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ハウスメーカーの営業担当に不信感を感じたら?営業担当の変更はできるの?

ハウスメーカー・工務店

2023/06/13

2023/09/26

記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

ハウスメーカーの営業担当に不信感を感じたら?営業担当の変更はできるの?

「このまま営業担当者に不信感を抱きながら家づくりをして大丈夫だろうか」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。家づくりは営業担当者とやりとりする機会が多く、不信感を感じたままでいるとトラブルにも発展しかねません。

結論からいうと、営業担当者は変更可能です。とはいえ、担当者変更のハードルは高く、引き継ぎにはある程度の時間がかかることから、なるべく早い段階で変更依頼をするとよいでしょう。

今回の記事ではハウスメーカーの営業担当者に不信感を抱く事例をいくつか紹介した上で、担当者を変更する方法について解説します。

なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の予算計画からもご相談を承っております。サービス詳細は以下をご参照ください。

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ハウスメーカーの営業担当者に不信感を抱く事例

ハウスメーカーの営業担当者に不信感を抱くケースとして、以下の4つの事例が挙げられます。

●      レスポンスが遅い
●      意見を取り入れてくれない
●      説明もなく仕様を変更される
●      契約後に態度が変わる

それぞれ見ていきましょう。

レスポンスが遅い

メールの返事や依頼した対応へのレスポンスが遅い場合、最初は問題が生じなくても徐々に意思疎通が難しくなる恐れがあります。というのも、家づくりは選ぶことが多いうえに、細かな部分までひとつひとつ決めていかなくてはならないからです。

また、打ち合わせの日程決めや変更をはじめ、営業担当者とのやりとりは多岐にわたります。意思疎通がうまくいかない状態が続いてしまうと、最悪の場合、打ち合わせが滞ってしまう可能性が高まるでしょう。

意見を取り入れてくれない

営業担当者の中には、依頼主の意見を取り入れてくれない人もいます。たとえば、浴室乾燥機や食洗器などのオプションを希望したにもかかわらず、不必要だと言って却下されるケースも少なくありません。明確な理由があって反対されるのであればともかく、そうでない場合には不信感を抱く原因となり得るでしょう。

とはいえ、依頼主のことを思って反対しているケースも考えられます。その理由として、多くの人は家づくりに憧れを抱き、設備を十分に整えたいと要望するからです。しかし、予算内に抑えるためには、営業担当者はプロから見て必要かどうかを判断しなくてはなりません。適切な提案の可能性もあるため、しっかりと営業担当者の意見を聞くことが大切です。

説明もなく仕様を変更される

営業担当者からの説明がないまま、仕様を変更されてしまったというトラブルもよくある事例のひとつです。仕様の変更に伴い、見積もり金額が増えてしまう恐れがあることから、不信感を抱いても仕方がないといえるでしょう。

また、そのことについて問いただした際、営業担当者から「説明した」と言い張られるケースも珍しくありません。「言った」「言わない」でトラブルになるケースは後を絶たず、打ち合わせ時にはメモを取るなどして記録を残しておくことが大切です。

契約後に態度が変わる

営業担当者の多くはノルマを課されており、「契約を取ること」が目的になっている人も少なくありません。そのため、契約後は既に次の契約の事が頭に浮かんでしまい、成約した依頼についてぞんざいな態度をとる人もいます。

依頼主からすれば、熱心な姿に信頼を寄せて契約を決めたのにもかかわらず、成約後の冷たい態度を見てあんまりだと思うでしょう。態度に改善が見られず、ひどい場合は担当者を変更してもらうように依頼することをおすすめします。

ハウスメーカーの中には打合せ段階ごとに完全に分業制となっているケースもあります。契約前に営業担当者はどの段階まで関わってくれるのか確認しておきましょう。

家づくりにおいて営業担当者との相性が重要である理由

家づくりにおいて、営業担当との相性は重要です。実際に、以下のデータを見ても46.4%と約半数の人がハウスメーカー選びの決め手となった理由について「信頼できる住宅メーカー/不動産業者だったから」と述べています。

(国土交通省 平成30年度 住宅市場動向調査より)

このように、営業担当者はハウスメーカーの顔といっても過言ではありません。どんなに理想的な仕様や設備があったとしても、営業担当者の対応がよくなければ、契約に進む可能性は低くなるでしょう。

私が昔住宅営業していた時にお客様から担当者変更希望を受けたことがあります。ご契約後のことでしたが、私の打合せ連絡が疎かになってしまいお客様を不安にさせたことが原因でした。

今思い出しても反省しかないです。その時は上司がお客様担当になりました。

家づくりはハウスメーカーと契約したからといって終わりではなく、家が建ったあとも長期にわたって付き合うことになります。そのため、最初の段階で営業担当者に不信感を抱いてしまうと、その後の信頼関係を築くのは非常に困難です。営業担当との相性がよければ、家づくりが満足いくものになるでしょう。

信頼できる営業担当者の見分け方とは?

信頼できる営業担当者の見分け方として、以下の6つが挙げられます。

●      連絡を怠らないか
●      契約を急かしてこないか
●      清潔感があるか
●      親身になって相談にのってくれるか
●      専門知識を持っているか
●      他社の批判をしない

ひとつずつ見ていきましょう。

連絡を怠らないか

仕事ができる営業担当者ほど、こまめに連絡をくれる傾向にあります。連絡がルーズな営業担当者にあたってしまうと、「質問に対しての返答がない」「約束の日にちになったのに連絡がこない」といった事態にもなりかねません。また、そうした状況が長引いてしまうと、家づくりそのものが滞ってしまいます。

契約を急かしてこないか

営業担当者の中には、あなたに考える時間を与えないほど契約を急かしてくる人がいるかも知れません。顧客の目線に立たず、「今期はノルマが未達成だから急いで契約を取らないと!!!」などと自分の都合を優先している営業担当者には注意が必要でしょう。

契約を一切急かしてこない営業担当者にはなかなか出会えないかもしれませんが、あまりにしつこく早急に契約を迫ってくる場合は他社を含めて検討し直すことをおすすめします。

清潔感があるか

仕事の進め方がルーズな人は、身なりもだらしない傾向が強いといわれています。たとえば、寝癖がついている、ヒゲを剃っていないなど、社会人としての最低限の身だしなみができていない人には注意した方がよいでしょう。

特に営業担当者は顧客とのやりとりがメインであるため、本来は身だしなみに十分に気を遣わなければなりません。そうした点を踏まえ、清潔感があるかどうかは信頼できる営業担当者を見極めるうえで大切なポイントといえるでしょう。

親身になって相談にのってくれるか

営業担当者が顧客に寄り添い、親身に相談にのってくれるかどうかも大切なポイントです。その理由として、営業担当者は日々家づくりのサポートをしているため、良くも悪くも慣れてしまっていることが挙げられます。場合によっては、プロの立場からの意見を押し付けてくることも少なくありません。

家づくりは金銭的にも大きな負担がかかるものであり、不安に感じる人がほとんどです。そのような依頼主の気持ちに寄り添いながら、提案をしてくれる人は安心できるといえます。

専門知識を持っているか

営業担当者は、家づくりのほかにも税金や補助金をはじめ、幅広い専門知識を有している必要があります。そのため、質問した内容に対して適切な返答がくるような営業担当者であれば問題ありませんが、あやふやな回答しか返ってこない場合は注意が必要です。

とはいえ、場合によっては経験が浅い営業担当者に当たってしまうこともあるでしょう。営業担当者を変えてほしいと思う方もいるかも知れませんが、その一方で若手ならではのフレッシュさで熱心にサポートしてくれる可能性があります。

若い事が理由で提案力やサポートが不十分だと感じる場合、打ち合わせに上司や設計士が参加してもらえないかどうか、相談してみるのもひとつの手です。

他社の批判をしないか

不動産業界に限らず、営業の基本原則として他社の批判をしてはいけません。仮に、営業担当者があなたの目の前で繰り返し他社の批判を織り交ぜてくるような場合、少し注意した方がよいでしょう。

具体的な例を用いて、自社と他社の違いをするのであればそこまで大きな問題ではありませんが、そこに批判の意味合いが含まれてくると自社に対する自信のなさをカバーしていると思われても仕方がありません。

ハウスメーカーの営業担当者の変更方法

営業担当者を変更してもらう主な方法は以下の3つです。

●      あらかじめ変更して欲しい理由をまとめる
●      上司に相談して変更を依頼する
●      他のモデルハウスで変更を依頼する

なお、商談が進んでしまっている場合は営業担当の変更が難しいケースもあります。ハウスメーカーによって対応が異なるため、まずは相談をしてみることをおすすめします。

あらかじめ変更して欲しい理由をまとめる

依頼をする際には必ず変更したい理由を述べる必要があります。とはいえ、理由があいまいで伝えにくい場合もあるでしょう。たとえば、相性が合わないことが理由であれば、「話すスピードが速くてついていけない」「話が回りくどくて伝わりにくい」などの具体的なエピソードを交えることをおすすめします。

変更したい理由を明確に述べることで、ハウスメーカー側も次の担当者に誰が適任であるか選びやすくなるでしょう。結果として相性のよい人を選んでくれる可能性が高まります。

また、営業担当者の変更依頼は、なるべく早い段階でおこなうようにしましょう。というのも、遅くなればなるほど引き継ぎの内容が増えるため、時間を要するほか、ミスも生じやすくなります。引き継ぎの際に不手際が生じた場合、その後トラブルに発展する恐れがあるため注意が必要です。

上司に相談して変更を依頼する

直接本人に伝えるのは気が引けるという場合は、直属の上司またはハウスメーカーのホームページから本社に相談をするとよいでしょう。電話かメールで問い合わせることになりますが、メールは何度もやりとりを行う必要があるため、スムーズに話を進めたい場合は電話で相談することをおすすめします。

なお、電話をかける際は、名前を名乗らずに上司につないでもらうようにしましょう。というのも、名前を名乗ってしまうと営業担当者に繋がれる恐れがあるためです。上司の名前がわからない場合は、「〇〇店の店長さんに繋いでもらえませんか?」と尋ねることで、営業担当者よりも立場が上の人に繋いでもらえます。

変更依頼を検討している人の中には、直接会いに行って相談したほうが話が早いと感じるかもしれません。しかし、モデルハウスに直接出向いてしまうと、本人と遭遇する恐れがあることから極力避けたほうが無難です。

他のモデルハウスで変更を依頼する

上記の2つに比べますと変更してもらえる可能性は低い方法です。

営業担当の変更をしてもらったとしても、次の担当者と相性が合うとは限りません。そこで、ミスマッチを避けるためにも事前に次の営業担当の雰囲気を見てから、その人に依頼することをおすすめします。なお、依頼する際は他のモデルハウスの人を経由することで気まずい思いをしなくて済むでしょう。

また、営業担当者を変更したいという話を切り出す際は、やわらかい口調で理由を伝えるように心がけましょう。伝え方を誤るとクレーマーだと誤認される恐れが高まるほか、次の営業担当との信頼関係も築きにくくなってしまいます。

まとめ

今回の記事では、ハウスメーカーの営業担当者の変更方法や注意点についてお伝えしました。

営業担当者に不信感を抱きながら進めてしまうと、のちにトラブルに発展するケースが高まります。というのも、担当者とやりとりすることは多く、意思疎通ができないとスムーズに打ち合わせが進みません。そのため、もし不信感を感じているのであれば、営業担当者の変更をおすすめします。

とはいえ、安易に変更を依頼してしまうのは、やめたほうが無難です。というのも、次の営業担当者にどのような人がくるかわからないだけでなく、打ち合わせ期間が延びるリスクがあるからです。

なぜ担当者を変更したいのか、明確な理由をまとめておくようにし、変更依頼をする際はなるべく早い段階で相談するとよいでしょう。

なお、当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要なハウスメーカーや工務店の営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の予算計画からもご相談を承っております。サービス詳細は以下をご参照ください。

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記事監修者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 渡辺 知光

大学卒業後、積水化学工業に入社し住宅「セキスイハイム」を販売。3年8カ月千葉県内で営業に従事し、営業表彰を6期連続受賞。
途中、母の急死に直面し、自分の将来について悩み始める。結果、大学のゼミで学んだ「保険」事業に実際に携わりたいと思いFP資格を取得して日本生命に転職。4年間営業に従事したが、顧客に対して提供出来る商品がなく退職を決意。FP兼保険代理店を開業する。

収入も顧客もゼロからのスタート。しかも独立直前に結婚し住宅購入した為、返済不安に陥り貯蓄が日々減っていく恐怖を覚える。

人生で初めて家計の見直しを行い、根本的な改善により失敗と不安を減らすコツを発見。自分の経験を生かしお客様が同じ道を歩まないよう伝えるべく「マイホーム検討者向けFP」として活動中。

運営会社情報

  • 会社名

    :有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

  • 代表者

    :渡辺知光

  • 本社
    所在地

    :〒104-0045 東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座1002

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