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販売予定物件の特徴や3つのメリット、注意点について解説

家づくりの基本

2024/11/29

2024/11/29

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

販売予定物件の特徴や3つのメリット、注意点について解説

マイホーム購入を検討する際、販売予定物件という選択肢をご存知でしょうか。建築中の物件を購入できる販売予定物件は、完成後の物件購入とは異なる魅力があります。今回は、販売予定物件ならではの3つのメリットについて、詳しくご説明いたします。

提供された文書の語調を参考に、販売予定物件の基本的な説明を詳しく展開いたします。

販売予定物件とは

販売予定物件とは、建築工事がスタートしているものの、まだ完成には至っていない段階で購入できる物件のことを指します。いわゆる建売住宅の一種ですが、建築途中での購入となるため、購入者の要望をある程度反映させることができるという特徴があります。

販売予定物件の基本的な特徴

販売予定物件の最大の特徴は、建築途中での購入が可能という点です。そのため、建物の基本的な構造や規模は決まっているものの、内装や設備については購入者の希望を取り入れることができます。通常の建売住宅とは異なり、ある程度のカスタマイズが可能となっています。

販売予定物件の購入タイミング

販売予定物件の購入タイミングは、基礎工事が始まった段階から上棟後まで、様々なケースがあります。購入のタイミングによって変更可能な範囲が異なってきますので、どの程度のカスタマイズが可能なのかは、必ず事前に確認するようにしましょう。

一般的な建売住宅との違い

一般的な建売住宅は、すでに建物が完成している状態での購入となります。そのため、間取りや設備などの変更は基本的に難しく、現状での購入を検討することになります。一方、販売予定物件は建築途中での購入となるため、ある程度の要望を反映させることが可能です。

注文住宅との違い

注文住宅の場合は、土地探しから始まり、間取りや外観など、すべてをゼロから決めていくことができます。販売予定物件は、建物の基本設計はすでに決まっているものの、内装や設備については購入者の希望を取り入れることができる、いわば中間的な選択肢といえるでしょう。

販売予定物件を選ぶ際の注意点

販売予定物件を検討する際は、建築の進行状況と変更可能な範囲を必ず確認しましょう。また、追加工事や仕様変更に伴う費用についても、事前に詳しく確認することが重要です。変更工事が発生する場合は、引き渡し時期への影響についても考慮する必要があります。

販売予定物件のメリット

販売予定物件は、建築途中での購入となるため、建物の品質や施工状態を実際に確認することができます。また、注文住宅と比べると工期が短く、建売住宅と比べると自由度が高いという特徴があります。土地探しや建築計画の手間を省きながら、ある程度希望を反映させた住まいづくりが可能となります。

販売予定物件のメリット1 希望通りのプランを入手しやすい

販売予定物件の最大の魅力は、建築途中での購入となるため、ある程度プランの変更が可能な点です。完成後の物件購入とは異なり、間取りや設備の選択において、購入者の希望を反映させやすいという特徴があります。

間取りの微調整が可能

建築途中での購入となるため、基本的な構造を活かしながら、間取りの微調整が可能です。たとえば、リビングの広さを調整したり、収納スペースを増やしたり、和室を洋室に変更したりといった要望に対応できる場合があります。購入検討時期が早ければ早いほど、より柔軟な対応が可能となります。

収納プランの見直し

マイホームを検討する際、収納の充実度は大きな関心事の一つです。販売予定物件では、建築段階に応じて収納プランの見直しが可能です。たとえば、ウォークインクローゼットの拡張や、階段下収納の追加、玄関収納の変更といった要望にも対応できる場合があります。

生活導線の最適化

家族構成や生活スタイルによって、理想的な動線は異なってきます。販売予定物件では、建築途中での購入となるため、キッチンと洗面所の位置関係や、寝室からトイレまでの動線など、日常生活における移動のしやすさを考慮したプラン変更が可能な場合があります。

窓や照明の配置変更

室内の明るさや風通しは、快適な住まいづくりの重要な要素です。販売予定物件では、建築の進行状況に応じて、窓の位置や大きさ、照明器具の配置などについても、ある程度の変更が可能です。

プラン変更の範囲と制限

ただし、プラン変更には一定の制限があることも理解しておく必要があります。建物の構造上重要な柱や梁の位置変更は難しく、また給排水管の配置によって水回りの大幅な移動も制限される場合があります。変更可能な範囲は建築の進行状況によっても異なってきますので、具体的な要望がある場合は、早めに営業担当者に相談することをおすすめします。

コストへの影響

プラン変更に伴い、追加費用が発生する場合があります。たとえば、収納スペースの拡張や間取りの変更には、材料費や工事費が必要となることがあります。変更を検討する際は、予算とのバランスを考慮しながら、優先順位をつけて検討することが大切です。

引き渡し時期への影響

プラン変更の内容によっては、工期が延長される可能性もあります。特に大規模な変更の場合は、当初予定していた引き渡し時期に影響が出る場合もありますので、変更を検討する際は、スケジュールについても営業担当者とよく相談するようにしましょう。

販売予定物件のメリット2 設備やプランの変更も可能に

販売予定物件では、建築段階での購入となるため、住宅設備の選択や内装材の変更など、暮らしを彩る様々な要素についてカスタマイズが可能です。ただし、建築の進行状況によって変更できる範囲は異なりますので、具体的な要望がある場合は早めの相談が重要です。

キッチンまわりの設備変更

キッチンは家族の暮らしの中心となる重要な空間です。販売予定物件では、以下のような設備の選択や変更が可能な場合があります。

– システムキッチンのグレードやデザイン

– 収納プランや作業スペースの見直し

– ガスコンロやIHクッキングヒーターの選択

– 食器洗い乾燥機の追加設置

– キッチン照明の配置や種類

浴室・洗面所の設備選択

水回りの設備は、日々の生活の快適さに直結する重要な要素です。販売予定物件では、建築段階に応じて以下のような変更が可能です。

– ユニットバスのサイズやグレード

– 浴室暖房乾燥機の追加

– 洗面台のデザインや収納タイプ

– 洗面所の床暖房設置

– 温水洗浄便座の機能選択

収納設備のカスタマイズ

収納の使い勝手は、長く快適に暮らすための重要なポイントです。販売予定物件では、以下のような収納設備の変更が可能な場合があります。

– クローゼットの収納システム

– 玄関収納のプラン変更

– パントリーの棚板や収納パーツ

– リビング収納の扉デザイン

– 階段下収納の有効活用

内装材の選択

室内の雰囲気を大きく左右する内装材についても、建築段階での選択が可能です。以下のような要素をカスタマイズできます。

– フローリングの材質やカラー

– 壁紙のデザインや素材

– 建具の種類やデザイン

– 巾木や廻り縁のスタイル

– 照明器具のデザイン

設備機器のグレード選択

エアコンや給湯器といった設備機器についても、グレードやタイプの選択が可能です。以下のような設備について、ニーズに合わせた選択ができます。

– エアコンの機種や性能

– 給湯器の種類や容量

– 床暖房システムの範囲

– 照明のスイッチシステム

– インターホンの機能

変更可能時期の確認

設備やプランの変更には、建築工程上の制限があります。たとえば、配管工事が完了した後では水回りの大幅な変更は難しくなります。変更を検討する際は、以下の点について早めに確認することが重要です。

– 現在の建築進行状況

– 各設備の変更締切時期

– 追加工事の必要性

– 工期への影響

– 追加費用の有無

コストと工期への影響

設備のグレードアップや追加工事には、当然ながら追加費用が発生します。また、大規模な変更の場合は工期が延長される可能性もあります。変更を検討する際は、以下の点について営業担当者とよく相談しましょう。

– 追加費用の詳細

– 支払い時期や方法

– 工期への影響

– 引き渡し時期の調整

– アフターサービスの内容

はい、箇条書きを文章形式に修正して解説いたします。

販売予定物件のメリット3 現地見学会で、建築後では目視できない箇所も確認可能

販売予定物件の大きな特徴として、建築途中での見学が可能なため、完成後では確認できない構造部分や施工状況を実際に目で見て確認できる点が挙げられます。この特徴は、長期的な住まいづくりにおいて大きな安心材料となります。

構造部分の確認ポイント

建築途中の見学では、通常では見ることのできない建物の骨格となる部分を確認することができます。土台や柱、梁などの構造材の施工状況をはじめ、耐震補強材や金具の取り付け状態なども目視で確認可能です。また、基礎の仕上がり具合や筋交いの配置状況、建物の水平・垂直の確認など、建物の強度に関わる重要な部分を実際に見ることができます。

断熱材・防水工事の確認

快適な住まいづくりの重要な要素となる断熱性能や防水性能について、施工段階で詳しく確認することができます。断熱材の施工状況と隙間の有無、防水シートの貼り付け状態、結露対策の実施状況などを確認できます。特に屋根裏や壁の中の様子、防音材の施工状況など、完成後では確認が難しい部分も見ることができます。

配管・配線工事の確認

完成後は壁の中に隠れてしまう設備関係の工事について、実際の施工状況を確認することができます。給排水管の配置状況や電気配線の施工状態、ガス管の設置位置など、将来のメンテナンスや改修時に重要となる情報を得ることができます。また、換気ダクトの配置やコンセント、スイッチの位置なども、実際の目線で確認することが可能です。

現地見学会での確認ポイント

現地見学会では、施工品質の全体的な確認に加えて、各部屋の採光や通風の様子、周辺環境や日当たりの確認なども重要です。また、設備配置の使い勝手や収納スペースの実寸確認など、実際の生活をイメージしながら細かな部分までチェックすることができます。

専門家との同行確認

より専門的な視点から物件を確認したい場合は、建築士との同行見学やインスペクターへの依頼を検討するとよいでしょう。設備専門家のチェックや第三者機関による検査、住宅診断の実施なども、より安心な住まいづくりのための選択肢として考えられます。

写真での記録

建築途中の状況を記録として残しておくことは、将来のメンテナンスや改修時に非常に役立ちます。構造部分の施工状況や配管・配線の位置、断熱材の施工状態、防水工事の様子、補強材の取付箇所など、後々確認が必要となる可能性がある部分は特に丁寧に撮影しておくことをおすすめします。

見学時の注意点

建築現場での見学となるため、安全確保の徹底が最も重要です。現場担当者の指示には必ず従い、適切な服装や靴の準備も欠かせません。また、天候や時間帯への配慮も必要です。写真撮影を行う際は、事前に撮影可能な範囲について確認をとることも大切です。

確認後の対応

見学時に気になる点があった場合は、営業担当者への速やかな報告が重要です。改善要望がある場合は明確に伝え、必要に応じて追加工事の検討や工期への影響確認、費用面での相談なども行うようにしましょう。気になる点はその場で解消しておくことで、より安心な住まいづくりにつながります。

販売予定物件に関するよくある質問

販売予定物件の購入を検討する際、様々な疑問や不安が生じることがあります。ここでは、よく寄せられる質問についてご説明いたします。

価格に関する質問

Q:価格は完成物件と比べて安いのでしょうか?

A:一般的に、建築途中での購入となるため、完成物件と比べて価格が抑えられる傾向にあります。これは、建築会社側としても早期販売によって資金回転を図れるというメリットがあるためです。ただし、カスタマイズの内容によって追加費用が発生する場合もありますので、予算計画を立てる際は注意が必要です。

工期に関する質問

Q:引き渡しまでの期間はどのくらいかかりますか?

A:建築の進行状況によって異なりますが、通常3〜6ヶ月程度が目安となります。ただし、プランの変更内容や工事の進捗状況、気象条件などによって工期が変動する可能性があります。具体的な引き渡し時期については、契約前に必ず確認するようにしましょう。

ローンに関する質問

Q:住宅ローンは組むことができますか?

A:販売予定物件でも住宅ローンを組むことは可能です。ただし、完成前の物件となるため、金融機関によって審査基準が異なる場合があります。また、つなぎ融資が必要になるケースもありますので、早めに金融機関への相談をおすすめします。

変更可能範囲に関する質問

Q:どこまで間取りや設備の変更が可能ですか?

A:建築の進行状況によって変更可能な範囲は大きく異なります。基礎工事段階であれば比較的自由度が高く、上棟後は制限が多くなります。構造に関わる部分や給排水管の位置などは、変更が難しい場合が多いため、具体的な要望がある場合は早めに相談することが重要です。

契約に関する質問

Q:契約時に気を付けることはありますか?

A:変更工事の範囲や追加費用、引き渡し時期などについて、具体的な内容を契約書に明記してもらうことが重要です。また、アフターサービスの内容や保証内容についても、事前によく確認しておくことをおすすめします。

完成後の保証に関する質問

Q:アフターサービスや保証はどうなりますか?

A:完成後の保証内容は、建築会社によって異なります。一般的には、構造部分については10年間、設備については2〜5年間の保証が付きます。具体的な保証内容や、メンテナンス体制については、契約前によく確認しておくことが大切です。

建築確認に関する質問

Q:建築確認申請は済んでいますか?

A:販売予定物件の場合、すでに建築確認を取得している状態で販売されるのが一般的です。ただし、大幅なプラン変更を行う場合は、建築確認の変更申請が必要となる可能性もありますので、変更内容によっては工期に影響が出る場合があります。

現地見学に関する質問

Q:建築中でも見学は可能ですか?

A:建築中であっても、安全に配慮した上で現地見学は可能です。むしろ、完成後では見ることのできない構造部分や施工状況を確認できる貴重な機会となります。ただし、見学時期や回数については事前に相談が必要です。

引き渡し後の不具合に関する質問

Q:引き渡し後に不具合が見つかった場合はどうなりますか?

A:引き渡し後の不具合については、保証期間内であれば無償で修理や修繕が行われます。ただし、経年劣化や使用上の過失による不具合は、保証の対象外となる場合があります。定期的な点検や適切なメンテナンスを行うことも重要です。

まとめ

販売予定物件は、建築途中での購入となるからこそ得られるメリットが多くあります。プランや設備の変更が可能な点、施工状況を確認できる点など、購入者にとって大きなメリットがあります。ただし、建築の進行状況によって変更できる範囲が異なりますので、検討される際は必ず営業担当者に詳しく確認するようにしましょう。理想の住まいづくりの選択肢として、販売予定物件という方法も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の資金計画の相談・作成や、相性良く親身になってくれる「営業担当者」をご紹介します。家づくりに関して少しでも不安を感じるようであれば、お問い合わせください。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

運営会社情報

  • 会社名

    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

  • 代表者

    :渡辺知光

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