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提携ローンとは?その仕組みやメリット、デメリットを解説

家づくりの予算・費用

2023/08/03

2023/09/26

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

提携ローンとは?その仕組みやメリット、デメリットを解説

提携ローンとは、金融機関とハウスメーカーが連携して提供する住宅ローンの形態です。通常のローンとは異なり特別な条件や取り扱いを持っており、住宅購入を検討する方々に対して利用されます。

提携ローンの利用には魅力的なメリットがありますが、その一方でデメリットも存在します。本記事では、提携ローンについての基本的な知識と、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。提携ローンの借り入れに関心がある方は、ぜひ参考にしてください。

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提携ローンとは

提携ローンとは、金融機関がハウスメーカーと連携して行う融資の形態です。一般的な住宅ローンや借り換えローン、リフォームローンなど、多くの金融機関が提携ローンを提供しています。

提携ローンの特徴は、金融機関がハウスメーカーと協力し、特別な条件や優遇措置を設けていることです。これにより、ローンを組む人は煩わしい手続きが減り、特典を受けることができます。

住宅ローンの場合、提携不動産会社を通じてローンを組むことで、事務手数料の減額や金利優遇、スムーズな審査、通常よりも緩い審査などのメリットが得られることがあります。

過去のケースでは通常だと住宅ローンが組みにくいお客様もハウスメーカーからの強い依頼で審査に通ったこともあります。

一方で、提携ローンは他の金融機関のローンと比較検討ができない場合もあります。ハウスメーカーにもよりますが、提携先が限られているため、金利や返済条件の選択肢が制限されることがあります。もしくは営業担当者によって使い勝手の良い金融機関を薦められることもあります。

利用する際は、メリットとデメリットをよく理解し、自身のニーズに合ったローンを選択することが重要です。

提携ローンのメリットとデメリット

メリット

住宅ローンについて調べる手間が省ける

自分で住宅ローンを選ぶ場合は、複数の金融機関や条件を比較検討する必要がありますが、提携ローンを利用すると、提携先の企業が選定したプランから選ぶことができるため、手間が省けます。通常よりも借り入れ条件が良いケースが多く、特に忙しい方や金融知識に自信のない方にとっては、便利な選択肢となります。

手続きに手間がかからず、審査が早い

提携ローンでは、ハウスメーカーなどが手続きを代行してくれる場合があります。図面や登記簿謄本など必要な書類の準備や提出、金融機関とのやり取りなどがスムーズに進むため、手間がかからず、審査結果が早く出ることが多いです。急いで住宅を購入したい方にとっては、時間の短縮が大きな利点です。

デメリット

他の住宅ローンと比較できない

提携ローンは提携先の金融機関が用意したプランを選択するため、他の金融機関のローンと比較検討が難しい場合があります。自分で各金融機関の情報を入手し金利や返済条件について提携先のローンと比べることが意外と面倒で難しいため、後から金利の安い金融機関が発覚するなど後悔する可能性があります。

不動産会社に手数料を払うケースがある

提携ローンを利用する場合、金融機関への手数料だけでなく、不動産会社にも手数料を支払うことがあるようです。大手のハウスメーカーでは聞かない話ですが、一部の不動産会社がローンの契約代行やサポートを行うための費用を徴収しているようです。そのため、少しでもコストを抑えたいという方にとっては、住宅ローンと比較してからでも良いかもしれません。

非提携ローンとは

非提携ローンとは、提携ローンと異なり、金融機関に直接申し込む形で融資を受けるローンのことを指します。住宅ローンでは、いわゆるネット銀行を中心に非提携ローンとして提供されています。

非提携ローンの特徴は、利用者が自分で金融機関を選択し、各金融機関の金利や諸経費等の条件やプランを比較検討することができる点です。これにより、自身のライフプランや経済状況に合ったサービスを選択することが可能となります。

例えば、金利が低いローンを選ぶことで返済額を抑えることができたり、団体信用生命等の優遇が充実しているローンを選ぶことでさまざまな恩恵を受けることができます。

ただし、非提携ローンの場合は、提携ローンと異なりハウスメーカーが提供している契約代行サービスを受けられないことがあります。そのため、必要な書類の準備や申し込み、審査手続きなどは自分で行う必要があります。ハウスメーカーに対して金銭を支払う時期をきちんと確認しておき確実に金融機関から支払われるスケジュールになっているかしっかり確認しておきましょう。計画的な資金計画と選定プロセスを通じて、最適な条件の非提携ローンを見つけることが重要です。

一般的な住宅ローンについては、下記記事でも解説しています。

住宅ローンとは?基礎知識から住宅ローンを組む際に失敗しないためのポイントをご紹介

提携ローンと非提携ローンの違い

提携ローンと非提携ローンは、金融機関と提供元との関係性により異なる特徴を持っています。以下にそれぞれの特徴を解説します。

提携ローンの場合

金融機関と提携先の連携

提携ローンは金融機関がハウスメーカーと連携して提供しているため、特定の提携先での利用が必要です。どこの金融機関と提携しているかは教えてもらえます。

特別な条件や優遇措置

提携ローンは提携先との協力により、特別な条件や優遇措置が設けられることがあります。例えば、手数料の減額や金利優遇、スムーズな審査などが挙げられます。特典を受けることで、借り手にとってメリットをもたらす場合があります。

手続きの代行

提携ローンでは、提携不動産会社などが手続きを代行してくれる場合があります。必要な書類の作成や提出、金融機関とのやり取りなどがスムーズに進むため、手間がかかりません。

非提携ローンの場合

自由な選択肢

非提携ローンは、利用者が金融機関を自由に選択できるため、複数の金融機関の条件やプランを比較検討することが可能です。自身のニーズに合った最適な条件のローンを選ぶことができます。

提携不動産会社のサービス利用不可

非提携ローンの場合、提携不動産会社が提供している契約代行サービスを利用することはできません。必要な書類の準備や申し込み、審査手続きなどは全て自分で行う必要があります。

ギリギリまでの選択

非提携ローンでは金融機関の選定や手続きを自身で行うため、ギリギリまで住宅ローン選びをしたい方に適しています。自分で用意するものは多いですが、その分選択肢が広がることもあります。

個々の状況やニーズに応じて、提携ローンと非提携ローンを比較検討し、最適な選択をすることが大切です。

当社が提供している「housemarriage」では、理想の家づくりのサポートとして住宅購入の

資金計画からご相談を承っております。サービス詳細は以下をご参照ください。

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まとめ

本記事では、「提携ローン」について解説しました。提携ローンは金融機関と他の企業とが連携して提供されるローンであり、特定の提携先での利用が必要です。手数料の免除や金利優遇など特典がある一方で、提携先以外のローンとの比較ができない点に注意が必要です。また、手続きが代行されるためスムーズな対応が期待できます。

一方、非提携ローンは利用者が金融機関を自由に選択できるローンであり、自身のニーズに合った最適な条件を選ぶことが可能です。ただし、提携不動産会社の契約代行サービスは受けられないため、手続きや準備は自分で行う必要があります。

どちらのローンを選ぶかは、個々の状況や希望によって異なります。提携ローンは特典や手続きのスムーズさが魅力的ですが、非提携ローンは自由な選択肢があります。資金計画を立てる際には、自身のライフプランや経済状況を考慮し、適切なローンを選択することが重要です。住宅ローンの借り入れを検討する際には、慎重に比較検討し、将来の返済に不安がないように計画的な選択を心掛けましょう。

なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の予算計画からもご相談を承っております。サービス詳細は以下をご参照ください。

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サービスについて
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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

運営会社情報

  • 会社名

    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

  • 代表者

    :渡辺知光

  • 本社
    所在地

    :〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002

  • アクセス

    :地下鉄日比谷線築地駅より徒歩3分

    :地下鉄日比谷線都営浅草線東銀座駅より徒歩3分

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