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建具の種類や特徴、材質・色・デザインの選び方について解説

家づくりの基本

2024/11/21

2024/11/21

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

建具の種類や特徴、材質・色・デザインの選び方について解説

住宅の内装において重要な役割を果たす建具。扉や引き戸など、毎日使用する建具の選び方は、快適な暮らしを左右する重要なポイントとなります。今回は、建具の基礎知識から選び方までを詳しくご説明します。

はい、建具の基本的な説明についてより詳しく解説させていただきます。

建具とは

建具とは、建物の開口部に取り付けられる可動式の建築部材の総称です。主に部屋と部屋の間仕切りや、屋内外の仕切りとして使用される、私たちの生活に欠かせない存在です。

建具の主な役割

建具は単なる仕切りとしてだけではなく、住まいにおいて以下のような重要な機能を果たしています。

プライバシーの確保:来客時や家族間でのプライベート空間を作り出す役割を担います。特に寝室やバスルーム、トイレなどの水回りでは重要な機能となります。

採光・通風のコントロール:自然光や風の取り入れ方を調整し、室内環境を快適に保つ役割があります。季節や時間帯によって開閉を調整することで、効率的な温度管理が可能です。

防音・遮音性:生活音や外部からの騒音を軽減する効果があります。特に集合住宅や路面に面した住宅では、この機能が重要視されます。

断熱・気密性:外気の影響を抑え、室内の温度を安定させる役割があります。特に玄関ドアや窓などの外部に面する建具では重要な機能となります。

建具が使用される主な場所

玄関まわり:玄関ドア、下駄箱の扉、玄関収納の扉などが該当します。防犯性や断熱性が特に重視されます。

居室まわり:リビングドア、和室の襖や障子、寝室ドアなどが該当します。デザイン性や防音性が求められます。

水まわり:浴室ドア、トイレドア、洗面所の扉などが該当します。防水性や耐久性が重要となります。

収納まわり:クローゼット扉、押入れの襖、パントリーの扉などが該当します。使い勝手の良さが重視されます。

建具選びのポイント

新築やリフォームで建具を選ぶ際は、その場所の用途や目的に応じて適切な機能を持った建具を選定することが大切です。特に以下の点に注意が必要です。

使用場所の環境:日当たり、湿気の有無、温度変化などの環境要因を考慮する必要があります。

使用頻度:毎日使用する建具なのか、それとも来客時など特別な時だけ使用する建具なのかを考慮します。

メンテナンス性:清掃のしやすさや修理・交換の容易さも重要な選定ポイントとなります。

今後の建具トレンド

近年の建具は、従来の機能に加えて、より高い性能や新しい価値を提供する方向に進化しています。例えば、省エネ性能を高めた断熱建具や、スマートロック対応の電子建具など、テクノロジーの進化と共に建具の可能性も広がっています。

また、デザイン面でも多様化が進んでおり、従来の和風・洋風という枠を超えて、モダンな和風建具や、インダストリアルデザインを取り入れた建具など、新しい提案が増えています。

開閉形式の建具の種類や特徴

開閉形式の建具は、使用する場所や目的によって最適なものを選ぶ必要があります。それぞれの形式には特徴があり、メリット・デメリットを理解したうえで選択することが大切です。

開き戸

開き戸は最も一般的な建具の形式で、ドアを押すまたは引くことで開閉する仕組みです。玄関ドアや洋室の扉などでよく使用されています。

メリットとしては、気密性が高く防音効果に優れている点や、施工が比較的容易で価格も手頃な点が挙げられます。また、開閉操作が直感的で分かりやすいのも特徴です。

デメリットは、開閉時に扉の前後にスペースが必要となる点です。特に小さな子どもがいる家庭では、勢いよく開けた際の事故に注意が必要です。

引き戸

引き戸は、扉を左右にスライドさせて開閉する形式です。和室や水回り、クローゼットなどで多く採用されています。

メリットは、開閉時のスペースを取らず、室内のスペースを有効活用できる点です。また、開閉時の動作が穏やかで安全性が高く、お年寄りや小さな子どもにも使いやすい特徴があります。

デメットとしては、開き戸に比べて気密性や防音性が劣る傾向にある点や、レールの清掃や車輪の調整などのメンテナンスが必要な点が挙げられます。

折れ戸

折れ戸は、扉が折りたたまれるように開閉する形式です。主にクローゼットや収納スペースの扉として使用されています。

メリットは、開口部を最大限に確保できる点です。収納物の出し入れがしやすく、空間を有効活用できます。また、引き戸のように大きなレールが不要なため、設置場所の自由度が高いのも特徴です。

デメリットは、扉の強度が他の形式に比べて弱くなりやすい点や、折れ部分のメンテナンスが必要な点が挙げられます。

上吊り戸

上吊り戸は、床面にレールがなく、上部のレールだけで扉を支える形式です。主に大開口の場所や、高級感のある空間で採用されています。

メリットは、床面がフラットになるため掃除がしやすく、見た目もスッキリとする点です。また、重厚感のある大きな扉でも滑らかな開閉が可能です。

デメリットは、設置コストが高くなる点や、上部に強固な構造体が必要となる点が挙げられます。

片引き戸・引違い戸

片引き戸は扉が片側に収まる形式で、引違い戸は左右の扉がそれぞれ逆方向にスライドする形式です。和室や廊下との仕切りなどでよく使用されています。

メリットは、開口部の幅を自由に調整できる点です。特に引違い戸は、左右どちらからでも開閉できる利便性があります。

デメリットは、扉を収納するポケット部分のスペースが必要な点や、経年による摩耗で開閉が悪くなる可能性がある点です。

開閉形式の選び方のポイント

開閉形式を選ぶ際は、設置場所の広さや用途、使用頻度などを総合的に判断する必要があります。特に以下の点に注意を払いましょう。

使用する部屋の広さ:開き戸は前後にスペースが必要、引き戸は横にスペースが必要など、それぞれ必要なスペースが異なります。

使用頻度と目的:毎日頻繁に使用する場所なのか、収納用なのかによって適切な形式が変わってきます。

安全性への配慮:小さな子どもやお年寄りが使用する場合は、安全性の高い形式を選ぶことが重要です。

メンテナンス性:定期的な清掃や調整の必要性を考慮し、維持管理のしやすい形式を選びましょう。

建具の材質の種類や特徴、選び方

建具の材質選びは、デザイン性だけでなく、耐久性や使い勝手、コストなど、様々な要素を考慮する必要があります。それぞれの材質の特徴を理解したうえで、設置場所や用途に合わせて選択することが重要です。

木製建具

木製建具は、天然素材ならではの温かみと高級感が特徴で、和室や格調高い洋室によく使用されています。

メリットとしては、自然な風合いと質感があり、経年変化による味わいを楽しめる点が挙げられます。また、加工がしやすく、様々なデザインに対応できます。

デメリットは、湿気や温度変化の影響を受けやすく、反りや歪みが生じる可能性がある点です。また、定期的なメンテナンスが必要で、虫害にも注意が必要です。

アルミ製建具

アルミ製建具は、軽量で耐久性に優れており、現代的な住宅の外部建具としてよく使用されています。

メリットは、強度が高く変形しにくい点、メンテナンスが比較的容易な点が挙げられます。また、防火性能も優れており、防火設備としても使用できます。

デメリットとしては、金属特有の冷たい印象があり、結露が発生しやすい点が挙げられます。また、傷がつきやすく、補修が難しい面もあります。

樹脂製建具

樹脂製建具は、高い断熱性能と耐水性を持ち、水回りや外部建具として人気があります。

メリットは、耐候性に優れ、腐食や錆びの心配がない点です。また、断熱性能が高く、結露も発生しにくいのが特徴です。

デメリットは、強い衝撃で変形する可能性がある点や、経年による劣化で黄ばみが生じる可能性がある点です。

スチール製建具

スチール製建具は、高い強度と防火性能を持ち、主にビルや店舗、マンションの共用部分で使用されています。

メリットは、耐久性と防火性能に優れている点、セキュリティ性が高い点が挙げられます。また、大型の建具でも安定した性能を発揮します。

デメリットは、重量が大きい点や、錆びへの対策が必要な点です。また、デザイン面での制約も比較的多くなります。

複合材建具

複合材建具は、異なる材質を組み合わせることで、それぞれの長所を活かした建具です。例えば、木材とアルミを組み合わせた建具などが代表的です。

メリットは、見た目の良さと機能性を両立できる点です。例えば、室内側は木製で温かみのある仕上がりに、外部側はアルミ製で耐候性を確保するといった使い方が可能です。

デメリットは、一般的に価格が高くなる点や、修理・交換時に専門的な対応が必要となる点です。

建具の材質選びのポイント

設置場所の環境:水回りや外部に面する場所では、耐水性や耐候性の高い材質を選ぶ必要があります。

使用頻度:頻繁に使用する場所では、耐久性の高い材質を選びましょう。

メンテナンス性:定期的なメンテナンスが必要な材質の場合、その手間と費用を考慮する必要があります。

コストバランス:初期費用だけでなく、メンテナンスや将来的な交換も含めたトータルコストを考えましょう。

各部屋における材質選びの例

玄関:防犯性と耐候性が求められるため、スチール製やアルミ製が適しています。

リビング:デザイン性と使い勝手が重要なため、木製や複合材が人気です。

水回り:耐水性が重要なため、樹脂製やアルミ製が適しています。

収納:使用頻度と予算に応じて、木製や樹脂製から選択することが多いです。

建具の色やデザインの選び方

建具の色やデザインは、空間の印象を大きく左右する重要な要素です。インテリア全体との調和を考慮しながら、機能性とデザイン性のバランスを取ることが大切です。

建具の色選びのポイント

壁や床との調和:建具の色は、壁紙や床材との相性を重視して選ぶ必要があります。特に面積の大きな引き戸などは、空間の印象に大きく影響します。

明るさのバランス:部屋の採光状況に応じて、明るい色調か落ち着いた色調かを検討します。日当たりの悪い部屋では、明るい色の建具を選ぶことで空間を明るく見せることができます。

経年変化への配慮:特に木目調の建具は、経年により色合いが変化することがあります。長期的な使用を考慮して色を選びましょう。

主な建具の色とその特徴

ホワイト系:清潔感があり、どんなインテリアにも合わせやすい色です。空間を広く明るく見せる効果があります。ただし、汚れが目立ちやすい面もあります。

ブラウン系:落ち着きと高級感のある雰囲気を演出できます。木目調と相性が良く、和モダンな空間によく使用されます。

ナチュラル系:明るく優しい印象を与え、北欧テイストなどと相性が良いです。子育て世代の家庭でも人気があります。

グレー系:モダンでシックな印象を与え、現代的なインテリアと調和します。汚れも目立ちにくい実用的な色です。

建具のデザイン選びのポイント

住宅の全体的なテイスト:和風、洋風、モダン、ナチュラルなど、住宅全体のデザインコンセプトに合わせることが重要です。

機能性との両立:デザイン性を重視するあまり、使い勝手を損なわないよう注意が必要です。

空間の用途:リビングや寝室など、部屋の用途に応じた適切なデザインを選びましょう。

主な建具のデザインスタイル

シンプルモダン:直線的でスッキリとしたデザインが特徴です。現代的な住宅によく合い、メンテナンスもしやすいです。

クラシカル:格子やガラス入りなど、装飾的な要素を取り入れたデザインです。重厚感のある空間を演出できます。

和モダン:伝統的な和のデザインを現代的にアレンジしたスタイルです。障子調のデザインなどが人気です。

ナチュラル:木目を活かしたシンプルなデザインが特徴です。優しい雰囲気の空間づくりに適しています。

各部屋におけるデザイン選びの例

リビング:家族が集まる空間として、明るく開放的な印象のデザインが好まれます。大きな引き戸の場合は、室内の景観の一部として考えることも重要です。

寝室:プライバシーと落ち着きを重視したデザインを選びます。防音性も考慮に入れる必要があります。

子供部屋:成長に合わせて印象が変わりすぎないよう、ベーシックなデザインを選ぶことをおすすめします。

水回り:清潔感のあるデザインを基本に、耐水性や維持管理のしやすさも考慮します。

デザイン選びの注意点

流行への対応:一時的な流行を追いすぎると、数年後に古く感じる可能性があります。ある程度ベーシックなデザインを選ぶことをおすすめします。

予算との兼ね合い:デザイン性の高い建具は一般的に価格も高くなります。予算と相談しながら選択しましょう。

メンテナンス性:装飾的な要素が多いデザインは、清掃や補修が難しくなる場合があります。日常的な使用を考慮して選びましょう。

建具の選び方のスタディケース

実際の生活シーンを想定しながら、建具の選び方を具体的に見ていきましょう。それぞれの空間や用途に応じた最適な選択肢を、実例を交えてご紹介します。

リビングと和室を仕切る建具の場合

想定される使用シーン:普段は開放して広々と使用し、来客時やお昼寝の際には仕切って使用するケースを想定します。

おすすめの仕様:引き違いの建具がおすすめです。和紙調の素材を用いることで、光を通しながらも適度な遮蔽性を確保できます。開閉時の音も静かで、和の空間に調和します。

選定のポイント:開放時の収納スペース、普段の生活導線、来客時の使い勝手、お子様の安全性などを総合的に検討します。

玄関ドアの選び方

想定される使用シーン:防犯性、断熱性、デザイン性など、複数の要素が求められる重要な建具です。

おすすめの仕様:スチールやアルミ製の開き戸で、断熱性能の高いものを選びます。最近は電子錠の採用も増えており、防犯性を高めることができます。

選定のポイント:防犯性能、断熱性能、デザイン、使い勝手、メンテナンス性を考慮します。特に、家全体の外観との調和も重要です。

収納スペースの建具

想定される使用シーン:クローゼット、押入れ、パントリーなど、収納物の出し入れが主な用途となります。

おすすめの仕様:クローゼットは折れ戸や引き戸、パントリーは開き戸など、収納物や使用頻度に応じて選択します。

選定のポイント:収納物の大きさ、使用頻度、開閉時のスペース、耐久性を考慮します。特に、開口部の大きさは重要なポイントです。

水回りの建具

想定される使用シーン:浴室、洗面所、トイレなど、水や湿気との接触が多い場所での使用を想定します。

おすすめの仕様:樹脂製や防水加工を施したアルミ製の建具がおすすめです。結露対策や防カビ性能も重要な要素となります。

選定のポイント:防水性、耐久性、お手入れのしやすさ、通気性を重視します。特に、結露対策は重要です。

子供部屋の建具

想定される使用シーン:プライバシーの確保と安全性の両立が求められる空間です。

おすすめの仕様:開き戸であれば指はさみ防止機能付き、引き戸であれば重量の軽いものを選びます。防音性能も考慮に入れます。

選定のポイント:安全性、耐久性、防音性、お手入れのしやすさを重視します。成長に合わせた使い勝手も考慮します。

寝室の建具

想定される使用シーン:プライバシーと静けさが重視される空間です。

おすすめの仕様:防音性能の高い建具を選びます。開き戸の場合は、静かに閉まる機能付きのものがおすすめです。

選定のポイント:防音性、気密性、操作音の静かさ、デザイン性を考慮します。

二世帯住宅での建具選び

想定される使用シーン:プライバシーの確保と、必要に応じた行き来のしやすさの両立が求められます。

おすすめの仕様:防音性能の高い引き戸や、必要に応じて施錠できる建具を選びます。

選定のポイント:防音性、セキュリティ性、使い勝手、両世帯の生活スタイルを考慮します。

内装リフォーム時の建具選び

想定される使用シーン:既存の枠に合わせた建具の選択が必要となります。

おすすめの仕様:既存の枠に合う規格品を選ぶか、オーダーメイドで対応します。

選定のポイント:既存の枠のサイズ、予算、工期、デザインの統一性を考慮します。

ペットのいる家庭での建具選び

想定される使用シーン:ペットの移動を考慮しつつ、必要に応じて仕切れる建具が求められます。

おすすめの仕様:傷つきにくい材質を選び、必要に応じてペットドアを設置できる建具を検討します。

選定のポイント:耐久性、清掃のしやすさ、ペットの安全性を考慮します。

よくある質問

建具選びにおいて、多くの方が疑問に感じる点について、Q&A形式でご説明します。実際の相談事例をもとに、具体的な回答をまとめました。

価格に関する質問

Q:建具の価格相場はどれくらいですか?

A:材質や仕様によって大きく異なりますが、一般的な室内ドアで3万円~10万円程度、玄関ドアは15万円~30万円程度が相場です。高機能な電子錠付きの玄関ドアになると、40万円以上する場合もあります。

Q:建具にかける予算の目安はありますか?

A:一般的な戸建て住宅の場合、建具全体の予算は総工事費の5~10%程度が目安となります。ただし、デザイン性や機能性を重視する場合は、これより高くなることもあります。

耐久性に関する質問

Q:建具の耐用年数はどれくらいですか?

A:適切なメンテナンスを行えば、木製で15~20年、アルミ製で20~30年程度です。ただし、使用頻度や環境条件により大きく異なります。

Q:メンテナンスはどのくらいの頻度で必要ですか?

A:定期的な清掃は月1回程度、動作確認や調整は年1回程度が推奨されます。特に木製建具は、年1回程度の保護剤塗布が推奨されます。

施工に関する質問

Q:後から建具を交換することはできますか?

A:可能です。ただし、枠のサイズや形状によって制限される場合があります。また、既存の枠を活かすか新しく取り付けるかで、工事費が大きく変わってきます。

Q:建具の取り付け工事にはどれくらいの期間がかかりますか?

A:1箇所あたり通常半日~1日程度です。ただし、枠の交換が必要な場合や、電気工事が伴う場合は、さらに時間がかかることがあります。

機能性に関する質問

Q:防音性の高い建具を選ぶポイントは?

A:防音性能を示す遮音等級(T-1、T-2など)を確認します。また、気密性の高い材質や、二重構造の建具を選ぶことで、より高い防音効果が期待できます。

Q:結露対策として有効な建具の選び方は?

A:断熱性能の高い材質(樹脂製など)を選び、必要に応じて複層ガラスを採用します。また、通気機能付きの建具を選ぶことで、結露の軽減が期待できます。

デザインに関する質問

Q:建具の色は後から変更できますか?

A:木製建具は塗装で色を変更できますが、アルミや樹脂製の建具は基本的に色の変更は難しいです。建具全体の交換が必要になることが多いです。

Q:和室と洋室が混在する場合、建具はどう選べばよいですか?

A:和モダンテイストの建具を選ぶことで、和室と洋室の両方に調和させることができます。デザインは、シンプルなものを選ぶと両方の空間に馴染みやすいです。

安全性に関する質問

Q:小さな子供がいる家庭で注意すべき点は?

A:指はさみ防止機能付きの建具を選び、重い建具は避けます。また、ロック機能は子供が誤って閉じ込められない仕様のものを選びましょう。

Q:防犯性を高めるための建具の選び方は?

A:玄関ドアは耐こじ開け性能の高いものを選び、電子錠の採用も検討します。また、窓との組み合わせで防犯性を高めることも重要です。

メンテナンスに関する質問

Q:日常的なお手入れのポイントは?

A:柔らかい布での拭き掃除を基本とし、レールの清掃や可動部への潤滑剤の塗布を定期的に行います。水拭きは必ず乾拭きをして、水分を残さないようにします。

Q:建具がガタついてきた場合はどうすればよいですか?

A:丁番やレールの調整で改善できる場合が多いです。DIYでの調整が難しい場合は、建具メーカーやハウスメーカーに相談することをおすすめします。

まとめ

建具選びは、デザイン性だけでなく機能性も重要なポイントとなります。日々の生活動線や使用頻度を考慮しながら、空間全体との調和を意識して選んでいきましょう。予算と相談しながら、長く使える良質な建具を選ぶことをおすすめします。

なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の資金計画の相談・作成や、相性良く親身になってくれる「営業担当者」をご紹介します。家づくりに関して少しでも不安を感じるようであれば、お問い合わせください。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

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    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

  • 代表者

    :渡辺知光

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    所在地

    :〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002

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    :地下鉄日比谷線築地駅より徒歩3分

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