housemarriage

居間やリビングの人気のレイアウトやインテリアについてご紹介

家づくりの基本

2024/12/17

2024/12/17

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

居間やリビングの人気のレイアウトやインテリアについてご紹介

住まいの中で最も家族が集まり、くつろぎの時間を過ごすリビング。家具の配置や内装材の選び方によって、空間の印象は大きく変わってきます。今回は、居間やリビングの人気レイアウトやインテリアについて、実例を交えながら詳しくご紹介していきます。

居間・リビングとは

居間やリビングとは、家族が集まってくつろいだり、お客様をもてなしたりする、住まいの中心となる空間です。欧米では「リビングルーム(Living Room)」と呼ばれ、「生活する部屋」という意味を持っています。

一般的な戸建て住宅では、15畳前後の広さが標準的ですが、ライフスタイルや家族構成によって適正な広さは変わってきます。近年では、キッチンやダイニングと一体化したLDKスタイルが主流となっており、より開放的で使い勝手の良い空間づくりが求められています。

居間・リビングの主な用途

居間・リビングは、家族の団らんの場としてさまざまな使い方がされています。テレビを見たり、読書をしたり、子どもの遊び場としても活用されます。また、来客時の応接間としても利用されることから、住まいの顔となる重要な空間といえます。

居間・リビングに必要な要素

快適な居間・リビングづくりのために必要な要素として、十分な採光と通風、家族の人数に合わせた広さ、収納スペースの確保が挙げられます。また、冷暖房効率を考慮した間取りや、防音・遮音性能にも配慮が必要です。

居間・リビングの機能性

居間・リビングは、家族それぞれの生活リズムに合わせて柔軟に使える空間であることが重要です。たとえば、子育て中の家庭では子どもの遊び場として、また学生のいる家庭では学習スペースとしても活用できるよう、可変性のある空間づくりが求められます。

居間・リビングの設計ポイント

設計時に考慮すべきポイントとして、採光と通風の確保、家具の配置を考慮したコンセントの位置、照明計画、収納スペースの確保が挙げられます。特に窓の位置や大きさは、室内の明るさや快適性に大きく影響するため、慎重に検討する必要があります。

居間・リビングの役割の変化

かつての居間・リビングは、テレビを中心とした家族の団らんの場という位置づけでしたが、近年では在宅ワークスペースとしての利用や、オンライン学習の場としても活用されるなど、その役割は多様化しています。このような生活様式の変化に対応できる柔軟な空間づくりが、これからの居間・リビングには求められています。

居間・リビングの最近のトレンド

最近の居間・リビングのトレンドとして、キッチンとの一体化による開放的な空間づくりや、吹き抜けを設けることで開放感を演出する事例が増えています。また、在宅ワークの増加に伴い、リビング内にワークスペースを確保する方も増えてきています。

居間・リビングのレイアウトとインテリアを考えるタイミング

レイアウトやインテリアの検討は、住宅の間取りを決める段階から始めることをおすすめします。窓の位置や動線計画によって家具の配置場所が制限されることもあるため、建築プランの段階で家具のレイアウトまで考慮しておくと、より快適な空間づくりが可能になります。

間取り検討時に考えるべきポイント

住宅の設計段階で、コンセントの位置や数、照明器具の配置、エアコンの設置場所などを決めていきます。これらの設備は後から変更が難しく、家具のレイアウトに大きく影響するため、生活イメージを具体的に描きながら検討することが重要です。

内装材の選定時期

内装材の選定は、契約後の実施設計の段階で行うことが一般的です。壁紙や床材、建具の色や素材は、空間の印象を大きく左右します。この時期に、家具やカーテンとの調和も考慮しながら、トータルコーディネートを考えていきましょう。

家具の購入を考えるタイミング

新居の完成時期が決まったら、家具の購入計画を立てましょう。特に大型家具は納期に時間がかかることもあるため、入居の2〜3ヶ月前から具体的な検討を始めることをおすすめします。既存の家具を使う場合は、新居での配置場所を事前に確認しておきましょう。

照明計画のポイント

照明は、天井付けの主照明と、フロアスタンドやテーブルライトなどの補助照明を組み合わせて計画します。照明の種類や位置は建築時に決める必要があるため、家具のレイアウトと合わせて早めに検討を始めましょう。

収納計画の重要性

収納スペースは、快適な居間・リビング空間を維持するために欠かせません。建築時に造り付けの収納を設ける場合は、収納する物の量や種類を具体的にイメージしながら、適切な大きさと配置を決めていきましょう。

カーテンやブラインドの選定時期

窓周りの装飾は、プライバシーの確保や室温調節の面で重要です。カーテンやブラインドの選定は、壁紙や床材の色が決まってから行うことで、インテリアの統一感が生まれます。採寸や取り付け工事の時間も考慮して、入居の1ヶ月前までには決定しておきましょう。

インテリア小物の配置

観葉植物やアート作品、クッションなどのインテリア小物は、空間に温かみや個性を与える重要な要素です。これらは実際に生活を始めてから、徐々に揃えていくことをおすすめします。家具のレイアウトが決まってから、空間の雰囲気を見ながら選んでいくことで、より調和のとれた空間づくりが可能になります。

居間・リビングの人気のレイアウト

最近の人気レイアウトとして、対面式キッチンを中心としたLDKが主流となっています。キッチンから家族の様子を見守れる間取りは、子育て世代に特に支持されています。テレビボードを中心としたソファの配置が一般的ですが、最近では壁面収納を活用して、すっきりとした空間づくりを心がける方も増えています。

対面キッチンを活かしたレイアウト

対面キッチンでは、アイランドカウンターやペニンシュラ型のキッチンカウンターを設けることで、作業スペースを確保しながら、家族とのコミュニケーションも取りやすい空間となります。カウンター越しに会話ができ、お子様の様子も見守れるため、家事をしながら家族との時間も大切にできます。

ソファ中心のくつろぎ空間

テレビボードを中心としたソファの配置が定番です。3人掛けソファを主役に、1人掛けソファや寝椅子を組み合わせることで、家族それぞれの居場所を作ることができます。テレビの視聴位置や日当たりを考慮しながら、快適な配置を検討しましょう。

壁面収納を活用したすっきり空間

テレビボードと本棚、飾り棚などを一体化した壁面収納は、空間をすっきりと見せる効果があります。収納力も高く、リビング周りの整理整頓がしやすくなります。デッドスペースを有効活用できる造り付け収納も人気です。

マルチスペースとしての活用

在宅ワークの増加に伴い、リビングの一角にワークスペースを設ける事例が増えています。パソコンデスクやちょっとした作業スペースを確保することで、家族と一緒の空間で仕事や学習ができる環境が整います。

窓際を活かしたレイアウト

大きな窓の近くにダイニングテーブルやソファを配置することで、明るく開放的な空間を演出できます。窓からの日差しを考慮しながら、心地よい居場所づくりを心がけましょう。観葉植物を置くグリーンコーナーとしても活用できます。

動線を考慮したレイアウト

家具の配置は、玄関からの動線や、キッチン、水回りへの移動のしやすさを考慮することが重要です。通路幅は最低でも80cm以上確保し、スムーズな移動ができるよう計画しましょう。

リラックススペースの確保

窓際や壁際にちょっとしたスペースを設けて、読書コーナーや趣味のスペースとして活用する方法も人気です。1人掛けソファやデイベッドを置くことで、くつろぎの空間を演出できます。家族それぞれの居場所づくりを意識したレイアウトを心がけましょう。

お子様の遊び場としての活用

小さなお子様のいるご家庭では、リビングの一角に遊び場スペースを設けることが一般的です。収納付きのプレイマットや、おもちゃ収納を設けることで、生活空間との調和も図れます。目が届く範囲で安全に遊べる環境づくりを心がけましょう。

よくある質問

リビング・居間のレイアウトやインテリアについて、よくある質問をQ&A形式でご紹介します。実際の家づくりの参考にしていただければ幸いです。

レイアウト・広さについて

Q. リビングの適正な広さはどのくらいですか?

A. 4人家族の場合、15畳程度が標準的です。ただし、ライフスタイルや家具の量によって変わってきますので、具体的な使い方をイメージしながら検討することをおすすめします。

Q. L字型のリビングは使いにくいですか?

A. L字型のリビングは、空間を用途別に分けやすいメリットがあります。たとえば、直線部分をリビング、L字部分を書斎やキッズスペースとして活用できます。家具の配置を工夫することで、むしろ使い勝手の良い空間となります。

採光・窓について

Q. 窓の位置はどう決めればよいですか?

A. 採光と通風を考慮しつつ、家具の配置に支障がない位置を選びましょう。特にテレビの位置は、画面への映り込みを避けるため、窓との位置関係に注意が必要です。

Q. 日当たりの悪いリビングを明るくする方法はありますか?

A. 壁や天井を明るい色で仕上げたり、鏡や光沢のある素材を取り入れることで空間を明るく見せることができます。また、間接照明を効果的に配置することで、柔らかな明るさを演出できます。

家具の配置について

Q. テレビとソファの適切な距離はどのくらいですか?

A. テレビの大きさによって異なりますが、一般的な目安として、テレビの高さの3〜4倍程度の距離を確保することをおすすめします。40型のテレビであれば、2〜2.5m程度の距離が快適です。

Q. 大きな家具を置くコツはありますか?

A. まずは動線を確保することが重要です。壁に寄せて配置することで、空間に余裕が生まれます。また、搬入経路も事前に確認し、必要に合わせて分解・組立可能な家具を選ぶことをおすすめします。

収納について

Q. リビングの収納は何を基準に考えればよいですか?

A. 普段使用する物(リモコン、雑誌など)の収納と、季節物や趣味の物を収納するスペースを分けて計画することをおすすめします。使用頻度に合わせて、取り出しやすい位置に配置しましょう。

Q. 収納が少ないリビングを上手に使うコツはありますか?

A. 収納付きの家具(ソファやテーブル)を活用したり、デッドスペースを活かした造り付け収納を検討しましょう。また、見せる収納と隠す収納を上手に使い分けることで、すっきりとした空間を作ることができます。

インテリアについて

Q. インテリアの色使いで気をつけることはありますか?

A. 基本的に、壁や床などの大きな面積を占める部分は落ち着いた色を選び、クッションや小物などのアクセントで色を取り入れることをおすすめします。これにより、飽きのこない空間づくりが可能になります。

Q. 観葉植物を取り入れる際のポイントは?

A. 日当たりと管理のしやすさを考慮して配置しましょう。また、植物の大きさは天井高の2/3程度までを目安にすると、バランスの良い空間となります。初心者の方は、耐陰性のある種類から始めることをおすすめします。

まとめ

居間やリビングは、家族の暮らしの中心となる大切な空間です。レイアウトやインテリアを検討する際は、家族それぞれの生活スタイルを考慮しながら、使い勝手の良い空間づくりを心がけましょう。

また、家具の配置や内装材の選定は、建築プランの段階から検討を始めることで、より理想的な空間づくりが可能になります。この記事が、あなたの居心地の良いリビングづくりの参考になれば幸いです。

なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の資金計画の相談・作成や、相性良く親身になってくれる「営業担当者」をご紹介します。家づくりに関して少しでも不安を感じるようであれば、お問い合わせください。

サービスについて
詳しく知りたい方はこちら

この記事のタグ

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

運営会社情報

  • 会社名

    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

  • 代表者

    :渡辺知光

  • 本社
    所在地

    :〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002

  • アクセス

    :地下鉄日比谷線築地駅より徒歩3分

    :地下鉄日比谷線都営浅草線東銀座駅より徒歩3分

housemarriage(住宅営業担当者とのマッチングサービス)についてご紹介します