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アラサー女子の賢い住宅購入術や余裕のある支払い計画について解説

家づくりの予算・費用

2024/10/23

2024/10/23

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

アラサー女子の賢い住宅購入術や余裕のある支払い計画について解説

アラサー女子の皆さん、住宅購入を考えていますか?人生の大きな節目となる家探し。でも、どうやって選べばいいの?どんなポイントに気をつければいいの?そんな疑問にお答えします。この記事では、アラサー女子が賢く住宅を購入するためのポイントを詳しく解説していきます。ぜひ最後までお付き合いください。

アラサー女子に適した余裕のある支払計画について

アラサー女子の皆さん、住宅購入を考える上で最も重要なのが支払計画です。将来のライフプランを見据えつつ、無理のない計画を立てることが大切です。ここでは、アラサー女子に適した余裕のある支払計画について詳しく解説していきます。

頭金は多く、ローンは少なくが鉄則。年間の支払いは年収の20%以内に

住宅ローンを組む際の大原則は、「頭金は多く、ローンは少なく」です。できるだけ多くの頭金を用意することで、借入額を抑えることができます。これにより、月々の返済負担を軽減し、将来的な金利変動リスクも抑えられます。

具体的には、年間の住宅ローン返済額を年収の20%以内に抑えることを目標にしましょう。例えば、年収が400万円の場合、年間の返済額は80万円以内、つまり月々の返済額は約6.7万円以内に設定するのが理想的です。この範囲内であれば、日々の生活に大きな影響を与えることなく、無理なく返済を続けられるでしょう。

【ポイント1】2025年末までに入居すれば最高410万円税金が軽減される

住宅購入を考えているアラサー女子の皆さんにとって、2025年末までの入居は大きなチャンスです。現行の住宅ローン減税制度を利用することで、最大410万円もの税金軽減を受けられるからです。

この制度は、住宅ローンの年末残高の1%を所得税額から10年間控除できるというもの。例えば、3,000万円の住宅ローンを組んだ場合、年間30万円の控除を10年間受けられ、最大で300万円の減税効果が得られます。さらに、消費税増税後の対応として、2019年10月から2025年12月までに入居した場合、最大で110万円の追加措置が適用されます。

この制度を賢く活用することで、住宅購入の負担を大幅に軽減できるでしょう。ただし、控除額は所得税額が上限となるため、自身の収入状況をよく確認し、最大限のメリットを得られるよう計画を立てましょう。

【ポイント2】繰り上げ返済を積極的にしよう

アラサー女子の皆さんにおすすめしたいのが、繰り上げ返済の活用です。昇給やボーナスなどで余裕ができたら、積極的に繰り上げ返済をすることで、総支払額を減らし、ローン返済期間を短縮することができます。

例えば、3,000万円を35年ローンで借りた場合、毎月1万円の繰り上げ返済を続けると、約4年早く返済が終わり、総額で約300万円もの利息を節約できます。これは将来の自分に大きな余裕をもたらす賢い選択といえるでしょう。

ただし、繰り上げ返済にはデメリットもあります。返済額が増えることで、当面の生活資金が減ってしまう可能性があります。また、住宅ローン減税の恩恵を受けられる期間が短くなることもあるため、自身の状況をよく見極めて判断することが大切です。

アラサー女子の皆さんにとって、無理のない支払計画を立てることは、将来の安定した生活を築く上で非常に重要です。頭金を多く用意し、返済額を適切に設定し、税制優遇や繰り上げ返済を賢く活用することで、余裕のある住宅購入を実現できるでしょう。自分の収入や貯蓄状況をしっかりと分析し、長期的な視点で支払計画を立ててください。きっと、理想の住まいを手に入れる第一歩となるはずです。

アラサー女子が選ぶべきは「中古」「コンパクト」「都心」「駅近」

アラサー女子の皆さん、住宅購入を考える際に覚えておきたいキーワードがあります。それは「中古」「コンパクト」「都心」「駅近」の4つです。これらのポイントを押さえた物件選びをすることで、快適な暮らしと将来的な資産価値の維持を両立できる可能性が高まります。それぞれのキーワードについて、詳しく見ていきましょう。

[中古] 価格が安く値下がりが少ない

中古物件は新築に比べて価格が安いのが最大の魅力です。同じ地域、同じ広さの物件で比較すると、中古物件は新築の6~7割程度の価格で購入できることも珍しくありません。これは、アラサー女子の皆さんにとって、住宅購入のハードルを大きく下げる要因となります。

また、中古物件は新築と比べて将来の値下がりリスクが低いのも特徴です。新築物件は引き渡し直後から価値が下がり始めますが、中古物件はすでに一定の値下がりを経ているため、今後の価格変動が比較的小さくなります。

さらに、リノベーションを施すことで、自分好みの住まいにアレンジすることができます。水回りの設備を新しくしたり、間取りを変更したりすることで、新築のような快適さを手に入れられるでしょう。コストパフォーマンスの高い選択肢として、中古物件は大いに検討の価値があります。

[コンパクト] 狭すぎず広すぎず35m2~55m2くらい

アラサー女子の一人暮らしには、35m2~55m2くらいの広さがちょうどいいでしょう。この広さであれば、ワンルームよりも快適な暮らしができる一方で、広すぎて管理が大変になる心配もありません。

例えば、35m2程度の1LDKであれば、リビングとベッドルームを分けることができ、プライベート空間と生活空間のメリハリをつけやすくなります。また、55m2程度の2LDKともなれば、書斎やホームオフィススペースを設けることも可能です。在宅ワークが増えている昨今、仕事と生活のバランスを取りやすい間取りは魅力的です。

また、コンパクトな物件を選ぶことで、購入価格や維持費を抑えられるのも大きなメリットです。将来的に家族が増えた場合でも、この広さであれば賃貸に出しやすく、次の住まいへのステップアップ資金としても活用できるでしょう。

[都心] 利便性が高く環境の良い立地を

都心の物件は、仕事や買い物などの日常生活の利便性が高く、充実した都市インフラを享受できます。美術館や図書館などの文化施設も多く、アクティブなアラサー女子の皆さんの生活をより豊かにしてくれるでしょう。

また、都心物件は将来的な資産価値の維持も期待できます。人口減少が進む地方と比べ、都心部は今後も一定の人口を維持すると予想されており、不動産需要も安定的に推移する可能性が高いです。

さらに、都心物件は賃貸需要も高いため、将来的に賃貸に出す際にも有利です。自分で住まなくなった後も、安定的な収入源として活用できる可能性があります。

[駅近] 最長でも駅徒歩10分以内に

駅から徒歩10分以内の物件を選ぶことで、通勤や外出の際の負担を大きく軽減できます。特に、雨の日や荷物が多い日などは、駅までの距離の短さがありがたく感じられるでしょう。

また、駅近物件は防犯面でも安心です。人通りが多く、明るい街灯に照らされた道を歩いて帰宅できるため、夜遅い帰宅時も比較的安全です。

さらに、駅近物件は将来的な売却や賃貸を考えた際にも有利になります。多くの人が駅近物件を好むため、需要が高く、資産価値も維持されやすいのです。

ただし、駅近物件は価格が高くなりがちなので、予算とのバランスを考えながら選ぶことが大切です。駅徒歩10分以内を目安に、自分のライフスタイルに合わせて最適な距離を判断しましょう。

アラサー女子の皆さん、「中古」「コンパクト」「都心」「駅近」の4つのキーワードを意識して物件を探してみてください。これらのポイントを押さえることで、現在の生活を快適にするだけでなく、将来的にも価値の下がりにくい賢い選択ができるはずです。もちろん、個人の好みや予算によって優先順位は変わってくるので、自分にとって何が最も大切かをよく考えながら、理想の住まい探しを進めてくださいね。

よくある質問(Q&A)

アラサー女子の皆さんから寄せられる、住宅購入に関するよくある質問にお答えします。疑問や不安を解消して、自信を持って住宅購入に臨みましょう。

Q1: 一人暮らしのアラサー女子でも住宅購入は可能ですか?

A1: はい、可能です。むしろ、安定した収入があるアラサー世代は、住宅ローンの審査も通りやすい傾向にあります。ただし、収入や貯蓄状況に応じて、無理のない計画を立てることが重要です。頭金を多めに用意し、ローン返済額を年収の20%以内に抑えるなど、慎重に計画を立てましょう。将来のライフプランも考慮に入れて、適切な物件を選ぶことが大切です。

Q2: 中古物件を購入する際の注意点は何ですか?

A2: 中古物件購入時の主な注意点は以下の通りです。

1. 築年数や修繕履歴:建物の老朽化度合いや、これまでどのようなメンテナンスが行われてきたかを確認しましょう。

2. 耐震性能:1981年以前の建物の場合、現行の耐震基準を満たしているか確認が必要です。

3. 管理状態:マンションの場合、管理組合の運営状況や修繕積立金の残高なども重要なチェックポイントです。

4. 周辺環境:日当たりや騒音、周辺の開発計画なども確認しましょう。

5. リフォームの可能性:自分好みにアレンジできるか、その場合の費用はどれくらいかも検討しておくとよいでしょう。

必要に応じて、専門家による建物診断を受けることをおすすめします。目に見えない劣化や欠陥を事前に把握することで、将来的なトラブルを回避できます。

Q3: 住宅ローンの審査に通りやすくするコツはありますか?

A3: 住宅ローンの審査に通りやすくするためのコツをいくつか紹介します。

1. 安定した収入があること:正社員として長期間勤務していることが有利です。

2. 貯蓄があること:頭金を多く用意できると、借入額が少なくなり審査に有利です。

3. 借入額を抑えること:年収の5倍程度が目安とされています。

4. クレジットカードの使用状況:過度な利用や延滞がないことが重要です。

5. 他の借入れがないこと:カーローンや奨学金の返済が終わっているとベターです。

6. 勤続年数:同じ会社で3年以上勤務していると有利です。

事前に自身の財務状況を整理し、必要書類をしっかり準備しておくことも大切です。また、複数の金融機関に相談してみるのもよいでしょう。審査基準は金融機関によって異なるため、自分に合った条件を見つけられる可能性が高まります。

Q4: 将来結婚や出産を考えている場合、どのような点に注意して物件を選べばいいですか?

A4: 将来のライフプランを見据えた物件選びのポイントは以下の通りです。

1. 広さ:1LDKや2LDKなど、ある程度余裕のある間取りを選びましょう。将来的に子供部屋として使える個室があるとよいでしょう。

2. 立地:教育施設や医療機関が充実している地域を選ぶと安心です。また、公園が近くにあるなど、子育てしやすい環境かどうかも確認しましょう。

3. セキュリティ:オートロックや防犯カメラなど、セキュリティ面が充実した物件が望ましいです。

4. 収納スペース:家族が増えると必然的に荷物も増えます。十分な収納スペースがあるかチェックしましょう。

5. 騒音対策:赤ちゃんの泣き声などを考慮し、防音性能の高い物件を選ぶのもよいでしょう。

6. 将来的な売却や賃貸の可能性:ファミリー向け物件として需要が見込める物件を選ぶと、将来の選択肢が広がります。

ただし、現在の生活と将来の理想のバランスを取ることが大切です。今の自分に合った物件を選びつつ、将来の可能性も考慮に入れて選択することをおすすめします。

Q5: 住宅購入の際、仲介会社は必要ですか?

A5: 仲介会社を利用するかどうかは個人の判断によりますが、初めて住宅を購入する場合は仲介会社を利用することをおすすめします。以下がその理由です。

1. 物件情報の豊富さ:仲介会社は多くの物件情報を持っているため、条件に合った物件を見つけやすくなります。

2. 専門知識のサポート:契約や住宅ローンなど、専門的な知識が必要な場面で適切なアドバイスを受けられます。

3. 価格交渉:仲介会社が間に入ることで、スムーズな価格交渉が可能になります。

4. 物件の下見や内見のアレンジ:仲介会社が売主と交渉し、スケジュール調整をしてくれます。

5. トラブル対応:契約後に問題が発生した場合も、仲介会社が間に入って解決をサポートしてくれます。

ただし、仲介手数料がかかることや、仲介会社の都合で特定の物件に誘導される可能性もあるため、注意が必要です。複数の仲介会社を利用したり、自分でも情報収集をしたりすることで、より良い物件選びができるでしょう。

これらの質問と回答を参考に、アラサー女子の皆さんが安心して住宅購入を進められることを願っています。わからないことがあれば、専門家に相談することも大切です。自分に合った理想の住まいを見つけ、充実した生活を送れますように。

まとめ

アラサー女子の皆さんにとって、住宅購入は人生の大きな転機となります。無理のない支払計画を立て、「中古」「コンパクト」「都心」「駅近」をキーワードに物件を選ぶことで、賢い住宅購入が実現できるでしょう。自分らしい暮らしを叶える素敵な住まい選びのために、この記事を参考にしてみてください。きっと、理想の住まいが見つかるはずです。

なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の資金計画の相談・作成や、相性良く親身になってくれる「営業担当者」をご紹介します。家づくりに関して少しでも不安を感じるようであれば、お問い合わせください。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

運営会社情報

  • 会社名

    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

  • 代表者

    :渡辺知光

  • 本社
    所在地

    :〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002

  • アクセス

    :地下鉄日比谷線築地駅より徒歩3分

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