マンション購入前にチェックすべきポイントを専門家が徹底解説
家づくりの基本
2024/12/03
2024/12/03
マンション購入は人生における大きな買い物の一つです。慎重に検討を重ねたいところですが、初めての購入となると何をチェックすればよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、マンション購入前に必ずチェックしておきたいポイントについて、実践的な内容をまとめてみました。この記事を参考に、理想の住まい選びにお役立てください。
目次
マンションの周辺環境のチェックポイント
交通アクセスの確認
最寄り駅までの距離や所要時間、バスの本数など、通勤・通学に関わる交通アクセスは重要なポイントです。特に、雨天時の移動手段も考慮に入れておく必要があります。
また、複数の交通手段が利用できる場合は、それぞれの運賃やダイヤの状況もチェックしておくとよいでしょう。通勤・通学の経路は、実際に歩いてみることをお勧めします。
生活利便施設の確認
スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどの買い物施設は、日常生活に直結する重要な要素です。徒歩圏内にどのような店舗があるのか、営業時間は何時までかなども確認しておきましょう。
また、病院や銀行、郵便局といった公共施設の有無も、暮らしやすさを左右する大切なポイントとなります。
教育環境の確認
小学校や中学校の学区、通学路の安全性は、お子様がいらっしゃる家庭にとって重要な判断材料となります。学校の特色や教育方針なども、事前に確認しておくとよいでしょう。
保育園や幼稚園、学童保育施設なども、将来的な生活設計を考える上で重要な要素となります。
周辺の騒音・環境
線路や幹線道路からの騒音、工場や飲食店からの騒音・臭気など、生活に影響を与える環境要因をチェックする必要があります。特に、夜間や早朝の状況は、実際に現地で確認することをお勧めします。
また、日当たりや風通しといった自然環境も、快適な暮らしを送る上で重要なポイントとなります。
治安・防犯の確認
地域の犯罪発生状況や防犯カメラの設置状況、街灯の明るさなど、治安に関する要素は入念にチェックしましょう。警察署や交番の位置なども確認しておくとよいでしょう。
また、地域の自治会活動や防災対策の状況なども、安心して暮らすための重要な判断材料となります。
将来的な開発計画の確認
周辺地域の再開発計画や道路整備計画など、将来的な環境変化が予想される要素については、市役所などで確認しておく必要があります。
特に、日照権や眺望に影響を与える可能性のある高層ビルの建設計画などは、資産価値にも関わる重要なポイントとなります。
地域コミュニティの雰囲気
自治会やマンション管理組合の活動状況、住民同士の付き合い方など、地域コミュニティの雰囲気も暮らしやすさに影響します。
可能であれば、実際に住んでいる方々の声を聞くことができると、より具体的なイメージを持つことができるでしょう。
災害リスクの確認
ハザードマップで水害や地震のリスクを確認することは、安全な暮らしを送る上で重要です。避難所の場所や避難経路なども、事前に把握しておく必要があります。
また、地盤の状況や過去の災害履歴なども、重要なチェックポイントとなります。これらの情報は、市区町村の防災課などで確認することができます。
マンションの住戸選びのポイント
間取りと広さの検討
家族構成や将来的なライフスタイルの変化を考慮し、適切な間取りと広さを選択することが重要です。各部屋の配置や動線、収納スペースの確保など、実際の暮らしをイメージしながら検討しましょう。
また、リビングやダイニングといった共用スペースは、家族が集まる中心的な場所となるため、十分なスペースが確保できているかどうかも重要なポイントです。
階数と方角の選択
低層階は日当たりや眺望に制限がある場合がありますが、エレベーターの待ち時間が少なく、災害時の避難もしやすいというメリットがあります。一方、高層階は眺望や日当たりに優れていますが、強風の影響を受けやすいといった特徴があります。
南向きは日当たりが良好で人気が高い傾向にありますが、西日が強い場合は夏場の室温管理に注意が必要です。実際の生活時間帯における日当たりを確認することをお勧めします。
水回り設備の確認
キッチン、バスルーム、洗面所、トイレといった水回り設備は、日々の暮らしに直結する重要な要素です。収納スペースや使い勝手、設備の劣化状況などを入念にチェックする必要があります。
特に、キッチンは作業スペースや収納の使いやすさ、コンロの種類や換気設備など、細かなポイントまでチェックしておくことが大切です。
収納スペースの確認
各部屋のクローゼットや押入れ、玄関収納など、収納スペースの量と使い勝手を確認することは重要です。季節物の衣類や大型の家電製品など、様々な物の収納場所を想定しておく必要があります。
また、収納スペースの追加や改修が可能かどうかも、将来的な暮らしを考える上で重要なポイントとなります。
窓の配置と採光
各部屋の窓の大きさや配置は、室内の明るさや通風に大きく影響します。特に、リビングや寝室などの主要な居室は、十分な採光が得られるかどうかをチェックしましょう。
また、窓からの眺望や隣接建物との距離、プライバシーの確保なども重要な検討ポイントとなります。
遮音性能と断熱性能
上下階や隣接住戸からの生活音、外部からの騒音など、遮音性能は快適な暮らしを送る上で重要な要素です。また、断熱性能は冷暖房効率に影響し、光熱費にも関わってきます。
二重サッシや断熱材の使用状況、床材の仕様なども確認しておくとよいでしょう。
専有部分の設備仕様
エアコンの配置や電気容量、インターネット環境、セキュリティシステムなど、専有部分の設備仕様も重要なチェックポイントです。特に、既存の設備を活用するか、新規に設置するかの判断も必要となります。
また、スマートフォンとの連携や宅配ボックスの利用など、最新の生活スタイルに対応できる設備があるかどうかも確認しておきましょう。
リフォームの可能性
将来的なライフスタイルの変化に備えて、間取りの変更や設備の更新などが可能かどうかを確認しておくことも重要です。管理規約での制限事項や、構造上の制約なども把握しておく必要があります。
特に、水回りの移動や壁の撤去などの大規模なリフォームを検討する場合は、事前に専門家に相談することをお勧めします。
マンション購入の頭金や住宅ローンのポイント
頭金の準備と金額の目安
頭金は、一般的に物件価格の2割から3割程度を目安に準備することをお勧めします。頭金を多く用意することで、借入額を抑えることができ、月々の返済負担を軽減することができます。
また、諸費用の支払いも考慮に入れると、物件価格の3割以上の資金を準備しておくとより安心です。預貯金や財形貯蓄、親からの援助など、様々な資金源を検討しましょう。
住宅ローンの基礎知識
住宅ローンには、固定金利型と変動金利型があります。固定金利は返済額が一定で計画が立てやすい一方、金利が高めに設定されます。変動金利は当初の金利が低めですが、経済情勢により返済額が変動するリスクがあります。
また、固定金利と変動金利を組み合わせた混合型や、一定期間のみ固定金利を適用する固定金利期間選択型なども選択肢として考えられます。
借入可能額の算出
住宅ローンの借入可能額は、年収や他の借入れ状況、年齢などにより異なります。一般的な目安として、年収の5倍程度が上限とされていますが、金融機関により基準は異なります。
また、返済比率(年収に対する返済額の割合)は35%以下が望ましいとされています。将来的な収入の変動も考慮に入れた計画を立てましょう。
金融機関の選び方
銀行、信用金庫、住宅金融支援機構など、様々な金融機関が住宅ローンを提供しています。金利や返済期間、手数料などの条件を比較検討することが重要です。
また、勤務先の財形住宅融資や自治体の制度融資なども、有利な条件で利用できる可能性があります。複数の金融機関に相談することをお勧めします。
返済期間の設定
返済期間は、35年以内が一般的です。期間を長くすると月々の返済額は少なくなりますが、支払う利息の総額は増えることになります。年齢や退職時期なども考慮して適切な期間を設定しましょう。
また、繰り上げ返済や借り換えの可能性も考慮に入れて、柔軟な返済計画を立てることが重要です。
住宅ローン保証料と団体信用生命保険
住宅ローンを組む際には、保証会社の保証料が必要となります。また、団体信用生命保険への加入も一般的で、借入者が死亡した場合などに残債が免除される仕組みとなっています。
保証料や保険料は金融機関により異なりますので、総支払額を計算する際には、これらの費用も含めて検討する必要があります。
審査のポイント
住宅ローンの審査では、年収や勤続年数、他の借入れ状況などが重要な判断材料となります。また、勤務先の業種や雇用形態なども審査に影響を与える要素です。
事前に自身の返済能力を見極め、必要書類を準備しておくことで、スムーズな審査につながります。
金利の動向と借り換え
金利の動向は住宅ローンの総支払額に大きく影響します。将来的な金利上昇リスクも考慮に入れ、必要に応じて借り換えの検討も視野に入れておくことが賢明です。
ただし、借り換えには手数料などのコストが発生しますので、メリット・デメリットを十分に検討する必要があります。
マンション購入の諸費用のポイント
仲介手数料の確認
不動産会社への仲介手数料は、物件価格に応じて法律で上限が定められています。一般的に、物件価格の3%+6万円(消費税別)が上限となりますが、不動産会社によって割引制度を設けている場合もあります。
また、物件を直接販売会社から購入する場合は、仲介手数料が不要となることもあります。ただし、その分物件価格に上乗せされている可能性もありますので、総額での比較検討が重要です。
登記費用の内訳
登記費用には、登録免許税と司法書士報酬が含まれます。登録免許税は、所有権移転登記に物件価格の2%、抵当権設定登記に借入額の0.4%が必要です。ただし、住宅ローン減税の適用を受ける場合は、所有権移転登記が0.1%に軽減されます。
司法書士報酬は、物件価格や依頼内容によって異なりますが、一般的に15万円から20万円程度を見込んでおく必要があります。
不動産取得税の計算
不動産取得税は、固定資産税評価額の4%(住宅の場合は3%)が課税されます。新築マンションの場合、一定の条件を満たすと、課税標準から1,200万円が控除される特例措置があります。
また、中古マンションの場合は、築年数に応じた軽減措置が適用される場合もあります。具体的な税額は、都道府県税事務所に確認することをお勧めします。
印紙税の確認
売買契約書や住宅ローン契約書には、契約金額に応じた印紙税が必要です。たとえば、5,000万円以下の売買契約書の場合、1万円の印紙税が必要となります。
住宅ローン契約書についても、借入額に応じた印紙税が必要となりますので、忘れずに確認しましょう。
火災保険料の検討
住宅ローンを組む場合、火災保険への加入が必須となります。保険料は、保険金額や保険期間、補償内容によって異なりますが、10年間で20万円から30万円程度を見込んでおく必要があります。
地震保険も併せて検討することをお勧めします。地域や建物の構造によって保険料は異なりますが、火災保険料の約半額程度を目安としましょう。
住宅購入に関連する諸費用
引っ越し費用、家具・家電の購入費用、インターネット開設費用など、入居に際して様々な費用が必要となります。一般的に、100万円から200万円程度を見込んでおくとよいでしょう。
また、マンションの管理費や修繕積立金の初期費用として、数ヶ月分を前払いする必要がある場合もあります。
固定資産税・都市計画税の把握
マンション購入後は、毎年固定資産税と都市計画税を納める必要があります。固定資産税は固定資産税評価額の1.4%、都市計画税は0.3%が標準的な税率となります。
新築マンションの場合、一定期間税額が軽減される制度もありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
予備費の確保
予想外の費用や緊急時の修繕費用に備えて、ある程度の予備費を確保しておくことが重要です。総費用の5%程度を目安に準備しておくと安心です。
特に中古マンションの場合は、入居後のリフォーム費用や設備の更新費用なども考慮に入れた資金計画を立てましょう。
マンション購入の税金・制度のポイント
住宅ローン控除について
住宅ローン控除は、住宅ローンを利用してマンションを購入した場合に適用される税制優遇制度です。年末のローン残高の1%が所得税から控除され、最長13年間にわたって適用を受けることができます。
控除を受けるには、住居の床面積が50㎡以上であることや、所得制限などの要件を満たす必要があります。また、確定申告の手続きが必要となりますので、必要書類は整理して保管しておきましょう。
贈与税の非課税措置
親や祖父母からの資金援助を受ける場合、贈与税の非課税措置を活用することができます。住宅取得等資金の贈与を受けた場合、最大1,000万円まで贈与税が非課税となります。
ただし、贈与を受ける人の年齢や所得、住宅の性能などの要件があります。また、申告期限や必要書類にも注意が必要です。
登録免許税の軽減措置
所有権移転登記にかかる登録免許税は、通常2%ですが、一定の要件を満たす住宅を取得する場合、0.1%に軽減されます。この軽減措置を受けるには、床面積が50㎡以上であることなどの条件を満たす必要があります。
また、抵当権設定登記についても、一般住宅特例により税率が軽減される場合があります。
不動産取得税の特例措置
新築マンションを取得する場合、課税標準から1,200万円が控除される特例措置があります。また、中古マンションの場合は、築年数に応じた軽減措置が適用されます。
これらの特例措置を受けるには、床面積要件や居住用であることなど、一定の条件を満たす必要があります。事前に都道府県税事務所に確認することをお勧めします。
固定資産税の軽減措置
新築住宅を取得した場合、一定期間固定資産税が軽減される制度があります。一般的な住宅の場合、新築後3年間、税額が2分の1に軽減されます。
また、バリアフリー改修や省エネ改修を行った場合にも、固定資産税の軽減措置を受けられる場合があります。
すまい給付金制度
消費税率引き上げによる住宅取得者の負担を軽減するため、収入に応じて最大50万円が給付される制度です。給付を受けるには、収入額や住宅の性能などの要件を満たす必要があります。
申請期限は、住宅の引渡しから約1年以内となっていますので、期限には注意が必要です。
住宅金融支援機構の制度
住宅金融支援機構のフラット35は、最長35年の長期固定金利住宅ローンを提供する制度です。金利は民間金融機関より若干高めですが、返済額が一定であることが特徴です。
また、省エネ性能やバリアフリー性能が優れた住宅を購入する場合、当初の金利が引き下げられる優遇制度もあります。
マイホーム取得支援制度
地方自治体独自の住宅取得支援制度もあります。補助金の支給や住宅ローンの利子補給など、支援内容は自治体によって異なります。
特に、子育て世帯や若年層向けの支援制度が充実している地域もありますので、購入予定地の自治体に確認してみるとよいでしょう。
マンションモデルルーム&物件見学でのチェックポイント
モデルルーム訪問の基本ポイント
モデルルームは実際の生活をイメージしやすいよう工夫されていますが、家具やインテリアの配置によって実際より広く感じる場合があります。メジャーを持参して実測することをお勧めします。
また、平日と休日で複数回訪問し、異なる時間帯での日当たりや騒音の状況を確認することも重要です。可能であれば、実際の生活時間帯での見学を心がけましょう。
間取りと動線の確認
家具やキッチン用品を実際に配置することを想定し、収まりや使い勝手を確認します。特に、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電の設置スペース、ドアの開閉スペースには注意が必要です。
また、キッチンから洗濯機置き場、浴室への動線など、家事動線にも着目して確認しましょう。洗濯物の動線や来客時の動線なども重要なポイントです。
収納スペースの確認
クローゼットや押入れの奥行きや高さ、棚板の位置など、細かい部分まで確認することが重要です。可能であれば、実際に家具や収納ケースを持参して、収納可能か確認するとよいでしょう。
また、シューズクロークや玄関収納、リビング収納など、生活に必要な収納スペースが十分に確保されているかも確認します。
水回りの設備チェック
キッチンの作業スペースや収納、コンロの種類、換気扇の性能など、実際の使用を想定しながら確認します。シンクの深さや水栓の位置なども、使い勝手に関わる重要なポイントです。
浴室やトイレ、洗面所については、床材や壁材の品質、換気設備の性能、照明の明るさなども入念にチェックしましょう。
共用部分のチェック
エントランスやエレベーターホール、駐輪場、ゴミ置き場など、共用部分の使い勝手や管理状態を確認します。特に、防犯カメラの設置状況やオートロックシステムなどのセキュリティ面は重要です。
また、宅配ボックスの数や駐車場の出入りのしやすさ、来客用駐車場の有無なども確認しておくとよいでしょう。
採光と通風の確認
各居室の窓の大きさや向き、隣接建物との距離を確認し、日当たりや通風を確認します。特に、リビングや寝室は重要な確認ポイントとなります。
また、バルコニーの広さや形状、洗濯物の干しやすさなども、実際の生活に関わる重要な要素です。
遮音性能の確認
上下階や隣接住戸からの生活音、外部からの騒音など、遮音性能を可能な限り確認します。サッシの性能や壁・床の構造なども、静かな住環境を実現する上で重要です。
特に、エレベーターや給水管、排水管周りの音には注意が必要です。可能であれば、実際の生活時間帯での確認をお勧めします。
設備仕様の確認
エアコンの配置や電気容量、インターネット環境、TV共聴設備など、生活に必要な設備の仕様を確認します。また、スマートキーやスマートフォン連携など、最新設備の導入状況も確認しましょう。
中古物件の場合は、設備の劣化状況や更新履歴、今後の更新計画なども重要な確認ポイントとなります。
管理体制の確認
管理人の勤務体制や清掃頻度、修繕積立金の額、長期修繕計画の内容など、マンションの維持管理に関する情報を確認します。また、管理規約の内容や制限事項についても確認が必要です。
特に中古物件の場合は、管理組合の活動状況や修繕履歴、今後の大規模修繕の予定なども重要な判断材料となります。
よくある質問
購入前の検討について
Q:マンション購入のベストな時期はありますか?
A:一概には言えませんが、物件の需給バランスや金利動向を見極めることが重要です。また、年度末や年度始めは引っ越しが集中する時期となりますので、その前後は物件の選択肢が増える傾向にあります。
Q:新築と中古、どちらがおすすめですか?
A:それぞれにメリット・デメリットがあります。新築は設備が新しく保証もありますが、価格は高めです。中古は価格が抑えられ実際の住み心地も確認できますが、修繕やリフォームの費用を考慮する必要があります。
資金計画について
Q:頭金はどのくらい必要ですか?
A:一般的には物件価格の2割から3割が目安です。諸費用も含めると3割以上の準備があるとより安心です。ただし、頭金が少なくても住宅ローンが組める場合もありますので、金融機関に相談することをお勧めします。
Q:住宅ローンの審査に通りやすい条件はありますか?
A:安定した収入があり、勤続年数が長く、他の借入れが少ないことが重要です。また、頭金を多く用意できる場合や、配偶者に収入がある場合も有利になりやすいです。
物件選びについて
Q:築年数はどのくらいまで検討すべきですか?
A:一般的には20年以内が目安とされていますが、適切に維持管理されているかどうかが重要です。大規模修繕の実施状況や修繕積立金の状況なども含めて総合的に判断しましょう。
Q:最上階と最下階、どちらがおすすめですか?
A:最上階は眺望や日当たりが良好ですが、夏場は暑くなりやすく、家賃も高めです。最下階は地震の揺れが小さく、家賃も抑えめですが、日当たりや眺望に制限がある場合があります。
契約・手続きについて
Q:売買契約から引き渡しまでどのくらいかかりますか?
A:新築の場合は3ヶ月から6ヶ月程度、中古の場合は1ヶ月から2ヶ月程度が一般的です。ただし、ローンの審査状況や物件の引き渡し条件によって変動する場合があります。
Q:契約後のキャンセルは可能ですか?
A:契約後のキャンセルは原則として認められず、手付金が没収される可能性があります。ただし、住宅ローンが承認されないなど、契約書に定められた解除事由に該当する場合は、キャンセルが可能な場合があります。
入居後について
Q:管理費や修繕積立金は何に使われているのですか?
A:管理費は建物の清掃や設備の点検、管理員の人件費などの日常的な維持管理に使用されます。修繕積立金は大規模修繕工事や設備の更新のために積み立てられます。
Q:ペットを飼うことはできますか?
A:マンションによって規約が異なります。全面禁止の物件や、一定の条件下で許可される物件、特に制限のない物件などがあります。購入前に必ず管理規約を確認しましょう。
トラブル対応について
Q:引き渡し後に不具合が見つかった場合はどうすればよいですか?
A:新築の場合は瑕疵担保責任期間内であれば、売主に修補を請求することができます。中古の場合は、売買契約書の特約条項などに基づいて対応を協議することになります。
Q:騒音や振動など、近隣トラブルが発生した場合の対処方法は?
A:まずは管理組合や管理会社に相談することをお勧めします。必要に応じて、当事者間での話し合いや第三者機関によるあっせんなども検討できます。
まとめ
マンション購入では、立地や間取りといった基本的な条件に加えて、資金計画や諸費用、各種制度の確認など、様々な要素をチェックする必要があります。
一度に全てを完璧にチェックすることは難しいかもしれませんが、優先順位をつけながら、焦らず慎重に検討を進めていくことが大切です。この記事が、あなたの理想の住まい選びの一助となれば幸いです。
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代表者
:渡辺知光
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