ハウスメーカーを複数検討したけど断るのがつらい、、断り方をプロが解説
ハウスメーカー・工務店
2023/02/10
2023/09/26
多くのハウスメーカーを比較検討しますと、どうしても断わりを入れなければならない場面が出てくるでしょう。
良くしてくれた営業マンであればなおさら申し訳ない気持ちになってしまい、断り方に悩む人も多いかもしれません。
そこで、今回はハウスメーカーへの断り方についてまとめてみました。
目次
ハウスメーカーを断る方法は電話かメールがおすすめ
ハウスメーカーに断る旨を伝える手段として、「対面」「メール」「電話」の3つが挙げられます。
どの手段が適切であるかは、そのときの状況などによって異なりますが、基本的にメールか電話で断るようにしましょう。
その理由として、対面で伝えると引き止めに合う可能性が高まることが挙げられます。
提案を断るつもりで行ったはずなのに、かえって断りづらい状況に陥ってしまうケースも少なくありません。
また、断りに行くということは、その分相手の時間も奪うことになります。営業マンのためにも対面は避けた方が無難でしょう。
また、直接伝えづらい場合や、時間がない場合にはメールがおすすめです。
しつこく引き止めにあう恐れがないほか、内容が記録として残るのでトラブルの回避にも役立ちます。
一方で、メールだけでは少し素っ気ないと感じる場合には、電話で伝えるのもよいでしょう。声にすることで、感謝の気持ちをより伝えやすくなります。
ここまで対面を避けてメールや電話がよいと述べましたが、全ての状況で対面を避けたほうがよいわけではありません。
断るかどうか、判断に迷っている場合には対面を希望した上で、再度きちんと話を聞くのもよいでしょう。
「再度相談したことで余計に悩みが増えるのでは?」と思うかもしれませんが、時に思ってもいなかったような好条件を提案されることもあるからです。
私が営業マンだった時は対面で御断りを頂くことが多かったです。営業担当者としては対面したい気持ちが強いのでメールや電話でお断りしても再度粘られるかもしれません。
ハウスメーカーを断る際は納得のいく方法で、気持ちを伝えることを意識しましょう。
ハウスメーカーの提案を断る理由
ハウスメーカーの提案を断る理由として、主に以下の3つが挙げられます。
●家づくりが中止になったから
●魅力を感じなかったから
●他社に決めたから
●営業電話やDMがしつこいから
ひとつひとつ見ていきましょう。
家づくりが中止になったから
これは断るしかない理由ですね。
営業担当者もどうしようもないのですんなり断れます。
ただし、ベテランの担当者になりますと、他のハウスメーカーで契約する為の口実ではと疑うこともあります。
もしかしたら本当に家づくりが中止になったかどうか質問を受けるかもしれません。
魅力を感じなかったから
「自分の思っていることと、ハウスメーカーが提案してくる内容が噛み合わなかった」
「何度かデザインを出してもらったけれど、どれも今ひとつで納得がいかなかった」
ハウスメーカーとのやりとりを重ねる中で、魅力を感じなくなってしまったというケースはよく見受けられます。
家は人生における大きな買い物であり、妥協したくない・納得のいく家を建てたいと考えている人がほとんどです。
そうした中で、理想を満たせそうになければハウスメーカーに断りを入れて他社に変えようといった考えが浮かんだとしても、なんら不思議なことではありません。
また、ハウスメーカーの提案に限らず、営業担当者との相性がよくないと感じてしまうのもよくあることです。
営業担当者とのやり取りは家を購入した後も続くため、ハウスメーカーを見極める際に大事なポイントのひとつといえます。
このように、ハウスメーカーに魅力を感じられないと判断した場合、なるべく早めに断りの連絡を入れるようにしましょう。
他社に決めたから
ハウスメーカーを比較検討した結果、他社に決めることになった際には断らなくてはなりません。
お世話になった営業担当者に断わりを入れるのは心苦しいですが、断りづらいという理由から先延ばしにしてしまうと、結果相手の時間を奪ってしまうことに繋がってしまいます。
他社に決めた際には、ハッキリとその旨を伝えるようにしましょう。
営業電話やDMがしつこいから
営業電話やDMのしつこさに辟易してしまい、断りの連絡をいれるケースも多いでしょう。
よくある例として、住宅展示場やショッピングモール内などのアンケートで連絡先を記載してしまったということが挙げられます。
意思がまだ固まっていないにも関わらず、しつこい営業をかけられてはそれだけで気持ちが冷めてしまうこともあるでしょう。
また、断り切れずにその場の流れで対応してしまうと、そのあと何度もしつこく連絡がくるケースも少なくありません。
勇気のいることかもしれませんが、電話が来た時点でこれ以上の営業はいらないと伝えるほか、電話そのものに応答しないといった対策も有効です。
ハウスメーカーの断り方で気を付けるポイント
スムーズに断るためには、以下の4つのポイントに気を付けることが大切です。
●なるべく早い段階で断る
●ハッキリと伝える
●感謝を述べる
●対面はなるべく避ける
それぞれ見ていきましょう。
なるべく早い段階で断る
断る意思があるのであれば、なるべく早い段階で伝えるようにしましょう。
「打ち合わせを重ねて相談に乗ってくれたから」「見積もり後だから」などという理由で躊躇してはいけません。
というのも、ノルマが課されている営業担当者にとっては見込みがないとわかったタイミングが早ければ早いほど、新規のお客様に時間を割けることが挙げられます。
また、多くの営業担当者は断られることに慣れており、断れてしまった場合の対応も事前に準備しています。
返事をあいまいにされて先延ばしにされるよりも、営業担当者のためを思うならばなるべく早い段階で断るようにしましょう。
ハッキリと伝える
どのような状況であっても、シンプルにハッキリと断ることが大切です。
基本的には「他社に決める」という理由だけで、具体的な理由を述べないほうがよいでしょう。
というのも、例えば数ある理由の中から「価格が安かったら」とひとつだけ抜き取って伝えてしまうと、それ以上の値下げを提案されてしまうかもしれません。
お互いに無駄な時間を過ごさないためにも、具体的な理由はあえて言わないほうがよいでしょう。
また、断る旨を伝えた際に、どのハウスメーカーに決めたのか聞かれるケースも多く見受けられます。
決まったハウスメーカーを伝えること自体に問題はありませんが、伝えたくないと考える人もいるでしょう。
その場合には「決めたハウスメーカーはお伝えしないようにしているため、差し控えさせていただきます」と伝えるとよいかもしれません。
もし良く提案してくれた担当者でしたら決めたハウスメーカーは教えてあげてください。
購入してもらえなかった理由が明確に分かりますので、今後の営業活動に役立ちます。
金額なのか、間取りなのか、設備なのか、外観なのか・・・購入して貰えなかった理由は知りたいはずです。
感謝を述べる
良くしてもらった営業マンであれば、断る際には感謝の気持ちを添えるとよいでしょう。
「メールだと相手にちゃんと伝わっているか不安・・・」と考えてしまう方は、電話で感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう。
今回は残念ながら縁がなかったかもしれませんが、またなんらかのタイミングでお世話になることもあるため、よくしてもらった営業担当者に対してはきちんと感謝の意を述べることが大切です。
対面はなるべく避ける
打ち合わせを重ねてお世話になった営業マンであれば、直接会いに行くことがマナーと考える人もいるかもしれませんが、そうではありません。
対面で断る旨を伝えた場合、新たな提案をされるほか、上司が出て来て説得されてしまうケースが多く見受けられます。断りに行ったつもりが、余計に断りづらくなってしまうでしょう。
そこで、引き止めにあいたくない場合はなるべくメールで伝えることをおすすめします。他提案を断る旨に加えて、これ以上の連絡は不要であることを同時に記載しておくとよいでしょう。
ハウスメーカーを断るときのメールの例文
ハウスメーカーに断りの連絡をする際に、お互いに嫌な気持ちにならずにスムーズに伝えられる例文をご紹介するので、参考にしてみてください。
例文)件名:商談の件
●●ハウス ▲▲様
お世話になっております。■■(自分の名前)です。
打ち合わせの際は、丁寧な説明をしていただき誠にありがとうございます。
家族と話し合った結果、他社と契約することになりました。
今回はご縁がなかったということで見送らせていただきます。
メールにて恐縮ですが、今まで本当にありがとうございました。
■■(自分の名前)
基本的に謝る言葉を添える必要はなく、断る旨と感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。なるべく無駄なことは書かず、ハッキリと伝えることが大切です。
【Q&A】ハウスメーカーの断り方で悩みやすいポイント
ハウスメーカーの断り方で、よくありがちな悩みやすいポイントについてまとめてみました。
逆提案をされたらどうする?
しつこい営業マンの場合、断った際に新たに提案をされて困ってしまうケースも多く見受けられます。
電話や対面で逆提案をされてしまった場合には、「家族で話し合ってから再度連絡をさせてほしい」と伝えて一旦去り、後日メールにて断る旨を伝えるとよいでしょう。その際には、「今後の連絡は差し控えさせていただきます」などといった内容を加えれば、その後に連絡が来たとしても返信をしなくても問題ありません。
私が昔営業だった時には、断られたら逆提案しました。もしかしたらまだチャンスがあるかもと前向きに思う気持ちと実際に他社の契約を破棄して自社で契約して頂いた経験がある為です。
状況次第ですが、少しでも気持ちに迷いがありそうでしたら話を聞いても良いでしょう。
菓子折りは必要?
提案を断った営業担当者に対し、菓子折りを渡す必要はありません。
断られるのが仕事とまでは言えませんが、営業担当者は断られることに慣れています。そのため、断ったことに罪悪感を抱く必要はないほか、菓子折りもいらないでしょう。
SNSでの断りで良い?
打ち合わせ時にメールではなく、LINE等SNSで連絡を取り合うケースもあるかもしれません。
SNSで断るほうがスムーズにいくと感じるかもしれませんが、マナーの観点から見ても断る際にはメールで要件を伝えることをおすすめします。
基本的に連絡先のメールアドレスは相手の名刺に記載があるため、そこに断りの連絡をいれるようにしましょう。
営業担当者からもSNSでの断りが増えたと聞きますが、あまり良い印象は持たれないですね。
まとめ
今回の記事では、ハウスメーカーの断り方についてお伝えしました。
断るという行動に対し、どことなく苦手意識を持つ方も多いかもしれません。しかし、いつまでも引き延ばしたところで結果が好転するわけではなく、できるだけ早めに断りの連絡を入れることが大切です。
当社が提供している「housemarriage」では、住宅コンシェルジュが理想の家づくりのサポートとして、住まいを探す上で重要な営業担当者とのマッチングサポートをさせていただきます。住宅購入の予算計画からもご相談を承っております。サービス詳細は以下をご参照ください。
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