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床の間を収納スペースとしても活用する方法について解説

家づくりの基本

2024/09/25

2024/09/25

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

床の間を収納スペースとしても活用する方法について解説

床の間は日本の伝統的な住宅様式において重要な役割を果たす空間です。本来は掛け軸や生け花などを飾る特別な場所として使用されてきましたが、現代の住宅事情に合わせて、その活用方法も変化しています。この記事では、床の間の基本的な構造や種類を解説するとともに、収納スペースとしての活用方法についてもご紹介します。床の間を単なる飾りスペースではなく、実用的な収納スペースとして活用することで、限られた住空間を最大限に活かす方法を探ってみましょう。

床の間や床柱について

床の間は日本の伝統的な住宅様式において、非常に重要な役割を果たす空間です。単なる装飾的な要素ではなく、日本文化の精神性や美意識を反映した、象徴的な場所といえるでしょう。ここでは、床の間と床柱についてより詳しく解説していきます。

床の間は和室などに設けられる、床を一段高くしたスペース

床の間は、通常の床面よりも15〜20cm程度高くなっています。この高さの違いには、実用的な理由と象徴的な意味があります。実用面では、床を上げることで湿気を防ぎ、大切な掛け軸や美術品を守る役割がありました。象徴的には、この一段高いスペースが「聖なる場所」や「特別な空間」という意味を持ち、そこに飾られるものに価値を与える効果があります。

床の間の奥行きは通常90〜120cm程度で、幅は180〜270cm程度が一般的です。しかし、これはあくまで目安であり、部屋の大きさや全体のバランスに応じて調整されます。床の間の形状や大きさは、その家の格式や主人の趣味、建築の様式などによっても変わってきます。

床の間の使い方も季節や行事によって変化します。例えば、正月には松竹梅を飾り、秋には紅葉や菊を生けるなど、四季折々の風情を演出します。また、茶道や華道の世界では、床の間の飾り付けに深い意味が込められ、一つ一つの配置に細心の注意が払われます。

床柱は空間の印象を左右する化粧柱

床柱は床の間の右手(または左手)に立つ柱で、床の間全体の印象を決定づける重要な要素です。一般的に床柱には、高級な木材や銘木が使用されます。例えば、欅(けやき)、栓(せん)、屋久杉などが好まれます。これらの木材は、その美しい木目や色合い、さらには経年変化による味わいが楽しめることから選ばれています。

床柱の太さは、通常10〜12cm程度が多いですが、部屋の大きさや全体のバランスによって変わります。また、床柱の形状も様々で、丸柱、角柱、面取り柱などがあります。丸柱は優しい印象を与え、角柱は力強さを感じさせます。面取り柱は、角を少し削って丸みを帯びさせたもので、和洋折衷の空間にも馴染みやすいです。

床柱の表面処理も重要です。自然の木肌を生かした白木仕上げ、漆を塗った漆塗り仕上げ、焼き杉など、様々な仕上げ方があります。これらの仕上げ方によっても、床の間全体の印象が大きく変わります。

床柱には、しばしば「落とし掛け」と呼ばれる装飾が施されます。これは床柱の上部に取り付けられる横木で、空間に変化をつける役割があります。落とし掛けの形状や材質も、床柱や床の間全体の雰囲気に合わせて選ばれます。

このように、床の間と床柱は日本の住空間において、単なる構造物以上の意味を持つ重要な要素です。現代の住宅でも、これらの伝統的な要素を取り入れることで、和の趣を楽しむことができます。ただし、現代的なアレンジを加えることで、より生活に馴染みやすい空間を作ることも可能です。床の間や床柱の魅力を理解し、上手に活用することで、日本の伝統文化を日常に取り入れる楽しみを味わえるでしょう。

床の間を構成する各部分と床の間の種類

床の間は、日本建築の中でも特に洗練された空間です。その構造や種類を理解することで、日本文化への理解を深めるとともに、現代の住空間でも活用する方法が見えてくるでしょう。ここでは、床の間を構成する各部分と、代表的な床の間の種類について詳しく解説していきます。

床の間 各部分の名称(床柱、床板、床框など)

床の間は複数の要素から構成されており、それぞれが重要な役割を果たしています。主な構成要素は以下の通りです。

1. 床柱(とこばしら): 床の間の一角に立つ柱で、先ほど詳しく説明した通り、空間の印象を大きく左右します。

2. 床板(とこいた): 床の間の床面を構成する板です。通常、高級な木材が使用され、美しい木目が特徴です。床板は湿気を防ぐ役割も果たしています。

3. 床框(とこがまち): 床の間の前面にある横木で、床の間と畳の境界線となります。框の形状や材質も、床の間の印象に影響を与えます。

4. 落とし掛け(おとしがけ): 床柱の上部に取り付けられる横木です。装飾的な役割を果たすとともに、空間に変化をもたらします。

5. 脇床(わきどこ): 本床の横に設けられる小さな床の間です。花瓶や香炉などを置くのに適しています。

6. 違い棚(ちがいだな): 床の間の脇に設けられる段差のある棚です。季節の置物や茶道具などを飾ります。

7. 平棚(ひらだな): 違い棚の一種で、段差のない平らな棚です。

8. 地袋(じぶくろ): 床の間の下部に設けられる収納スペースです。現代的な活用方法として注目されています。

これらの要素が組み合わさることで、床の間の基本的な構造が形成されています。それぞれの要素のデザインや材質を選ぶことで、床の間全体の印象を調整することができます。

床の間の種類(本床、織部床、置き床など)

床の間には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。主な種類は以下の通りです。

1. 本床(ほんどこ): 最も一般的な形式で、床柱と床框を備えた正統的な床の間です。格式が高く、茶室や数寄屋造りの座敷などでよく見られます。

2. 織部床(おりべどこ): 床柱がなく、代わりに襖や障子で仕切られた形式です。名前の由来は茶人の古田織部によるものです。空間に開放感をもたらすのが特徴です。

3. 置き床(おきどこ): 床の間を設けるスペースがない場合に、畳の上に台を置いて作る簡易的な床の間です。小さな和室や現代的な住宅でも取り入れやすい形式です。

4. 平床(ひらどこ): 床を上げずに畳と同じ高さで作られた床の間です。床框がないのが特徴で、開放的な印象を与えます。

5. 出床(でどこ): 床の間が部屋の外に張り出す形式です。自然光を取り入れやすく、庭の景色と一体化した演出が可能です。

6. 棚床(たなどこ): 床の間と棚を組み合わせた形式です。限られたスペースを有効活用できる点が特徴です。

7. 違い棚床(ちがいだなどこ): 床の間と違い棚を組み合わせた形式です。装飾性が高く、多様な飾り付けが可能です。

これらの種類は、家の格式や空間の制約、好みに応じて選択されます。現代の住宅では、これらの伝統的な形式をアレンジして、より生活に馴染みやすい形で取り入れることも多くなっています。

例えば、床の間のスペースを維持しつつ、下部に収納を設けたり、床板を取り外し可能にして必要に応じて床の間として使用するなど、実用性と美観を両立させる工夫が見られます。また、和洋折衷のインテリアに合わせて、床の間の要素を現代的にアレンジすることで、新しい魅力を引き出すこともできるでしょう。

床の間の構成要素や種類を理解することで、日本の伝統的な住空間の美しさや機能性を再認識できます。これらの知識を活かし、現代の生活様式に合わせた床の間の活用方法を考えることで、和の趣を楽しみつつ、実用的な空間づくりが可能となるでしょう。

床の間を収納スペースとして活用

現代の住宅事情において、限られた空間を有効活用することは重要な課題となっています。そんな中、伝統的な床の間を収納スペースとして活用する傾向が増えてきました。ここでは、床の間を収納スペースとして活用する方法や、そのメリット、注意点などについて詳しく解説していきます。

床の間を収納として活用する人も

近年、床の間を従来の用途だけでなく、収納スペースとして活用する人が増えています。その理由としては以下のようなものが挙げられます。

1. 住宅の狭小化:特に都市部では、限られた空間を最大限に活用する必要があります。

2. ライフスタイルの変化:床の間を従来の方法で使用する機会が減少しています。

3. 収納ニーズの増加:物が増えるにつれ、より多くの収納スペースが求められています。

4. リノベーションブーム:古い家屋を現代的にアレンジする中で、床の間の活用法も見直されています。

床の間を収納として活用する際は、その文化的価値や美的要素を完全に無視するのではなく、伝統と実用性のバランスを取ることが重要です。例えば、普段は収納として使用し、来客時や特別な行事の際には従来の床の間として使用できるような工夫が求められます。

収納棚やロールスクリーンを活用したお手軽DIY

床の間を収納スペースとして活用する最もお手軽な方法は、DIYで収納機能を追加することです。具体的には以下のような方法があります。

1. 収納棚の設置: 床の間のサイズに合わせた収納棚を設置します。既製品を使用するか、オーダーメイドで作成することで、空間を最大限に活用できます。

2. ロールスクリーンの活用: 床の間の前面にロールスクリーンを取り付けることで、収納スペースを隠すことができます。必要に応じてスクリーンを上げ下げすることで、従来の床の間としての使用も可能です。

3. 引き出し式の収納ボックス: 床板を取り外し、その下に引き出し式の収納ボックスを設置します。見た目は従来の床の間を維持しつつ、収納機能を追加できます。

4. 可動式の棚板: 床の間の側面に溝を作り、棚板を自由に動かせるようにします。必要に応じて棚の高さを調整することで、様々なサイズの物を収納できます。

5. 吊り戸棚の設置: 床の間の上部に吊り戸棚を設置することで、空間を無駄なく活用できます。

これらのDIY方法は、大がかりな工事を必要とせず、比較的低コストで実現できるのが特徴です。また、必要に応じて元の状態に戻すことも可能なため、賃貸住宅でも実施しやすいでしょう。

飾りスペースを残しつつ、収納スペースへとリフォーム

より本格的な対応としては、床の間の一部を収納スペースへとリフォームする方法があります。これにより、床の間の伝統的な雰囲気を残しつつ、実用的な収納スペースを確保することができます。具体的なアイデアとしては以下のようなものがあります。

1. 床の間の下部を引き出し収納に: 床の間の下部に引き出しを設置し、上部は従来通り飾りスペースとして活用します。引き出しの前面は床框と同じデザインにすることで、違和感なく馴染ませることができます。

2. 床の間を二分割: 床の間を縦に二分割し、一方を収納スペース、もう一方を飾りスペースとして活用します。収納スペース側には扉を付け、必要に応じて隠せるようにします。

3. 床の間を書斎スペースに: 床の間全体を書斎スペースにリフォームします。壁面に本棚を設置し、床板の部分をデスクとして活用することで、コンパクトながら機能的な書斎が完成します。

4. 床の間をクローゼットに: 床の間全体をクローゼットにリフォームします。和室に合わせた和風のデザインの扉を採用することで、和の雰囲気を損なわないよう配慮します。

5. 床の間を飾り棚付きの収納に: 床の間の中央部分に飾り棚を残し、その周囲を収納スペースとしてリフォームします。これにより、装飾性と実用性を両立させることができます。

これらのリフォームを行う際は、建物の構造や法規制に注意が必要です。特に、床の間が建物の構造上重要な役割を果たしている場合もあるため、専門家に相談することをおすすめします。

床の間を収納スペースとして活用することで、限られた住空間を効率的に使うことができます。しかし、その際は床の間が持つ文化的価値や美的要素を尊重し、和の趣を楽しみつつ実用性を高める工夫が求められます。自分の生活スタイルや好みに合わせて、最適な活用方法を見つけてみてはいかがでしょうか。

よくある質問(Q&A)

床の間の活用方法や収納スペースへの改造に関して、多くの方が疑問や不安を抱えています。ここでは、よくある質問とその回答を詳しく解説していきます。

Q1: 床の間を収納スペースに改造すると、家の価値は下がりませんか?

A1: 改造の方法によって異なります。伝統的な床の間の良さを活かしつつ、適度に収納機能を付加する程度であれば、むしろ実用性が高まり、価値が上がる可能性もあります。例えば、床の間の下部に隠し収納を設けたり、可動式の棚を取り付けたりする程度の改造であれば、家の価値を損なうことはないでしょう。

ただし、完全に床の間の形跡をなくすような大規模な改造は、和の趣を求める買主には敬遠される可能性があります。特に、古民家や伝統的な和風住宅の場合は、床の間を残すことで建物の文化的価値や歴史的価値が保たれるため、慎重に検討する必要があります。

改造を検討する際は、将来的な転売の可能性も考慮に入れ、可逆的な改造方法を選ぶことをおすすめします。

Q2: 床の間を収納スペースにする際、気をつけるべきことは何ですか?

A2: 床の間を収納スペースにする際は、以下の点に注意が必要です。

1. 構造上の安全性: 床の間が建物の構造上重要な役割を果たしている場合があります。大規模な改造を行う前に、必ず建築の専門家に相談し、構造上の問題がないか確認しましょう。

2. 湿気対策: 床の間は本来、湿気から大切な物を守る役割もありました。収納スペースに改造する際も、十分な湿気対策を行うことが重要です。除湿剤の使用や通気性の確保などを検討しましょう。

3. デザインの調和: 収納スペースとして使用する際も、和室全体の雰囲気と調和したデザインを選ぶことが大切です。例えば、和風のデザインの扉や引き戸を使用するなど、配慮が必要です。

4. 可逆性の確保: 将来的に元の床の間に戻せるよう、可能な限り可逆的な改造方法を選びましょう。

5. 法規制の確認: 改造の規模によっては、建築基準法などの法規制に抵触する可能性があります。事前に確認しておくことが重要です。

6. 収納物の選択: 床の間は神聖な場所とされてきた歴史があります。そのため、収納する物の内容にも配慮が必要かもしれません。

Q3: 賃貸物件でも床の間を収納スペースとして活用できますか?

A3: 賃貸物件の場合、大きな改造は難しいですが、一時的な活用方法はいくつか考えられます。

1. 可動式の収納棚の利用: 床の間のサイズに合わせた可動式の収納棚を設置する方法があります。これは床や壁に固定しないため、退去時に簡単に撤去できます。

2. ロールスクリーンの活用: 床の間の前面にロールスクリーンを取り付けることで、収納スペースを隠すことができます。これも比較的簡単に取り外せるため、賃貸物件でも使いやすい方法です。

3. 専用の収納ボックスの使用: 床の間のサイズに合わせた専用の収納ボックスを使用する方法もあります。これは家具として扱えるため、賃貸物件でも問題なく使用できます。

4. カーテンやのれんでの目隠し: 床の間の前面にカーテンレールを取り付け、カーテンやのれんで目隠しをする方法もあります。

ただし、どのような方法を取る場合でも、必ず事前に家主や管理会社の許可を得るようにしましょう。また、退去時には必ず原状回復することを忘れずに。

Q4: 床の間を収納スペースに改造すると、和室の雰囲気が損なわれませんか?

A4: 適切な改造方法を選べば、和室の雰囲気を損なうことなく収納スペースを確保することが可能です。

1. 和風デザインの扉や引き戸を使用する

2. 床の間の一部のみを収納スペースとし、残りは従来通りの床の間として使用する

3. 普段は収納として使用し、来客時などには床の間として使用できる可変式の設計を採用する

4. 収納スペースの前面に障子やふすまを設置し、和の雰囲気を保つ

これらの方法を組み合わせることで、実用性と和の趣を両立させることができます。改造を検討する際は、和室全体のバランスや雰囲気を考慮に入れ、調和のとれたデザインを心がけることが重要です。

Q5: 床の間を収納スペースに改造する際の費用はどのくらいかかりますか?

A5: 改造の規模や方法によって費用は大きく異なります。簡易的なDIYの場合は数万円程度で済むこともありますが、本格的なリフォームの場合は数十万円から百万円以上かかることもあります。

・既製の収納棚を設置する:1〜5万円程度

・ロールスクリーンを取り付ける:1〜3万円程度

・床の間下部に引き出しを設置する:10〜30万円程度

・床の間全体を造り付けの収納にリフォームする:50〜100万円以上

ただし、これらはあくまで目安であり、材料の質や工事の複雑さ、地域によっても大きく変わります。正確な費用は、実際に業者に見積もりを依頼することで把握できます。また、DIYで行う場合も、必要な工具や材料の費用を事前に確認しておくことが大切です。

床の間の改造は、単なる収納スペースの確保だけでなく、和の趣を活かしつつ現代の生活様式に合わせた空間づくりという側面もあります。これらの質問と回答を参考に、自分の生活スタイルや好み、予算に合った最適な活用方法を見つけてみてください。

まとめ

床の間は日本の伝統的な住空間において重要な役割を果たしてきました。しかし、現代の生活様式や住宅事情の変化に伴い、その活用方法も多様化しています。床の間を単なる飾りスペースとしてだけでなく、収納スペースとしても活用することで、限られた住空間を効率的に使うことができます。ただし、その際は床の間が持つ文化的価値や美的要素を尊重し、伝統と実用性のバランスを取ることが大切です。DIYやリフォームを通じて、あなたの生活スタイルに合った床の間の活用方法を見つけてみてはいかがでしょうか。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

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  • 会社名

    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

  • 代表者

    :渡辺知光

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    :地下鉄日比谷線築地駅より徒歩3分

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