住みやすい街「横須賀」の魅力や住宅購入事情についてご紹介!
家づくりの基本
2024/12/19
2024/12/19
神奈川県屈指の港町として知られる横須賀市。米軍基地があることでも有名なこの街は、豊かな自然と都会的な利便性を併せ持つ魅力的な住宅地として注目を集めています。今回は、横須賀の街の特徴や住宅購入に関する情報を詳しくご紹介します。
横須賀ってどんな街?
横須賀市は、神奈川県三浦半島の中心に位置する人口約40万人の中核市です。東は東京湾、西は相模湾に面した風光明媚な港町として知られています。かつては日本海軍の軍港として栄え、現在は米海軍横須賀基地が置かれていることから、国際色豊かな雰囲気を持つ街として有名です。
交通アクセス
都心へのアクセスが非常に便利な立地となっています。JR横須賀線と京浜急行線が走っており、横須賀中央駅から東京駅まで約1時間、横浜駅まで約30分でアクセスできます。また、横浜横須賀道路や首都高速湾岸線も利用可能で、車での移動も便利です。
観光・商業施設
「ヴェルニー公園」や「猿島」、「どぶ板通り」など、観光スポットが充実しています。特に米軍基地周辺には、アメリカンな雰囲気を楽しめる飲食店や商業施設が立ち並び、休日には多くの観光客で賑わいます。横須賀中央駅周辺には「MORE’S CITY」などの大型商業施設もあり、買い物にも困りません。
自然環境
三浦半島に位置する地理的特性から、海や山など豊かな自然に恵まれています。市内には「観音崎公園」や「くりはま花の国」など、自然を楽しめるスポットが多数存在。週末には海水浴やハイキングを楽しむことができます。
教育環境
市内には公立・私立の小中学校が充実しており、高校も県立や私立など選択肢が豊富です。また、防衛大学校や神奈川歯科大学などの高等教育機関も立地しています。国際色豊かな環境を活かした英語教育にも力を入れており、子どもの教育環境としても恵まれています。
医療・福祉
横須賀共済病院や横須賀市立市民病院など、大規模な医療機関が複数あり、医療体制が整っています。高齢者向けの福祉施設も充実しており、安心して暮らせる街づくりが進められています。
文化・歴史
明治時代から続く軍港としての歴史を持ち、「記念艦三笠」や「ヴェルニー記念館」など、歴史的な建造物や施設が数多く残されています。また、「よこすか開国祭」や「サマーフェスタ」など、地域に根付いた文化イベントも盛んに開催されています。
産業
かつては造船業を中心とした工業都市として発展しましたが、現在は観光業やサービス業など、産業構造が多様化しています。米軍基地関連の産業も地域経済の重要な部分を占めており、独特の経済圏を形成しています。
このように横須賀は、歴史ある港町としての魅力と現代的な都市機能を併せ持つ、バランスの取れた街といえます。特に、都心へのアクセスの良さと豊かな自然環境という、一見相反する特徴を兼ね備えていることが、居住地としての大きな魅力となっています。
横須賀の住みやすいポイントや注意点
横須賀市での生活を検討されている方に向けて、実際の居住を想定した住みやすいポイントと注意すべき点について、詳しくご説明します。
住みやすいポイント
まず、横須賀市の住みやすさを支える主なポイントをご紹介します。
都心へのアクセスの良さ
JR横須賀線と京浜急行線が利用でき、横須賀中央駅から東京駅まで約1時間、横浜駅まで約30分でアクセス可能です。また、横浜横須賀道路を利用すれば、車でも都心部へスムーズにアクセスできます。通勤・通学に便利な立地となっています。
充実した生活インフラ
MORE’S CITYをはじめとする大型商業施設、総合病院、教育機関など、生活に必要な施設が充実しています。また、スーパーマーケットやドラッグストアなども各所に点在しており、日常の買い物にも困りません。
豊かな自然環境
三浦半島ならではの海や山の自然を身近に感じられます。週末には海水浴やハイキング、釣りなど、アウトドアレジャーを楽しむことができます。公園も多く、子育て世代にとって魅力的な環境です。
物価の手頃さ
都心部と比較すると、家賃や物価が比較的リーズナブル。特に、住宅価格は首都圏の他のエリアと比べても手頃な価格帯となっています。
注意すべきポイント
一方で、居住を検討する際に気をつけたい点もいくつかあります。
坂道や階段の多さ
丘陵地が多い地形のため、坂道や階段が多く存在します。特に高齢者や小さな子どもがいる家族は、日常の移動に負担を感じる可能性があります。物件選びの際は、実際に歩いてみることをおすすめします。
米軍基地関連の影響
米軍基地周辺では、航空機の離着陸による騒音が発生することがあります。また、基地関連の交通規制なども行われることがあるため、居住地選びの際は場所によって環境が大きく異なることを認識しておく必要があります。
地域による利便性の差
駅前と郊外では利便性に大きな差があります。特に、バス路線に依存する地域では、終バスの時間や本数などの交通の便を事前に確認することが重要です。
災害リスク
海に面した立地であることから、津波や高潮のリスクがあります。また、丘陵地では土砂災害の可能性もあるため、ハザードマップでの確認が必要です。
高齢化と人口減少
一部の地域では高齢化や人口減少が進んでおり、将来的なコミュニティの維持や地域の活力に影響を与える可能性があります。
居住者層によるポイント
年代や家族構成によって、重視すべきポイントは異なってきます。
子育て世代の場合
保育施設や学校の立地、公園の有無、通学路の安全性などを重点的にチェックすることをおすすめします。横須賀市は子育て支援制度が充実しており、補助金なども活用できます。
単身・共働き世帯の場合
駅からの距離や通勤時間、深夜帯の交通手段などを重視して検討するとよいでしょう。また、周辺の飲食店や商業施設の営業時間なども確認しておくと便利です。
高齢者の場合
坂道の有無、医療機関へのアクセス、買い物の利便性などを特に注意して確認することをおすすめします。また、地域のコミュニティの活発さも重要なポイントとなります。
横須賀の住宅購入事情
横須賀市の住宅市場は、都心へのアクセスの良さと比較的手頃な価格帯が特徴となっています。住宅購入をお考えの方に向けて、詳しい市場動向と購入時のポイントをご説明します。
横須賀の住宅価格(相場)
横須賀市の住宅価格は、エリアや物件の状態によって大きく異なります。新築一戸建ての場合、駅前エリアで4,000万円~5,000万円、郊外エリアで3,000万円~4,000万円程度が一般的です。中古住宅の場合は、2,000万円前後から物件を見つけることが可能です。マンションについては、新築で3,000万円~4,500万円、中古で1,500万円~3,000万円程度が相場となっています。
エリア別の特徴と価格帯
横須賀中央駅周辺は、商業施設が充実し利便性が高いため、比較的価格帯が高めとなっています。追浜駅周辺は、横浜方面へのアクセスが良好で、子育て世代に人気のエリアです。衣笠駅や久里浜駅周辺は、自然が豊かで落ち着いた住環境が特徴で、価格も手頃な物件が多く見られます。
購入時の注意点
傾斜地が多い地域特性から、土地の形状や地盤の状態には特に注意が必要です。また、海沿いの物件は塩害対策、米軍基地周辺は騒音の確認が重要です。築年数の古い物件も多いため、耐震性能や設備の状態、リフォーム履歴なども重要なチェックポイントとなります。
住宅ローンと資金計画
横須賀市は、子育て支援や定住促進のための様々な補助金制度を設けています。「住宅取得補助金」や「子育て世帯向け住宅購入支援」など、条件に応じて活用できる制度があります。また、金融機関によっては、横須賀市内の物件購入に対して金利優遇を行っているケースもあります。
将来性と資産価値
横須賀市は、都心へのアクセスの良さを活かした住宅地としての需要が今後も期待できます。特に、横須賀中央駅周辺では再開発が進められており、将来的な発展が見込まれています。一方で、高齢化や人口減少が進む地域もあるため、エリアによる将来性の違いには注意が必要です。
物件探しのポイント
実際の内見時には、日当たりや通勤・通学のしやすさ、周辺の生活環境などをしっかりと確認することが大切です。特に坂道の多い地域では、実際に歩いて確認することをおすすめします。また、ハザードマップで災害リスクを確認することも重要です。
購入のタイミング
物件価格は比較的安定していますが、金利動向や市場の状況を見極めることが重要です。春から夏にかけては物件の流通量が増える傾向にあり、選択肢も広がります。また、年度末の3月は引っ越しシーズンとなるため、早めに物件を決定することをおすすめします。
仲介業者の選び方
横須賀市の地域特性を熟知した地元の不動産業者を選ぶことで、より詳細な情報を得ることができます。特に、エリアごとの特徴や将来性、地域コミュニティの状況など、数字では表れない情報を入手できる可能性が高まります。複数の業者に相談することで、より多くの選択肢を得ることができます。
よくある質問(Q&A)
横須賀での暮らしや住宅購入に関して、よく寄せられる質問についてお答えします。
Q:米軍基地の騒音は本当に気になりますか?
A:エリアによって大きく異なります。特に基地周辺では航空機の離着陸による騒音が発生することがありますが、横須賀中央駅周辺や追浜エリアなどではそれほど影響を受けません。物件を検討する際は、実際に現地で確認することをおすすめします。
Q:坂道の多さは実際どの程度ですか?
A:丘陵地が多い地形のため、駅前を除くほとんどのエリアで坂道があります。特に高台の住宅地では急な坂道も多く見られます。ご高齢の方や小さなお子様がいる場合は、日常の移動を想定して実際に歩いてみることをおすすめします。
Q:子育て環境はどうですか?
A:保育施設や教育機関が充実しており、子育て支援制度も整っています。公園も多く、自然に触れながら子育てができる環境です。また、子育て世帯向けの住宅購入支援制度もあり、行政のサポートも手厚い傾向にあります。
Q:地震や津波のリスクはありますか?
A:海沿いのエリアでは津波のリスクがありますが、市の防災対策は充実しています。内陸部では、丘陵地での土砂災害リスクに注意が必要です。物件選びの際は、必ずハザードマップで確認することをおすすめします。
Q:都内への通勤は実際どうですか?
A:横須賀中央駅から東京駅まで約1時間、品川駅まで約45分程度です。京急線や横須賀線が利用でき、座って通勤できる可能性も比較的高いです。ただし、朝の通勤ラッシュ時は混雑する場合もあります。
Q:中古物件は多いですか?
A:はい、比較的多く流通しています。特に、築20年以上の物件は手頃な価格で見つけることができます。ただし、購入時は耐震性や設備の状態をしっかりと確認することが重要です。
Q:住民の年齢層はどうですか?
A:エリアによって異なりますが、駅前や新興住宅地では若い世代も増えています。一方で、古くからの住宅地では高齢化が進んでいるエリアもあります。地域コミュニティの雰囲気は、物件見学時に確認されることをおすすめします。
Q:買い物の利便性はどうですか?
A:駅前には大型商業施設があり、各地域にスーパーマーケットも点在しています。ただし、郊外のエリアでは商業施設が限られる場合もあるため、日常の買い物環境は物件選びの際の重要なポイントとなります。
Q:住宅ローンの相談はどこに行けばいいですか?
A:地元の金融機関や横須賀市に支店を持つ大手銀行で相談可能です。また、市役所では住宅購入に関する各種支援制度の相談も受け付けています。複数の金融機関に相談することで、より良い条件を見つけることができます。
Q:将来の資産価値は維持されますか?
A:駅前や再開発が進むエリアでは、比較的資産価値は維持されやすい傾向にあります。ただし、郊外や高齢化が進むエリアでは、将来的な価値の低下も考慮に入れる必要があります。
Q:外国人居住者は多いですか?
A:米軍基地があることから、基地関係者を中心に外国人居住者が多く見られます。特に本町や汐入地区など、基地周辺のエリアでは国際色豊かな雰囲気を感じることができます。
Q:観光地としての賑わいは生活に影響しますか?
A:主要な観光スポット周辺では週末を中心に観光客で賑わいますが、住宅地への影響は限定的です。むしろ、観光客の存在が街の活気につながっているという見方もあります。
まとめ
横須賀市は、充実した交通アクセスと手頃な住宅価格、豊かな自然環境が魅力の街です。住宅購入を検討する際は、各エリアの特性や将来性をしっかりと見極め、長期的な視点で判断することが大切です。特に、傾斜地が多い地域特性を考慮し、実際に現地で確認することをおすすめします。
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