マンションの構造の種類や各特徴、間取り変更のしやすさなどを解説
家づくりの基本
2024/11/14
2024/11/14
マンションの構造は、将来のライフスタイルの変化に大きく影響します。RC造、SRC造、S造といった構造の違いや、ラーメン構造・壁式構造の特徴を理解することで、間取り変更の自由度や住み心地まで見えてきます。今回は、マンションの構造について詳しく解説していきましょう。
目次
マンションの構造の種類(RC造、SRC造、S造など)
マンションの構造は、建物の強度や居住性、将来的な住まい方に大きく影響します。主な構造の種類と特徴について詳しく見ていきましょう。
RC造(鉄筋コンクリート造)について
鉄筋コンクリート造は、コンクリートと鉄筋を組み合わせた最も一般的なマンションの構造です。コンクリートは圧縮には強いものの引張には弱い性質を持っており、その弱点を補うために引張に強い鉄筋を内部に配置しています。中低層マンションでよく採用される構造です。
SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)について
鉄骨鉄筋コンクリート造は、RC造の構造にさらに鉄骨を加えることで、より高い強度を実現した構造です。超高層マンションや大規模な建築物に多く採用されています。鉄骨によって建物の骨格が形成され、その周りを鉄筋コンクリートで覆う形になっています。
S造(鉄骨造)について
鉄骨造は、鉄骨を主体とした構造で、工期が短く建設コストを抑えられることが特徴です。主にオフィスビルで採用されることが多い構造ですが、近年では都市部の狭小地に建てられるマンションなどでも採用されています。
構造による建物の高さと規模の違い
一般的に、建物の高さや規模によって適した構造が異なります。低層(5階建て程度まで)ではRC造、中層(6階から15階程度)ではRC造またはSRC造、高層(16階以上)ではSRC造が多く採用されています。
構造による建築コストの違い
建築コストは一般的に、S造が最も安価で、RC造、SRC造の順に高くなっていきます。ただし、建物の規模や立地条件、使用する材料の品質などによっても大きく変動します。
耐久性と寿命の違い
耐久性については、SRC造が最も優れており、次いでRC造、S造の順となります。一般的な寿命は、適切な維持管理を行った場合、RC造とSRC造が70〜100年程度、S造が50〜70年程度とされています。
構造と工期の関係
工期については、S造が最も短く、RC造、SRC造の順で長くなります。これは、コンクリートの養生期間が必要なことや、工程の複雑さが影響しています。建築規模にもよりますが、同じ規模の建物では、S造はRC造の約7割程度の工期で完成が可能です。
保険料や固定資産税への影響
建物の構造は、火災保険料や固定資産税評価額にも影響を与えます。一般的に、耐火性の高いRC造やSRC造は、S造と比較して保険料が安くなる傾向にあります。また、固定資産税評価額は建物の構造や耐用年数を考慮して算出されます。
選ぶ際のポイント
構造を選ぶ際は、建物の規模や用途、予算、工期、将来的な維持管理コストなど、さまざまな要素を総合的に判断する必要があります。特に分譲マンションを購入する場合は、構造による資産価値の違いも重要な検討ポイントとなります。
RC造マンションの構造の特徴やメリット・デメリット
RC造(鉄筋コンクリート造)は、日本のマンションで最も一般的な構造です。コンクリートと鉄筋の特性を活かし、優れた強度と居住性を実現しています。RC造の特徴とメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
RC造の基本構造について
RC造は、圧縮に強いコンクリートと引張に強い鉄筋を組み合わせることで、両者の長所を活かした構造です。鉄筋をコンクリートで覆うことで、鉄筋の錆びを防ぎ、耐久性を高めています。一般的に、5階から15階建て程度のマンションで採用されることが多い構造方式です。
RC造の主なメリット
耐久性が高く、適切な維持管理を行えば70年以上の寿命が期待できます。コンクリートの重厚な特性により、遮音性や断熱性に優れているのも特徴です。また、耐火性も高く、火災保険料が比較的安価になりやすいというメリットもあります。
遮音性能について
コンクリートの重量と密度により、優れた遮音性を実現します。特に、上下階からの生活音や、外部からの騒音を軽減する効果が高く、集合住宅に適した構造といえます。床衝撃音(重量衝撃音・軽量衝撃音)の遮断性能も比較的優れています。
断熱性能について
コンクリートの蓄熱性能により、外気温の変化の影響を受けにくい特徴があります。夏場の熱気や冬場の冷気を遮断しやすく、室内温度を安定させやすいため、空調効率が良好です。
耐震性能について
適切な設計と施工が行われていれば、十分な耐震性能を発揮します。特に、中低層マンションにおいては、建物重量と耐震性のバランスが取れた構造といえます。また、経年による耐震性能の低下も比較的少ないとされています。
RC造のデメリット
建物の重量が大きいため、基礎工事が大がかりになりやすく、建設コストが上昇する傾向があります。また、コンクリートの養生期間が必要なため、工期が長くなりやすいというデメリットもあります。
維持管理とメンテナンス
コンクリートのひび割れや中性化、鉄筋の腐食などへの対策が必要です。定期的な点検と補修を行うことで、建物の長寿命化が期待できます。特に、外壁や防水層のメンテナンスが重要となります。
リフォームと間取り変更について
構造壁(耐力壁)の位置によって、間取り変更の制限を受けることがあります。特に壁式構造の場合、大規模な間取り変更が難しい場合があります。ただし、ラーメン構造であれば、比較的自由度の高いリフォームが可能です。
資産価値の観点から
RC造は一般的な構造であり、中古市場での評価も安定しています。特に、築年数が経過しても適切な維持管理がなされていれば、資産価値の維持が期待できます。立地条件との組み合わせで、資産価値の変動が大きく影響されます。
将来性について
耐久性が高く、大規模修繕による長寿命化も可能です。また、省エネ基準の強化や環境配慮型の改修工事にも対応しやすい構造といえます。ただし、将来的な解体費用は他の構造と比べて高額になる傾向があります。
SRC造マンションの構造の特徴やメリット・デメリット
SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)は、RC造に鉄骨を組み合わせることで、より高い強度と耐久性を実現した構造です。主に超高層マンションや大規模建築物で採用される構造について、詳しく解説していきます。
SRC造の基本構造について
SRC造は、鉄骨で建物の骨組みを形成し、その周りに鉄筋を配置してコンクリートで覆う構造です。3つの材料の特性を活かすことで、優れた強度と耐久性を実現しています。15階建て以上の高層マンションで多く採用されており、大空間の確保が可能な構造方式です。
SRC造の主なメリット
3つの構造材料を組み合わせることで、極めて高い強度と耐久性を実現できます。適切な維持管理を行えば、100年以上の寿命も期待できます。また、耐震性、耐火性に優れ、間取りの自由度も高いのが特徴です。
耐震性能について
鉄骨による強固な骨組みと、鉄筋コンクリートによる耐力が組み合わさることで、極めて高い耐震性能を発揮します。超高層建築物でも採用される理由の一つが、この優れた耐震性能です。地震時の揺れも他の構造と比べて小さくなる傾向があります。
間取りの自由度
鉄骨フレームが建物の荷重を支えるため、大スパン(柱と柱の間隔が広い)の設計が可能です。これにより、広々とした空間の確保や、将来的な間取り変更にも柔軟に対応できます。特にラーメン構造との組み合わせで、高い自由度を実現できます。
遮音性と断熱性
RC造と同様に、コンクリートの重量と密度により、優れた遮音性を実現します。また、断熱性能も高く、室内環境の快適性を確保しやすい特徴があります。高層階での風や温度変化の影響も受けにくくなっています。
SRC造のデメリット
3種類の構造材料を使用するため、建設コストが最も高額になります。また、高度な施工技術が必要となるため、施工できる業者が限られ、工期も長くなりやすい傾向があります。維持管理費用も比較的高額になります。
コストについて
建設コストは、RC造と比べて20〜30%程度高くなるとされています。これは、鉄骨材料の費用や、複雑な施工工程による人件費の上昇が主な要因です。ただし、高い耐久性により、長期的な維持管理を考えると、必ずしも割高とはいえない場合もあります。
維持管理とメンテナンス
定期的な点検と補修が必要です。特に、鉄骨部分の防錆処理や、コンクリートのひび割れ補修、防水層の更新などが重要となります。高層建築物であるため、外壁や設備のメンテナンスにも専門的な技術と費用が必要です。
改修工事について
間取り変更の自由度は高いものの、改修工事自体は専門的な技術が必要となります。特に、構造体に関わる工事は、高度な技術と慎重な施工が求められます。ただし、適切な改修により、建物の長寿命化や性能向上が期待できます。
資産価値の観点から
高い耐久性と耐震性により、資産価値は比較的安定しています。特に、都心部の超高層マンションなど、希少性の高い物件では、資産価値の維持が期待できます。ただし、維持管理の状態が資産価値に大きく影響するため、適切な管理が重要です。
選ぶ際のポイント
SRC造を選ぶ際は、高い建設コストに見合う価値があるかを慎重に検討する必要があります。特に、建物の規模や用途、立地条件、予算、将来的な維持管理計画など、総合的な判断が求められます。
S造マンションの構造の特徴やメリット・デメリット
S造(鉄骨造)は、鉄骨を主体とした構造で、工期の短さと建設コストの抑制が特徴です。主にオフィスビルで採用される構造ですが、近年では都市部のマンションでも採用が増えています。S造の特徴と、マンションとしての性能について詳しく解説します。
S造の基本構造について
鉄骨のフレームで建物全体を支える構造で、軽量かつ高強度という特徴があります。柱と梁を溶接やボルトで接合し、建物の骨組みを形成します。外壁や内壁は非構造部材として取り付けられ、様々な材料との組み合わせが可能です。
S造の主なメリット
工期が短く、建設コストを抑えられることが最大の特徴です。また、建物の軽量化により基礎工事も簡略化できます。プレファブ化による品質の安定性や、解体時のリサイクルのしやすさなども利点として挙げられます。
工期とコストについて
RC造と比較して、工期は約3割程度短縮できるとされています。これは、現場でのコンクリート打設や養生期間が不要なためです。建設コストも、RC造やSRC造と比べて一般的に低く抑えられます。ただし、鉄骨の価格変動の影響を受けやすい面があります。
耐震性能について
鉄骨の柔軟性により、地震時の揺れを吸収しやすい特徴があります。建物が軽量なため、地震時の建物への負担も比較的小さくなります。ただし、経年による接合部の劣化や錆びには注意が必要です。
S造のデメリット
遮音性や断熱性が他の構造と比べて劣る傾向にあります。また、火災時の耐火性能を確保するための特別な処理が必要です。錆びによる劣化対策も重要で、定期的なメンテナンスが欠かせません。
居住性について
建物が軽いため、上層階での揺れを感じやすい傾向があります。また、床の振動も伝わりやすく、特に重量衝撃音(子供の飛び跳ねなど)の対策が重要です。これらの課題は、適切な防振・制振対策により改善が可能です。
維持管理とメンテナンス
鉄骨の防錆処理が最も重要な維持管理項目となります。定期的な点検と、必要に応じた補修・塗装の更新が必要です。また、接合部の緩みや劣化についても、定期的な確認が求められます。
間取り変更の自由度
柱と梁でフレームを構成するラーメン構造が一般的なため、間仕切り壁の位置変更など、間取り変更の自由度は比較的高くなっています。ただし、耐震壁や設備配管の位置には制約があります。
省エネ性能について
鉄骨自体の断熱性は低いため、外壁や開口部の断熱性能を高める工夫が必要です。適切な断熱材の使用や、二重サッシの採用など、追加的な対策により省エネ性能を向上させることができます。
資産価値の観点から
一般的に、RC造やSRC造と比べると資産価値は若干低めに評価される傾向があります。ただし、立地条件や建物の維持管理状態、デザイン性などが総合的に評価され、必ずしも構造だけで資産価値が決まるわけではありません。
将来性について
鉄骨造の技術革新は継続的に進んでおり、遮音性や断熱性の向上、防錆技術の進歩など、居住性能は着実に改善されています。また、環境負荷の低減や建物の長寿命化に向けた取り組みも進められています。
選ぶ際のポイント
S造マンションを選ぶ際は、建物の立地条件や階数、周辺環境などを考慮する必要があります。特に、遮音性や断熱性に関する性能表示を確認し、居住環境として問題ないレベルかどうかを慎重に検討することが重要です。
間取り変更の自由度が高い構造や暮らし心地
マンションでの暮らしを長く快適に続けるためには、ライフスタイルの変化に合わせて間取りを変更できる自由度が重要です。構造による間取り変更の可能性や、快適な暮らしを実現するポイントについて詳しく解説します。
間取り変更が自由にできる構造の特徴
間取り変更の自由度が高いのは、ラーメン構造を採用したRC造、SRC造、S造です。特にSRC造は、鉄骨フレームにより大スパン設計が可能で、間仕切り壁の位置を比較的自由に変更できます。これにより、家族構成やライフステージの変化に応じた柔軟なプランニングが可能となります。
構造別の間取り変更の可能性
SRC造は最も自由度が高く、大空間の確保や間仕切り壁の移動が容易です。RC造のラーメン構造も、耐力壁以外の壁は比較的自由に変更可能です。S造は軽量で柔軟性があり、間取り変更にも対応しやすい特徴があります。一方、壁式構造は構造壁が多いため、大規模な間取り変更は難しくなります。
スケルトン・インフィル(SI)について
建物の構造躯体(スケルトン)と内装・設備(インフィル)を分離して考える設計手法です。この方式を採用したマンションでは、将来的な間取り変更や設備更新が容易になります。特にラーメン構造との相性が良く、長期的な住まいの可変性を高めることができます。
間取り変更時の注意点
構造躯体や耐力壁、給排水管などの位置は変更できません。また、防音や断熱、設備配管の制約にも注意が必要です。変更を検討する際は、専門家に相談し、建物の構造安全性を確認することが重要です。
暮らし心地を左右する要素
間取り変更の自由度に加えて、遮音性、断熱性、採光、通風といった要素が暮らし心地に大きく影響します。特に集合住宅では、上下階や隣接住戸との音の問題が重要です。構造による特性を理解し、必要に応じて適切な対策を講じることが快適な住まいづくりのポイントとなります。
設備更新との関係
間取り変更に伴う設備の移設や更新も重要な検討事項です。特に、給排水管や空調設備、電気配線などの位置や容量に制約があります。将来的な設備更新を見据えた計画が必要です。
コストと工期について
間取り変更の規模や内容によって、工事費用と工期は大きく異なります。構造壁に影響しない軽微な変更から、大規模なリノベーションまで、予算と時間の制約を考慮した計画が必要です。
住まいの価値向上
適切な間取り変更は、住まいの資産価値向上にもつながります。特に、現代のライフスタイルに合わせた機能的な間取りや、省エネ性能の向上を図る改修は、中古市場での評価にもプラスとなります。
将来を見据えた計画
間取り変更の自由度が高い構造を選ぶ際は、10年後、20年後の暮らしをイメージすることが重要です。家族構成の変化や、在宅ワークなど新しい生活様式への対応も考慮に入れましょう。
専門家との相談
間取り変更を検討する際は、建築士や設計事務所など専門家への相談が推奨されます。構造的な制約や法的規制、コストなど、総合的な観点からアドバイスを得ることで、より良い住まいづくりが実現できます。
暮らしやすさのポイント
間取り変更の自由度に加えて、日当たり、収納、動線計画など、日々の暮らしに直結する要素にも注目が必要です。これらの要素を総合的に検討することで、長く快適に住み続けられる住まいが実現できます。
よくある質問
マンションの構造に関して、購入検討者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。実際の疑問や不安に対する具体的な解説を紹介します。
構造に関する基本的な質問
Q1:RC造、SRC造、S造の中で、どの構造が一番優れているのですか?
A1:一概に「最も優れている」とは言えません。RC造は遮音性と耐久性、SRC造は耐震性と間取りの自由度、S造は工期の短さとコストの低さが特徴です。用途や予算に応じて選択することが重要です。
Q2:築年数による構造の違いはありますか?
A2:一般的に、1980年代までは壁式RC造が多く、1990年代以降はラーメン構造のRC造やSRC造が増えています。近年では環境性能や耐震性能が向上した設計手法が採用されています。
間取り変更に関する質問
Q1:間仕切り壁は自由に移動できますか?
A1:ラーメン構造の場合、耐力壁以外の間仕切り壁は比較的自由に移動できます。ただし、設備配管の位置や防音性能への影響を考慮する必要があります。
Q2:キッチンの位置は変更できますか?
A2:給排水管の位置に制約がありますが、スラブ上配管方式の場合は比較的自由に移設が可能です。ただし、工事費用と工期が増加する点に注意が必要です。
耐震性に関する質問
Q1:どの構造が最も地震に強いですか?
A1:SRC造が最も高い耐震性能を持ちますが、RC造やS造でも適切な設計・施工がなされていれば十分な耐震性能を確保できます。新耐震基準(1981年以降)に適合した建物であれば、構造による大きな差はありません。
Q2:高層階は揺れやすいですか?
A2:一般的に高層階の方が揺れを感じやすくなります。特にS造は建物が軽いため、揺れを感じやすい傾向があります。ただし、制振装置や防振設計により揺れを軽減する対策が施されています。
遮音性に関する質問
Q1:上下階からの生活音は構造によって違いますか?
A1:RC造とSRC造は重量と密度により優れた遮音性を持ちます。S造は比較的遮音性が劣りますが、適切な防音対策により性能を向上させることが可能です。
Q2:防音リフォームは可能ですか?
A2:床材の交換や二重天井の設置など、様々な防音対策が可能です。ただし、構造自体の遮音性能を大きく改善することは難しい点に注意が必要です。
メンテナンスに関する質問
Q1:修繕費用は構造によって違いますか?
A1:一般的にSRC造が最も高額で、次いでRC造、S造の順となります。ただし、立地や建物の規模、使用状況によって大きく異なります。
Q2:構造によって建物の寿命は変わりますか?
A2:適切な維持管理を行った場合、SRC造が約100年、RC造が約70-80年、S造が約50-60年とされています。ただし、これは一般的な目安であり、メンテナンス状況により大きく変動します。
資産価値に関する質問
Q1:中古売却時、構造による価格差はありますか?
A1:一般的にRC造とSRC造の方が資産価値は維持されやすい傾向にあります。ただし、立地条件や建物の管理状態の方が価格に与える影響は大きいとされています。
Q2:将来のリセールバリューを考えると、どの構造がおすすめですか?
A2:都心部の高層マンションではSRC造、一般的な中層マンションではRC造が好まれる傾向にあります。ただし、建物の管理状態や立地の方が重要な要素となります。
省エネ性能に関する質問
Q1:構造による光熱費の違いはありますか?
A1:RC造とSRC造は断熱性に優れ、空調効率が良好です。S造は追加の断熱対策が必要となりますが、適切な措置により他の構造と同等の省エネ性能を実現できます。
Q2:省エネリフォームは構造によって制限がありますか?
A2:基本的にどの構造でも省エネリフォームは可能です。ただし、外壁の断熱改修や設備更新の方法には、構造による制約が生じる場合があります。
まとめ
マンションの構造選びは、将来の暮らしを左右する重要な要素です。間取り変更の自由度を重視するならラーメン構造のSRC造、遮音性や断熱性を重視するなら壁式構造のRC造というように、ご自身のニーズに合わせて検討することが大切です。また、建設コストやメンテナンス性なども考慮に入れて、総合的に判断しましょう。
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