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システムキッチンの引き出しやつり戸棚の収納テクニックを解説

家づくりの基本

2024/12/18

2024/12/18

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

システムキッチンの引き出しやつり戸棚の収納テクニックを解説

毎日使うキッチンだからこそ、効率的な収納方法を知っておきたいところですよね。システムキッチンには様々な収納スペースがありますが、上手く活用できていない方も多いのではないでしょうか。今回は、システムキッチンの収納テクニックについて、引き出しやつり戸棚の活用方法を中心に詳しくご紹介します。

キッチンが散らかる原因

キッチンが散らかってしまう原因には、いくつかの要因が重なっています。ここでは、代表的な原因とその解決策についてご説明します。

収納スペースを効率的に使えていない

システムキッチンには様々な収納スペースが設けられていますが、それらを効率的に活用できていないケースが多く見られます。引き出しの中が雑然としていたり、つり戸棚の奥に何があるかわからなくなっていたりすることで、結果的に使いやすい場所に物が溢れ出てしまいます。

必要以上の物を置いている

ついつい便利そうな調理器具を買い足してしまったり、もらいものの食器を処分できずにいたりすることで、収納スペースが圧迫されてしまいます。実際には使用頻度の低いものも多く、これらが収納の障害となっているケースが少なくありません。

使用頻度を考慮していない配置

毎日使うものと年に数回しか使わないものが混在していたり、重いものを取り出しにくい場所に置いていたりすることで、使い勝手が悪くなっています。結果として、使ったものをすぐに片付けられず、調理台の上に置きっぱなしになってしまいます。

収納ルールが決まっていない

家族で収納場所のルールが共有できていないことも、散らかりの原因となっています。「ここに何を収納するか」というルールが明確でないと、使った後の片付け場所が曖昧になり、結果として適当な場所に置かれてしまいます。

デッドスペースの放置

システムキッチンには、一見使いづらく見えるスペースが存在します。コーナー部分や高い位置のつり戸棚の上部などです。これらのデッドスペースを有効活用できていないことも、収納スペースの不足を招く原因となっています。

定期的な整理整頓の不足

日々の使用で少しずつ乱れていく収納を、定期的に見直していないことも散らかりの要因です。賞味期限切れの調味料や使わなくなった調理器具などが、貴重な収納スペースを占領してしまっているケースが多く見られます。

作業導線の考慮不足

調理や片付けの際の動線を考えずに物を置いてしまうことで、作業効率が落ち、結果として片付けが面倒になってしまいます。特に、シンク周りやコンロ周りの作業スペースが確保できていないことが、散らかりの大きな原因となっています。

システムキッチンの引き出しやつり戸棚の活用

システムキッチンの収納スペースを最大限に活用するためには、それぞれの収納場所の特徴を理解し、適切な使い方をすることが重要です。ここでは、各収納スペースの効果的な活用方法についてご説明します。

引き出し収納の活用ポイント

システムキッチンの引き出しは、取り出しやすく使い勝手の良い収納スペースです。深さや大きさによって収納物を使い分けることで、効率的な収納が可能になります。浅い引き出しには調理器具や箸・スプーンなどのカトラリー類を、深い引き出しには鍋やフライパンなどの大きな調理器具を収納するのがおすすめです。

つり戸棚の効果的な使い方

つり戸棚は上下で使い勝手が異なります。下段には比較的よく使う食器類を、上段には来客用の食器や普段使用頻度の低い調理器具を収納するのが効率的です。また、収納ボックスを活用することで、小さな物も整理しやすくなります。

シンク下収納のスペース活用

シンク下の収納スペースは、水回りで使用する洗剤や掃除用具の定位置として活用するのが一般的です。引き出し式の収納ケースを使うことで、奥のスペースまで有効活用できます。また、配管スペースを考慮した収納プランを立てることが重要です。

コーナー収納の有効活用

コーナー部分の収納は使いにくく、デッドスペースになりがちです。回転式の収納棚や引き出し式の収納ケースを活用することで、奥のスペースまで効率的に使うことができます。普段使用頻度の低いものを収納するのもひとつの方法です。

収納アイテムを活用した整理術

仕切り板やボックスなどの収納アイテムを活用することで、限られたスペースを効率的に使うことができます。引き出しには調理器具の大きさに合わせた仕切りを入れ、つり戸棚にはボックスを使って似たような種類のものをまとめて収納するのがおすすめです。

重さと使用頻度を考慮した配置

重いものは低い位置に、軽いものは高い位置に配置することで、取り出しやすく安全な収納が実現できます。また、毎日使うものは手の届きやすい場所に、たまにしか使わないものは奥や高い位置に収納することで、作業効率が向上します。

収納の見直しとメンテナンス

定期的に収納内容を見直し、使用頻度や季節に応じて収納場所を変更することも大切です。また、収納アイテムの劣化や破損がないかチェックし、必要に応じて新しいものに交換することで、快適な収納環境を維持することができます。

家族で共有する収納ルール

収納場所を家族で共有し、「どこに何を収納するか」というルールを明確にすることで、片付けがスムーズになります。特に、子どもも使うものについては、取り出しやすく片付けやすい場所を選ぶことが重要です。

【場所別】システムキッチンのおすすめ収納テクニック

システムキッチンの収納は、場所ごとにそれぞれ特徴があります。その特徴を活かした収納方法を実践することで、より使いやすいキッチン空間を作ることができます。ここでは、場所別の具体的な収納テクニックについてご紹介します。

シンク下収納のテクニック

シンク下は水回りの収納の中心となる場所です。洗剤や掃除用具、ゴミ箱などを収納するのが一般的ですが、配管スペースを考慮する必要があります。引き出し式の収納ケースを使うことで、奥のスペースも無駄なく活用できます。また、洗剤類は種類ごとに小分けにして収納することで、取り出しやすく管理しやすくなります。

コンロ下収納の活用法

コンロ下の収納スペースは、調理器具の定位置として活用するのが効率的です。フライパンや鍋類は、サイズ別に重ねて収納することで、スペースを有効活用できます。また、よく使う調理器具は手前に、使用頻度の低いものは奥に配置することで、取り出しやすさが格段に向上します。

つり戸棚の収納術

つり戸棚は高さのある収納スペースです。食器類やストック品の収納に適していますが、高さを活かした収納が重要です。下段には普段使いの食器を、上段には来客用の食器や季節限定の調理器具を収納するのがおすすめです。収納ボックスを活用することで、小さな物も整理しやすくなります。

引き出し収納の整理術

引き出しは、深さによって収納物を使い分けることが効果的です。浅い引き出しにはカトラリー類や調理小物を、中深さの引き出しには調理器具を、深い引き出しには大きな調理器具を収納します。仕切り板を活用することで、さらに整理整頓がしやすくなります。

コーナー収納の有効活用法

コーナー部分は使いにくい場所ですが、回転式の収納棚を設置することで、デッドスペースを解消できます。普段使用頻度の低い調理器具や、大きな鍋類の収納場所として活用するのがおすすめです。

調理台周りの整理術

調理台の上は作業スペースを確保することが重要です。よく使う調味料は、回転式の収納ラックを活用することで、取り出しやすく見た目もすっきりとした収納が可能になります。また、包丁やまな板など、調理時によく使う道具は、取り出しやすい場所に設置するのが効率的です。

食器洗い乾燥機周りの収納

食器洗い乾燥機の周りには、洗い終わった食器の一時置き場を確保することが重要です。また、食器用洗剤やスポンジなどの洗浄用具も、手の届きやすい場所に収納することで、作業効率が向上します。

レンジフード下の空間活用

レンジフード下のスペースは、マグネットフックや小物棚を活用することで、調理時によく使う道具の収納場所として活用できます。ただし、火を使う場所なので、収納する物は耐熱性のあるものを選ぶ必要があります。

デッドスペースの活用テクニック

キッチンには様々なデッドスペースが存在します。狭い隙間には引き出し式の収納ケースを、壁面には突っ張り棒やマグネットフックを活用することで、収納スペースを増やすことができます。これらの小さなスペースも、工夫次第で立派な収納場所となります。

よくある質問

システムキッチンの収納に関して、多くの方が疑問に感じている点について、Q&A形式でご説明します。実践的な解決方法とともに、よくある質問にお答えします。

収納スペースに関する質問

Q. システムキッチンの収納を増やすにはどうすればいいですか?

A. 引き出しやつり戸棚の中に収納ケースや仕切りを入れることで、空間を有効活用できます。また、突っ張り棒やマグネットフックなどを使って、デッドスペースも収納として活用できます。狭い隙間には専用の収納ケースを設置するのもおすすめです。

Q. つり戸棚の奥行きが深くて使いづらいのですが、どうすれば良いでしょうか?

A. 引き出し式の収納ボックスを活用することで、奥のものも取り出しやすくなります。また、手前に小さいもの、奥に大きいものを置くことで、奥のものも見えやすくなります。

整理整頓に関する質問

Q. キッチンの収納は何から始めればいいですか?

A. まずは不要なものを処分し、よく使うものを取り出しやすい場所に配置することから始めましょう。その後、収納グッズを活用して整理整頓を行うのがおすすめです。

Q. 調理器具や食器が多すぎて収納しきれません。どうすれば良いでしょうか?

A. まずは使用頻度を見直し、年に数回しか使わないものは別の場所に保管するか、処分を検討しましょう。また、重ねて収納できるものは積み重ねて、スペースを有効活用することをおすすめします。

収納のメンテナンスに関する質問

Q. 収納の見直しはどのくらいの頻度で行えば良いですか?

A. 基本的には3ヶ月に1回程度、大掃除のタイミングで見直すことをおすすめします。特に、調味料や乾物類は賞味期限のチェックを兼ねて、定期的な整理が必要です。

Q. 収納ケースが古くなってきましたが、どのタイミングで交換すべきですか?

A. 割れや変形が見られる場合は、早めの交換をおすすめします。また、収納の見直しのタイミングで、使い勝手が悪くなっているものは新しいものに交換することで、収納効率が向上します。

日常的な使い方に関する質問

Q. 調味料の収納で気をつけることはありますか?

A. 頻繁に使う調味料は手の届きやすい場所に置き、種類ごとにまとめて収納することをおすすめします。また、直射日光の当たらない場所を選び、定期的に賞味期限をチェックすることが大切です。

Q. 家族で使うキッチンの収納ルールを決めるコツはありますか?

A. まずは家族で話し合い、それぞれが使いやすい収納場所を決めましょう。特に、子どもが使うものは取り出しやすい低い位置に配置するなど、年齢や身長に配慮した収納計画を立てることが重要です。

収納グッズの選び方に関する質問

Q. 収納グッズを購入する際の注意点は何ですか?

A. 収納スペースのサイズを正確に測り、そのスペースに合ったサイズの収納グッズを選ぶことが重要です。また、耐久性や使いやすさ、お手入れのしやすさなども考慮して選びましょう。

Q. 引き出しの中の小分け収納におすすめのグッズはありますか?

A. 仕切り板や小分けボックス、メッシュケースなどが便利です。特に、サイズ調整可能な仕切り板は、収納物に合わせて柔軟に対応できるのでおすすめです。

まとめ

システムキッチンの収納は、使用頻度や用途に応じて場所を使い分けることが重要です。収納グッズを上手に活用し、定期的に整理整頓を行うことで、快適なキッチン空間を維持することができます。

収納方法を工夫することで、限られたスペースでも効率的な収納が可能になります。ぜひ、ご自身のキッチンに合った収納方法を見つけてみてください。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

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    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

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    :渡辺知光

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