タワマン(タワーマンション)の暮らしでよくある疑問をQ&Aで解説
家づくりの基本
2024/11/21
2024/11/21
タワーマンションでの暮らしは、一般的な住宅やマンションとは異なる特徴や制約があります。眺望の良さや充実した共用施設など魅力的な要素がある一方で、高層階ならではの制限や注意点も存在します。今回は、タワーマンションでの生活についてよくある疑問をQ&A形式で詳しく解説していきます。
目次
- タワーマンションでバーベキューはできる?できない?
- タワーマンションで喫煙はできる?できない?
- タワーマンションで洗濯物や布団の外干しはできる?できない?
- タワーマンションでガーデニングはできる?できない?
- タワーマンションでペットの放し飼いはできる?できない?
- タワーマンションで物置など大型のものの設置はできる?できない?
- タワーマンションの高層階なら虫は入ってこない?
- タワーマンションの高層階なら花粉は入ってこない?
- タワーマンションの高層階なら鳥は入ってこない?
- タワーマンションの高層階は気圧が低い?体調への影響はある?
- タワーマンションの地震への対策・備えは大丈夫?
- タワーマンションで停電が発生した場合、どのような影響がある?
- まとめ
タワーマンションでバーベキューはできる?できない?
基本的にタワーマンションの専用バルコニーでのバーベキューは禁止されています。煙や臭いが上階に伝わりやすく、他の住民への迷惑となるためです。ただし、屋上や専用のバーベキューエリアが設けられている物件では、管理組合の定めるルールに従って利用できる場合があります。
タワーマンションで喫煙はできる?できない?
室内での喫煙は基本的に可能ですが、バルコニーでの喫煙は多くの場合禁止されています。タワーマンションは気流の関係で煙が上階に流れやすく、臭いも籠もりやすい特徴があります。近年では完全禁煙のタワーマンションも増えてきており、購入や入居前に必ずルールを確認しましょう。
タワーマンションで洗濯物や布団の外干しはできる?できない?
多くのタワーマンションでは、バルコニーでの洗濯物の外干しは禁止されています。強風で飛ばされる危険性があるほか、景観を損ねる要因となるためです。室内での物干しや、乾燥機の利用が推奨されています。布団干しについても同様の理由で制限されることが一般的です。
タワーマンションでガーデニングはできる?できない?
バルコニーでのガーデニングは可能ですが、一定の制限があります。植木鉢の転倒や土の飛散防止のため、手すりに近い場所での設置が禁止されていたり、植木鉢のサイズや数に制限が設けられていたりします。また、水やりの際の水漏れにも注意が必要です。
タワーマンションでペットの放し飼いはできる?できない?
ペットの放し飼いは禁止されています。共用部分ではリードを着用し、専用のペット施設以外での排泄は禁止というのが一般的なルールです。また、バルコニーでのペットの放し飼いも、事故防止の観点から厳しく制限されています。
タワーマンションで物置など大型のものの設置はできる?できない?
物置などの大型設備の設置は、多くの場合制限されています。バルコニーの荷重制限や、強風対策、景観維持の観点から、大型の収納設備を設置することは認められていない物件がほとんどです。
タワーマンションの高層階なら虫は入ってこない?
高層階でも完全に虫が入ってこないわけではありません。風に乗って飛来する虫や、エレベーターやゴミ置き場などから侵入する虫は存在します。ただし、低層階と比べると虫の侵入は少なくなる傾向にあります。
タワーマンションの高層階なら花粉は入ってこない?
高層階でも花粉は完全には防げません。風に乗って高層階まで到達する花粉もあります。ただし、地上階と比べると花粉の飛散量は少なくなる傾向にあり、花粉症の方にとってはある程度の軽減効果が期待できます。
タワーマンションの高層階なら鳥は入ってこない?
高層階でも鳥が飛来する可能性はあります。特にハトやカラスなどの都市部に生息する鳥は、高層階にも飛来することがあります。バルコニーに巣を作られないよう、防鳥ネットの設置が推奨される場合もあります。
タワーマンションの高層階は気圧が低い?体調への影響はある?
高層階では気圧が若干低くなります。通常、100メートル上がるごとに約12ヘクトパスカルの気圧低下があります。特に心臓病や呼吸器系の持病がある方は、入居前に医師に相談することをお勧めします。
タワーマンションの地震への対策・備えは大丈夫?
タワーマンションは、一般的な建物と比べて高い耐震性能を備えています。多くの物件では免震構造や制振構造を採用しており、建築基準法の耐震基準を上回る設計がされています。基礎工事も通常のマンションより深く入念に行われ、高層建築に適した強度の高い建材が使用されているため、構造的な安全性は確保されています。
揺れの特徴と対策
ただし、タワーマンションならではの特徴として、高層階ほど揺れが大きく感じられ、その揺れも長く続く傾向があります。特に横揺れが低層階より顕著に感じられるため、家具の転倒防止対策は必須となります。地震発生時はエレベーターが停止する可能性が高く、階段での移動を余儀なくされることも想定しておく必要があります。
必要な備えについて
対策として、まずは家具の固定を徹底し、窓ガラスには飛散防止フィルムを設置することをお勧めします。さらに、非常用持ち出し袋の準備や、最低3日分の水と食料の備蓄、懐中電灯やラジオなどの防災用品の準備が重要です。また、避難経路を確認し、家族で共有しておくことも大切です。
タワーマンションで停電が発生した場合、どのような影響がある?
タワーマンションでの停電は、居住者の生活に大きな影響を及ぼします。最も深刻な影響として、エレベーターの停止が挙げられます。また、給水ポンプも停止するため断水となる可能性が高く、空調設備の停止、防犯カメラやオートロックの機能停止、インターホンの使用不可など、日常生活に欠かせない設備の多くが使用できなくなります。
非常用電源システム
タワーマンションには非常用電源が設置されていますが、その供給には制限があります。通常、使用時間は24~72時間程度で、エレベーターは全機停止ではなく一部のみが稼働する状態となります。共用部分の照明も最低限の明るさとなり、防災センターや管理事務所には優先的に電力が供給されます。
日頃からの備えと対応
停電に備えて、各家庭では懐中電灯やモバイルバッテリー、携帯ラジオなどを常備しておくことが推奨されます。また、非常用階段の場所を確認し、長時間停電時の避難先も検討しておく必要があります。コンセントの位置と非常用電源系統を把握しておくことも重要です。
停電発生時の注意点
停電が発生した場合、エレベーターの使用は最小限に抑え、大量の水の使用も控えめにする必要があります。管理組合からの連絡をこまめに確認し、復旧までの見込み時間を把握することも大切です。特に高齢者や体の不自由な方の安否確認を行い、可能な限り節電に協力することが求められます。
長期停電への備え
長期の停電に備えて、避難所の場所や連絡先を確認しておくことが重要です。また、家族との連絡手段の確保や必要な医薬品の準備、ペットがいる場合の一時預け先の確保なども検討しておくべきです。重要書類の保管場所を把握し、近隣住民との協力体制を構築しておくことで、いざという時の対応がスムーズになります。
まとめ
タワーマンションでの暮らしには、一般的なマンションとは異なるルールや制約があります。これらは、安全性の確保や快適な共同生活の維持のために必要な制限です。入居前にはしっかりとルールを確認し、タワーマンションならではの特徴を理解したうえで生活することが大切です。
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