。
7. 温度管理機能付き収納庫の利用:ワインセラーや食品保管用の温度管理機能付き収納庫を導入 適切な温度管理により、食品の鮮度を保ち、無駄な廃棄を減らすことができます。パントリーの位置や大きさ、収納する食品の種類に応じて、最適な温度管理方法を選択しましょう。
これらの質問と回答を参考に、自分の家庭に最適なパントリーを計画・設計することができます。ただし、個々の住宅の条件や生活スタイルによって最適な解決策は異なる場合があるため、必要に応じて専門家にも相談することをおすすめします。
まとめ
使いやすいパントリーを作るには、広さや間取り、収納方法など、さまざまな要素を考慮する必要があります。自分の生活スタイルや収納したい物に合わせて、最適な設計を心がけましょう。また、単なる収納スペースとしてだけでなく、家事室やランドリールームとしての機能を持たせるなど、多目的に活用できるよう工夫するのもよいでしょう。パントリーは日々の暮らしを快適にする重要な空間です。十分な計画を立てて、理想的なパントリーを実現してください。
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