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リビング・ダイニングのレイアウトや収納術、家具配置のコツを解説

家づくりの基本

2024/12/18

2024/12/18

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

リビング・ダイニングのレイアウトや収納術、家具配置のコツを解説

リビング・ダイニングは、家族が集まり、くつろぎ、食事をする大切な空間です。限られた広さの中で快適に過ごすために、効率的な家具配置や収納の工夫が欠かせません。今回の記事では、住宅デザイナーの視点から、理想的なリビング・ダイニングづくりのポイントについてまとめてみました。

リビング・ダイニングのレイアウトや家具配置のポイント

理想的なリビング・ダイニングを作るうえで、避けて通れない家具配置の工夫です。運よく広いスペースがあれば自由なレイアウトが可能ですが、限られた空間でも快適に過ごせる空間づくりのポイントについてまとめてみました。

効率的な動線計画を意識する

家具を配置する際に最も重要なのが、人の動きやすさを考えた動線計画です。玄関からリビングへの導線、キッチンからダイニングテーブルまでの動線など、日常的に使用する部分は特に重要となります。家具の配置によって動線が遮られてしまうと、生活のしづらさにつながってしまいます。

光と視線の流れを意識する

窓からの自然光の取り入れ方によって、空間の印象は大きく変わります。テレビやソファの向きは、窓からの光が反射して見えづらくならないよう配置することが大切です。また、キッチンからリビングが見渡せる配置にすることで、家事をしながら家族とコミュニケーションが取りやすくなります。

ゾーニングで空間を使い分ける

リビングとダイニングの境界は、家具の配置で自然と区切ることができます。例えば、ソファの背面にローボードを置いたり、ラグで空間を区切ったりすることで、視覚的に空間を分けることができます。無理に壁や間仕切りを設けなくても、家具の配置だけで十分にゾーニングは可能です。

家具のサイズ選びが重要

どんなに理想的な配置プランを立てても、家具のサイズが合っていなければ意味がありません。特にソファやダイニングテーブルは、実際の空間に対して大きすぎず小さすぎない、ちょうど良いサイズを選ぶことが大切です。家具を購入する前に、必ず採寸をして配置をシミュレーションしましょう。

収納家具を活用したレイアウト

テレビボードや本棚などの収納家具は、単なる収納としてだけでなく、空間を仕切るアイテムとしても活用できます。壁面に収納家具を集中させることで、床面積を広く使うことができ、すっきりとした印象の空間を作ることができます。

家族の生活スタイルに合わせる

家具の配置は、実際に使う家族の生活スタイルに合わせることが何より大切です。例えば、テレビをよく見る家族であれば、ソファからテレビが見やすい配置を重視する、家族団らんを大切にする家庭では、向き合って座れるような配置にするなど、それぞれの暮らし方に応じた工夫が必要です。

これらのポイントを意識しながら、あなたの生活スタイルに合った理想的な空間づくりを目指してみてはいかがでしょうか。

リビング・ダイニングのスッキリ収納術

リビング・ダイニングは家族が集まる空間だからこそ、モノが散らかりやすい場所でもあります。そこで今回は、快適に過ごすための収納術についてまとめてみました。

ゴールデンゾーンを意識した収納計画

収納を考える際に大切なのが、手の届きやすい位置に使用頻度の高いものを置くという考え方です。床から高さ70cm~120cmの範囲は「ゴールデンゾーン」と呼ばれ、最も使いやすい位置とされています。この範囲に普段よく使うものを収納することで、出し入れがスムーズになります。

壁面収納を効果的に活用する

限られた空間を有効活用するには、壁面収納がおすすめです。天井まで届く大容量の収納を設けることで、床面積を広く使うことができます。また、テレビ周りの配線や、季節物の家電なども、すっきりと収納することができます。

収納家具の選び方と配置のコツ

収納家具を選ぶ際は、部屋の広さや天井の高さを考慮することが大切です。背の高い収納家具は圧迫感を与える可能性があるため、窓の位置や部屋の明るさにも注意が必要です。また、収納家具同士の間隔を適度に取ることで、圧迫感を軽減することができます。

目隠し収納で見せる・隠すの使い分け

本や雑貨などの見せたいものは、オープン棚を活用して飾るように収納します。一方で、生活感の出やすい文具や書類などは、扉付きの収納に隠すようにしましょう。メリハリのある収納計画により、すっきりとした空間を作ることができます。

小物収納のアイデア

リモコンやスマートフォンなど、よく使う小物類は専用の収納場所を決めておくことが大切です。ソファサイドのテーブルに小物入れを置いたり、テレビボードに引き出しを設けたりすることで、散らかりを防ぐことができます。

定期的な見直しと整理のすすめ

どんなに工夫を凝らした収納でも、使わないものが増えていけば意味がありません。半年に一度は収納の中身を見直し、使わなくなったものは処分や別の場所への移動を検討しましょう。継続的な整理整頓により、快適な空間を維持することができます。

収納上手になるためのルール作り

家族で使う空間だからこそ、収納のルール作りが重要です。「使ったものは必ず元の場所に戻す」「新しいものを入れたら古いものを処分する」といったシンプルなルールを決めることで、みんなが気持ちよく過ごせる空間を作ることができます。

これらの収納術を取り入れることで、より快適で居心地の良いリビング・ダイニングを実現することができます。ぜひあなたの生活スタイルに合わせて、効率的な収納計画を立ててみてください。

タイプ別「8畳」「12畳」「16畳」のレイアウト例

理想的なリビング・ダイニングを作るうえで、広さに応じた家具の配置方法は重要なポイントとなります。今回は、よくある広さのタイプ別に、おすすめのレイアウト例をまとめてみました。

8畳タイプのレイアウト

8畳という限られたスペースでも、工夫次第で快適な空間を作ることができます。ポイントは、コンパクトな家具選びとシンプルな配置です。2人掛けのソファと4人用のダイニングテーブルを基本とし、壁際に寄せて配置することで、中央にゆとりのあるスペースを確保できます。

収納に関しては、テレビ周りの壁面収納を活用することで、床面積を広く使うことができます。また、ダイニングテーブルは壁付けにすることで、より広々とした印象を作ることができます。

12畳タイプのレイアウト

12畳になると、リビングとダイニングの空間をしっかりと分けることができます。3人掛けソファとダイニングテーブルの間に適度な距離を確保することで、それぞれの空間を快適に使うことができます。

テレビの配置は、窓からの光を考慮しつつ、ソファからの視線が自然に届く位置に設置します。また、ソファの背面にローボードを置くことで、空間を仕切りながら収納スペースとしても活用できます。

16畳タイプのレイアウト

16畳以上のスペースでは、よりゆとりのある家具配置が可能です。L字型のソファを配置したり、ダイニングテーブルの周りにゆとりを持たせたりすることで、くつろぎの空間を充実させることができます。

収納に関しても、大型の壁面収納や本棚を設置する余裕があります。また、観葉植物や小物を飾るためのスペースも確保しやすく、より豊かな空間づくりが可能です。

共通の注意点とアドバイス

どの広さであっても、以下の点に注意を払うことが大切です。まず、動線を確保することです。家具を配置する際は、人の動きやすさを最優先に考えましょう。次に、窓の位置を意識することです。自然光を上手に取り入れることで、より快適な空間を作ることができます。

家具選びのポイント

広さに関わらず、家具は実際の寸法を必ず確認しましょう。特にソファやダイニングテーブルは、空間に対して適切なサイズを選ぶことが重要です。また、収納家具は使用頻度や収納物の量を考慮して選びましょう。

将来を見据えたレイアウト

家族構成の変化や生活スタイルの変化に応じて、レイアウトを見直せるような余地を残しておくことも大切です。特に収納スペースは、将来的な荷物の増加も考慮して計画することをおすすめします。

これらのポイントを参考に、あなたの空間に合った理想的なレイアウトを見つけてください。快適な空間づくりは、家族の暮らしをより豊かにするはずです。

よくある質問(Q&A)

リビング・ダイニングのレイアウトや収納について、お客様からよく寄せられる質問をまとめてみました。家具の配置や収納の悩みを解決するヒントとしてご活用ください。

レイアウトに関する質問

Q:ソファとテレビの適切な距離はどのくらいですか?

A:テレビのサイズによって異なりますが、一般的に32型なら1.5~2m、50型なら2~2.5mが目安となります。長時間の視聴でも目が疲れにくい距離を意識しましょう。

Q:ダイニングテーブルの向きはどう決めればよいですか?

A:キッチンからの動線を第一に考え、配膳がしやすい向きを選びましょう。また、窓からの光が食事の妨げにならないよう注意が必要です。

Q:狭いリビングを広く見せるコツはありますか?

A:壁面収納を活用し、床に物を置かないようにすることが大切です。また、家具は小ぶりなものを選び、壁際に寄せて配置することで空間に余裕が生まれます。

収納に関する質問

Q:テレビ周りの配線をすっきりさせるには?

A:テレビボードの背面に配線を通すスペースを設けたり、ケーブルをまとめるワイヤーガードを使用したりすることで、見た目をすっきりさせることができます。

Q:リビングに置きたい収納家具の理想的な高さは?

A:圧迫感を避けるなら天井高の7割程度が目安です。ただし、収納量が足りない場合は天井までの壁面収納も検討してみましょう。

Q:子どものおもちゃの収納はどうすればよいですか?

A:出し入れしやすい高さの引き出しや、蓋付きの収納ボックスを活用しましょう。お片付けがしやすいよう、子どもの目線の高さに収納を設けることがポイントです。

家具選びに関する質問

Q:ソファは何人掛けを選べばよいですか?

A:家族人数プラス1人分のスペースを確保することをおすすめします。来客時の対応も考慮し、必要に応じてスツールなどを組み合わせるのもよいでしょう。

Q:テレビボードのサイズの選び方は?

A:テレビのサイズより20~30cm程度大きいものを選ぶと、バランスの良い見た目になります。また、周辺機器の収納スペースも考慮に入れましょう。

Q:掃除のしやすさを考えた家具の選び方は?

A:脚付きの家具を選ぶことで、床との間に適度な隙間ができ、掃除がしやすくなります。また、移動させやすい重さの家具を選ぶことも大切です。

これらの質問と回答を参考に、あなたの理想的なリビング・ダイニング作りにお役立てください。空間づくりでお悩みの際は、ぜひ専門家への相談も検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

リビング・ダイニングは、家族が快適に過ごすための重要な空間です。それぞれの生活スタイルに合わせて、家具配置や収納方法を工夫することで、より暮らしやすい空間を作ることができます。この記事で紹介したポイントを参考に、あなたに合った理想的なリビング・ダイニング作りを目指してみてください。

なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の資金計画の相談・作成や、相性良く親身になってくれる「営業担当者」をご紹介します。家づくりに関して少しでも不安を感じるようであれば、お問い合わせください。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

運営会社情報

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    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

  • 代表者

    :渡辺知光

  • 本社
    所在地

    :〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002

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    :地下鉄日比谷線築地駅より徒歩3分

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