住宅ローンの金利とは?仕組みや金利の種類、選び方を解説
家づくりの予算・費用
2023/08/24
2023/09/26
住宅ローンの利用を考える上で、金利は重要な要素です。しかし、金利の仕組みや種類、どのように選ぶべきかを分かっていないと、適切な判断が難しいかもしれません。
この記事では、住宅ローンの金利について詳しく解説します。金利とは何か、どのような種類があるのか、そして金利の選び方のポイントについてもご紹介します。具体的な返済例も交えながら、住宅ローンの金利に関する知識を深めていきましょう。住宅ローンをより理解し、より良い選択をするための参考として、ぜひご覧ください。
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住宅ローンの金利とは
住宅ローンの金利とは、住宅を購入する際に借りる資金に対して支払う利息の割合を指します。金利は、借りた資金(元金)に対して支払う追加の費用であり、金融機関から資金を借りる際に発生します。ここでは、金利の基本的な仕組みについて解説します。
金利は時間の経過に応じて発生するため、適用される期間によっていくつかの形式に分かれます。一般的には、「年利」「月利」「日歩」という3つの形式があります。金融商品の金利は、元金に対して1年間で支払う利息の割合を示す「年利」が広く用いられます。
住宅ローンには、主に「固定金利」と「変動金利」の2つのタイプが存在します。固定金利は契約時に決まった金利が返済期間中一定で、金利変動のリスクが少ない特徴があります。一方、変動金利は金利の指標に連動して金利が変動するタイプで、金利の上昇や下降に応じて返済額も変動します。
住宅ローンの金利は、金融機関ごとに異なる基準金利から所定の金利引き下げを行って実際の借入金利が決まります。どの金利タイプを選ぶかは重要であり、将来の金利動向や自身の返済能力を考慮して最適な金利タイプを選ぶ必要があります。住宅ローンの返済額に直結するため、慎重な検討が必要です。
住宅ローンに関しては、下記記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。
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住宅ローンの金利の種類
住宅ローンの金利は大きく「固定金利型」「変動金利型」「固定金利期間選択型」の3つに分類されます。それぞれの金利の特徴を解説します。
固定金利型
固定金利型は、契約時に設定された金利が返済期間中一定で適用されるタイプです。3種類の中では、金利が一番高いケースが多いです。フラット35が代表的です。この金利タイプでは、借入時の金利が確定しているため、将来の金利変動のリスクを受けずに返済計画を立てることができます。金利が低い状態で契約すれば、長期間にわたり低金利が適用されるため、お得な面もあります。ただし、金利が将来的に下がった場合でも契約時の金利が適用されるため、その点も踏まえた上で選択する必要があります。
変動金利型
変動金利型は、一定期間ごとに金利が見直され、変動するタイプです。通常は市場金利や公的な金利といった指標に連動して変更されます。初期の金利が固定金利よりも低いことが多いため、低金利期に借りるメリットがあります。ただし、金利が上昇すれば返済額も増加するため、将来の金利動向を予測し、自身の返済能力を考慮して選ぶ必要があります。
固定金利期間選択型
固定金利期間選択型は、一定期間は固定金利が適用され、その後に変動金利に移行するか、固定金利のまま継続するかを選択できるタイプです。固定期間は「3年」「5年」「10年」などが一般的で、長い期間を選ぶほど金利は高くなることが多いです。固定期間中は金利や返済額が変動しない安定感がありますが、固定期間終了後に金利の引き下げ幅が狭い場合、急激な金利上昇に備える必要があります。
金利の選び方は将来の金利動向を予測することや、自身の返済能力に合った金利を選ぶことが重要です。金利だけでなく、融資条件や返済プランも検討し、総合的に判断することが大切です。
住宅ローンの金利タイプの選び方のポイント
住宅ローンの金利タイプを選ぶ際には、慎重な検討が必要です。それぞれの金利タイプにはメリットとデメリットが存在し、自身の状況やライフスタイルに合った選択が求められます。金利タイプの選び方のポイントをいくつか解説します。
まず、自身のリスク許容度を考えましょう。固定金利型は借入時点で返済額が確定し、金利変動の影響を受けません。安定感がありますが、初期金利が高めに設定されることがあります。一方、変動金利型は初期金利が低く設定される傾向がありますが、金利の変動リスクが存在します。将来の金利動向を予測し、自身のリスクを考えて選びましょう。
次に、返済計画とライフプランを照らし合わせて考えます。固定金利型は返済額が安定し、支出の見通しが立てやすいです。将来の支出や収入変動を予測しやすい場合に向いています。変動金利型は初期返済額が低く、将来の金利上昇を許容できる場合に1つの選択肢となります。
一般的には教育費が多く発生する時期や老後にどのくらい返済期間が残っているかもきちんと確認すべきです。
さらに、金利タイプごとの返済総額の違いをシミュレーションしてみることも大切です。将来的な金利上昇を想定し、返済額の変動を確認しましょう。それによってリスクを軽減する方法を検討することができます。
最後に、金利だけでなく融資条件や返済プランも比較検討しましょう。金利以外の要因も借入判断に影響を与えることがあります。複数の金融機関や商品を比較し、総合的な判断を行うことで、最適な金利タイプを見つけることができます。
これらのように、自身の経済状況や将来の見通しに基づいて、慎重な判断を行うことが重要です。
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住宅ローンの返済の例
具体的な例を通じて、住宅ローンの金利と返済額をご紹介します。借入の条件としては以下となります。
借入額 | 5,000万円 |
金利の種類 | 全期間固定金利型と変動金利型 |
返済期間 | 35年 |
返済方法 | 元利均等払い |
固定金利 | 1.5% |
変動金利 | 0.5% |
上記に基づいて計算を行います。毎月の支払額と返済総額は以下の通りです。
固定金利の場合 | 変動金利の場合 | ||
毎月の支払額 | 153,092円 | 毎月の支払額 | 129,792円 |
返済総額 | 約6,425万円 | 返済総額 | 約5,450万円 |
なお、実際の取引には手数料や保証料などの諸費用が加算されることがあります。金利の計算は複雑ですが、多くのウェブ上のシミュレーターを利用することで簡単に計算できる場合があります。これを活用して、自身の条件に合った返済プランを検討しましょう。
まとめ
住宅ローンの金利は借りたお金に対する利息の割合を指し、固定金利型、変動金利型、固定金利期間選択型の3つのタイプがあります。金利タイプの選び方にはライフプランや返済能力を考慮し、将来の金利動向を予測することが重要です。金利だけでなく、融資条件や返済プランも総合的に判断することが求められます。具体的な返済例を用いて、シミュレーターを活用することで自分に合ったプランを見つける方法がおすすめです。住宅ローンの選択は大きな決断ですが、慎重な選択によって将来の安定した住まいの実現が可能となるでしょう。
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