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コートハウスのメリット・デメリットやポイント、間取り例を紹介

間取り・住宅の特徴

2024/08/26

2024/08/26

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

コートハウスのメリット・デメリットやポイント、間取り例を紹介

コートハウスは、中庭を囲むように部屋を配置した住宅の形式です。プライバシーを確保しつつ、自然光や風を取り入れられる魅力的な住まいとして注目を集めています。しかし、メリットだけでなくデメリットもあるため、慎重に検討する必要があります。この記事では、コートハウスの特徴や間取りプランのアイデアを紹介し、後悔しない家づくりのポイントをお伝えします。

コートハウスの特徴

コートハウスは、中庭を中心に部屋を配置する独特の間取りが特徴的な住宅スタイルです。この設計には、プライバシーの確保と開放感の両立、自然との調和など、さまざまな魅力があります。ここでは、コートハウスの主な特徴について詳しく解説していきます。

中庭を中心とした設計

コートハウスの最大の特徴は、言うまでもなく中庭の存在です。この中庭を囲むように部屋を配置することで、屋内と屋外の境界線をあいまいにし、自然とのつながりを感じられる住空間を生み出します。中庭の大きさや形状は家族の希望や敷地条件によってさまざまですが、家の中心的な役割を果たす重要な要素となります。

プライバシーの確保

コートハウスは、外部に対して閉鎖的な印象を与えることがありますが、これは優れたプライバシー性を実現するためです。外からの視線を遮りつつ、中庭を通して十分な採光と通風を確保できるのが大きな特徴です。特に都市部など、周囲からの視線が気になる立地では、この特徴が活きてきます。

自然光と風の取り入れ

中庭に面して大きな開口部を設けることで、自然光を存分に取り入れることができます。また、窓の配置を工夫することで、心地よい風の通り道を作り出すことも可能です。これにより、明るく風通しの良い、快適な住空間を実現できます。

家族の交流を促進

中庭を囲むように部屋を配置することで、自然と家族の動線が交差しやすくなります。また、中庭を介して他の部屋の様子が感じられるため、家族の気配を感じながら生活することができます。これにより、家族のコミュニケーションが自然と生まれやすい環境が整います。

季節の変化を楽しむ

中庭の植栽や空の様子を通して、季節の移ろいを身近に感じることができるのもコートハウスの魅力です。春の新緑、夏の青空、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の表情を楽しめる特別な空間となります。

可変性のある空間利用

中庭を囲む空間は、使い方次第でさまざまな用途に対応できます。例えば、リビングと中庭をつなげて大きなパーティースペースにしたり、中庭に面した和室を設けて茶室として利用したりと、柔軟な空間活用が可能です。

以上のような特徴を持つコートハウスですが、具体的な間取りとしては主に次の3つのタイプがあります。それぞれの特徴を踏まえて、自分たちの生活スタイルに合ったプランを選ぶことが大切です。

ロの字型

ロの字型は、中庭を完全に囲む形で部屋を配置するタイプです。最もプライバシー性が高く、外部からの視線を完全に遮断できます。しかし、採光や通風の面で工夫が必要になる場合があります。

コの字型

コの字型は、中庭の一辺を開放した形で部屋を配置するタイプです。ロの字型に比べて開放感があり、採光や通風の面でも優れています。プライバシーを確保しつつ、外部とのつながりも持てる間取りです。

L字型

L字型は、中庭の二辺を開放した形で部屋を配置するタイプです。最も開放的で、広々とした庭を楽しむことができます。プライバシーの確保には工夫が必要ですが、自然とのつながりを重視する方に適しています。

コートハウスは、これらの特徴を活かしつつ、家族の希望や敷地条件に合わせてカスタマイズすることで、理想の住まいを実現できる可能性を秘めています。専門家のアドバイスを受けながら、じっくりと計画を進めていくことをおすすめします。

コートハウスのメリット・デメリット

コートハウスは魅力的な住宅スタイルですが、他の住宅形式と同様にメリットとデメリットがあります。家づくりを検討する際は、これらをよく理解し、自分たちの生活スタイルに合うかどうかを慎重に判断することが大切です。ここでは、コートハウスのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

メリット

1. プライバシーの確保: コートハウスは外部に対して閉鎖的な構造を持つため、周囲からの視線を気にせずに暮らすことができます。特に都市部など、隣家との距離が近い場所でも、中庭を介して十分なプライバシーを確保できるのが大きな魅力です。

2. 自然光や風を取り入れやすい: 中庭に面して大きな開口部を設けることで、十分な自然光を室内に取り入れることができます。また、窓の配置を工夫することで、心地よい風の通り道を作り出すことも可能です。これにより、明るく風通しの良い快適な住空間を実現できます。

3. 中庭を中心とした開放的な空間: 中庭という特別な空間を持つことで、屋内にいながらも開放感を味わえます。また、中庭を介して各部屋がつながることで、家全体に一体感が生まれます。

4. 室内からの景色を楽しめる: 中庭の植栽や空の様子など、季節の移ろいを身近に感じることができます。室内のどの場所にいても、美しい中庭の景色を楽しむことができるのも大きな魅力です。

5. 家族の交流が生まれやすい: 中庭を囲むように部屋を配置することで、自然と家族の動線が交差しやすくなります。また、中庭を介して他の部屋の様子が感じられるため、家族のコミュニケーションが自然と生まれやすい環境となります。

デメリット

1. 建築コストが高くなりがち: 中庭の造作や、中庭に面する開口部が多くなることから、一般的な住宅に比べて建築コストが高くなる傾向があります。また、中庭の広さや仕上げによっては、さらにコストが上昇する可能性があります。

2. 敷地の有効活用が難しい場合がある: 中庭のスペースを確保する必要があるため、特に狭小地では建物の延床面積が制限されることがあります。そのため、敷地を最大限に活用したい場合には不向きな場合があります。

3. メンテナンスに手間がかかる: 中庭の植栽の手入れや、落ち葉の清掃など、一般的な住宅よりもメンテナンスに手間がかかる傾向があります。また、中庭に面する窓や建具の清掃も定期的に必要となります。

4. 冬場の寒さ対策が必要: 中庭に面して大きな開口部を設けることが多いため、冬場の寒さ対策が重要になります。高性能な断熱材や窓の使用、床暖房の導入など、適切な対策を講じる必要があります。

5. 間取りの自由度が制限される場合がある: 中庭を中心とした設計のため、間取りの自由度が一般的な住宅に比べて制限される場合があります。特に、ロの字型やコの字型の場合は、部屋の配置に制約が生じることがあります。

これらのメリットとデメリットを踏まえた上で、自分たちの生活スタイルや優先順位を考慮し、コートハウスが適しているかどうかを判断することが大切です。また、デメリットについては、設計の工夫や適切な対策を講じることで軽減できる場合もあります。例えば、建築コストについては、材料の選択や施工方法の工夫によって抑えることができますし、メンテナンスの手間も、管理しやすい植栽を選ぶことで軽減できます。

コートハウスの魅力を最大限に活かしつつ、デメリットを最小限に抑えるためには、経験豊富な設計士や施工業者との綿密な打ち合わせが欠かせません。プロの助言を受けながら、自分たちにとって理想の住まいを実現していくことをおすすめします。

コートハウスをプランニングする時に気をつけるポイント

コートハウスは魅力的な住まいですが、その特殊な構造ゆえに、プランニングの際には通常の住宅以上に細かな配慮が必要です。ここでは、コートハウスをプランニングする際に気をつけるべきポイントについて、詳しく解説していきます。

敷地の特性を活かす

コートハウスのプランニングでは、まず敷地の特性を十分に理解することが重要です。日当たり、風向き、周辺環境などを考慮し、最適な配置を検討しましょう。例えば、南側に中庭を配置することで、冬場の日当たりを確保しつつ、夏場の直射日光を避けることができます。また、周囲の景観や騒音なども考慮に入れ、快適な生活環境を創出することが大切です。

中庭の大きさと形状

中庭は、コートハウスの心臓部とも言える重要な要素です。その大きさと形状は、家族の生活スタイルや希望する雰囲気に合わせて慎重に決定する必要があります。例えば、家族が集まって食事やBBQを楽しみたい場合は広めの中庭が適していますし、静かに読書や植物の世話を楽しみたい場合はコンパクトな中庭でも十分かもしれません。また、中庭の形状によっては、家の中からの見え方や光の入り方も変わってきますので、3Dシミュレーションなどを活用して、イメージを具体化することをおすすめします。

室内からの眺め

コートハウスの魅力の一つは、室内から中庭の景色を楽しめることです。各部屋から中庭への眺めを意識し、魅力的な景色を楽しめるよう窓の配置や大きさを工夫しましょう。特に、リビングやダイニングなど、家族が多くの時間を過ごす場所からの眺めは重要です。また、2階や屋上からの俯瞰的な眺めも考慮に入れると、より豊かな空間体験が得られます。

プライバシーの確保

コートハウスは外部からの視線を遮りやすい構造ですが、それでもプライバシーの確保には注意が必要です。特に、開放的なL字型やコの字型の場合は、外部からの視線をどのように制御するかが重要になります。植栽やルーバー、すりガラスなどを効果的に使用することで、プライバシーを確保しつつ、開放感を損なわないバランスを取ることができます。

採光と通風

中庭を介して自然光を十分に取り入れ、風の流れを考慮した間取りを計画することが重要です。特に、2階以上の部屋では、中庭からの光が届きにくくなる可能性があるため、トップライトやハイサイドライトの設置を検討するとよいでしょう。また、風の通り道を意識して窓の配置を工夫することで、自然換気を促し、エアコンの使用を抑えることができます。

断熱性能

コートハウスは中庭に面する開口部が多くなる傾向があるため、高い断熱性能を確保することが重要です。特に、冬場の寒さ対策として、高性能な断熱材や複層ガラスの使用、さらには床暖房の導入なども検討しましょう。夏場の暑さ対策としては、日射遮蔽や通風計画も併せて考える必要があります。

動線計画

中庭を中心とした生活動線を考慮し、効率的で快適な間取りを計画しましょう。特に、キッチンや洗濯室などの水回りの配置は重要です。また、中庭を介して各部屋がつながる特性を活かし、家族のコミュニケーションが自然と生まれるような動線設計を心がけましょう。

中庭の活用方法

中庭をどのように活用するかを事前に考えておくことも大切です。例えば、ガーデニングを楽しむ、アウトドアリビングとして使う、子供の遊び場にする、など。その用途に応じて、必要な設備(水栓、照明、電源など)を計画段階から組み込んでおくと、より快適に中庭を活用できます。

メンテナンス性

中庭のメンテナンスを考慮した計画も重要です。例えば、落ち葉が集まりやすい場所に排水口を設けたり、清掃しやすい床材を選んだりすることで、日々の手入れが楽になります。また、中庭に面する窓の清掃のしやすさも考慮に入れましょう。

将来の変化への対応

家族構成や生活スタイルの変化に柔軟に対応できるよう、可変性のある設計を心がけましょう。例えば、将来的に個室を増やせるようなスペースの確保や、バリアフリー化への対応なども考慮に入れておくとよいでしょう。

以上のポイントを押さえつつ、専門家のアドバイスを受けながら計画を進めることで、理想的なコートハウスを実現できるはずです。自分たちの暮らしをイメージしながら、丁寧にプランニングを進めていきましょう。

レイアウト別・コートハウスの間取りプランアイデア

コートハウスの魅力を最大限に引き出すには、家族の生活スタイルに合わせた適切な間取りプランが不可欠です。ここでは、さまざまなライフスタイルに対応したコートハウスの間取りプランアイデアを、レイアウト別に詳しく解説していきます。

二世帯住宅プラン

中庭を挟んで親世帯と子世帯の生活空間を分けるプランです。このレイアウトの特徴は以下の通りです。

・中庭を共有スペースとして活用し、両世帯の交流を促進

・各世帯のプライバシーを確保しつつ、緊急時にはすぐに助け合える安心感

・親世帯は1階、子世帯は2階といった垂直分離も可能

・中庭を介して互いの気配を感じられる、程よい距離感を実現

このプランは、家族の絆を大切にしつつ、各世帯の独立性も保ちたい方におすすめです。

アトリエ付きプラン

中庭に面してアトリエやワークスペースを設けるプランです。特徴は以下の通りです。

・自然光を活かした明るく快適な作業環境を実現

・中庭の景色を眺めながら創作活動やテレワークが可能

・家族の生活空間とは適度に分離し、集中できる環境を確保

・アトリエを中庭側に配置することで、来客時のプライバシーも確保

このプランは、在宅ワークや趣味の時間を大切にしたい方に適しています。

回遊式プラン

中庭を囲むように部屋を配置し、ぐるりと一周できる動線を作るプランです。特徴は以下の通りです。

・自然と家族が顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションを促進

・子どもの遊び場としても活用でき、見守りやすい設計

・季節や時間帯によって異なる中庭の表情を、さまざまな角度から楽しめる

・風の通り道を作りやすく、自然換気に優れた快適な住環境を実現

このプランは、家族の繋がりを大切にしたい方や、開放的な空間を好む方におすすめです。

ガレージ一体型プラン

中庭とガレージを隣接させ、趣味の時間を楽しみながら家族とのコミュニケーションも図れる空間を作るプランです。特徴は以下の通りです。

・ガレージでの作業中も中庭を通して家族の様子を感じられる

・大きな開口部を設けることで、ガレージと中庭を一体的に利用可能

・車やバイクのメンテナンス、DIYなどの趣味を楽しむ空間として活用

・ガレージを中庭側に配置することで、街路からの視線を遮断

このプランは、車やDIYが趣味の方、ガレージを多目的スペースとして活用したい方に適しています。

スキップフロアプラン

中庭を中心に異なる高さの空間を配置し、変化に富んだ開放的な住まいを実現するプランです。特徴は以下の通りです。

・立体的な空間構成により、視線の抜けや空間の広がりを演出

・各フロアから中庭への異なる眺めを楽しむことが可能

・プライバシーを確保しつつ、家族の気配を感じられる設計

・高低差を利用した通風・採光計画により、快適な室内環境を実現

このプランは、変化のある空間を好む方や、限られた敷地を有効活用したい方におすすめです。

インナーテラス併設プラン

中庭に隣接してインナーテラスを設け、屋内と屋外の中間的な空間を創出するプランです。特徴は以下の通りです。

・季節を問わず中庭を楽しめる、半屋外的な空間を実現

・雨の日でもバーベキューや園芸を楽しむことが可能

・夏は日よけ、冬は風除けとなり、快適に過ごせる空間を提供

・リビングとインナーテラス、中庭を一体的に利用可能

このプランは、アウトドア派の方や、自然を身近に感じる暮らしを望む方に適しています。

書斎中心プラン

中庭に面して書斎を配置し、静かで落ち着いた空間を作り出すプランです。特徴は以下の通りです。

・中庭の緑や光を眺めながら、集中して作業や読書が可能

・家族の気配を感じつつ、適度な独立性を確保

・来客時には応接室としても利用可能

・中庭側に大きな開口部を設けることで、開放感のある書斎を実現

このプランは、在宅ワークが多い方や、読書や勉強の時間を大切にしたい方におすすめです。

以上のプランはあくまで一例です。実際の設計では、敷地条件や家族構成、生活スタイルなどを考慮し、専門家と相談しながら最適なプランを作り上げていくことが大切です。コートハウスの特徴を活かしつつ、自分たちらしい暮らしを実現できる間取りを見つけていきましょう。

よくある質問(Q&A)

コートハウスに関して、多くの方が気になる疑問について、Q&A形式で詳しく解説します。これらの情報を参考に、コートハウスについての理解を深めていただければと思います。

Q1:コートハウスは狭小地でも建てられますか?

A1:はい、可能です。ただし、中庭の大きさや部屋の配置に工夫が必要になります。例えば、小さな中庭を設けてコンパクトな間取りにする、または垂直方向に空間を活用するなどの方法があります。また、敷地の形状や法規制なども考慮する必要があるため、経験豊富な設計士とよく相談しながら計画を進めることをおすすめします。狭小地でのコートハウスは、限られたスペースを最大限に活用できる魅力的な選択肢となり得ます。

Q2:コートハウスの建築費用は一般的な住宅と比べて高くなりますか?

A2:一般的に、コートハウスの建築費用は少し高くなる傾向があります。これは主に以下の理由によります。

・中庭の造作費用が加わる

・開口部が多くなることによる建具費用の増加

・外壁面積が増えることによる外装材料費の増加

ただし、工法や材料の選択次第で費用を抑えることも可能です。例えば、中庭の仕上げを簡素にする、開口部の数や大きさを調整する、外壁材に比較的安価な素材を選ぶなどの方法があります。また、長期的に見れば、自然光や風を上手く取り入れることによる光熱費の削減も期待できます。予算と希望のバランスを取りながら、設計を進めていくことが大切です。

Q3:中庭の維持管理は大変ですか?

A3:中庭の維持管理には確かにある程度の手間はかかりますが、工夫次第で管理しやすい中庭にすることができます。主な管理項目と対策は以下の通りです。

・植栽の手入れ:手入れが簡単な植物を選ぶ、自動灌水システムを導入する

・落ち葉の清掃:落葉樹を避ける、効率的な清掃道具を用意する

・排水の管理:適切な勾配と排水設備を設置する

・害虫対策:防虫効果のある植物を取り入れる、定期的な消毒を行う

これらの管理を家族で協力して行うことで、緑のある豊かな暮らしを楽しむことができます。また、管理を楽しみの一つとして捉え、家族の趣味や日課として取り入れることもできるでしょう。

Q4:中庭は夏は暑く、冬は寒くなりませんか?

A4:適切な設計と対策を行えば、快適な環境を維持することができます。

夏の暑さ対策

・日よけやパーゴラの設置

・遮熱性の高い舗装材の使用

・水景や噴水の導入による気化熱の利用

・風の通り道を考慮した開口部の配置

冬の寒さ対策

・断熱性能の高い建具の使用

・床暖房やエアコンの適切な配置

・落葉樹の植栽による冬の日射確保

・風除けとなる常緑樹の配置

これらの対策を組み合わせることで、年間を通じて快適な中庭空間を実現できます。

Q5:プライバシーは確保できますか?

A5:はい、コートハウスは基本的にプライバシーの確保に優れた住宅形式です。外部に対して閉じた構造をとるため、周囲からの視線を遮ることができます。ただし、2階以上の部分や、L字型やコの字型の開放部分については、以下のような工夫が必要になる場合があります。

・ルーバーや格子の設置

・視線を遮る植栽の配置

・すりガラスや型板ガラスの使用

・建物の向きや窓の位置の工夫

これらの対策を適切に施すことで、開放感を保ちつつプライバシーを確保することが可能です。

Q6:将来的なリフォームや増築は可能ですか?

A6:コートハウスでもリフォームや増築は可能ですが、一般的な住宅に比べて制約が多くなる傾向があります。中庭を中心とした構造のため、大規模な間取りの変更や増築は難しい場合があります。ただし、以下のようなリフォームや増築は比較的行いやすいです。

・内装の更新

・設備の交換や追加

・中庭の利用方法の変更

・屋上や2階部分の増築

将来的な変更の可能性を考慮して、あらかじめ可変性のある設計にしておくことをおすすめします。また、リフォームや増築を検討する際は、構造や法規制の観点から専門家に相談することが重要です。

これらの質問と回答を参考に、コートハウスについての理解を深め、自分たちに適した住まいづくりを進めていただければと思います。さらに疑問や不安がある場合は、専門家に相談し、十分な情報を得た上で判断することをおすすめします。

まとめ

コートハウスは、中庭を中心とした独特の間取りで、プライバシーと開放感を両立できる魅力的な住まいです。メリットとデメリットをよく理解し、自分たちの生活スタイルに合ったプランを選ぶことが大切です。 専門家のアドバイスを受けながら、家族で十分に話し合い、理想の住まいづくりを進めていきましょう。コートハウスならではの、自然とつながる心地よい暮らしが実現できるはずです。

なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の資金計画の相談・作成や、相性良く親身になってくれる「営業担当者」をご紹介します。家づくりに関して少しでも不安を感じるようであれば、お問い合わせください。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

運営会社情報

  • 会社名

    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

  • 代表者

    :渡辺知光

  • 本社
    所在地

    :〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002

  • アクセス

    :地下鉄日比谷線築地駅より徒歩3分

    :地下鉄日比谷線都営浅草線東銀座駅より徒歩3分

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